晴登雨読

山と自然を楽しみ、より良き社会を望む自由人。
飛騨 鈴鹿 大峰など日本百名山から里山まで山の魅力と美しさを記録する。

大展望が開ける「由布岳」へ登る

2017-06-20 22:32:25 | 九州の山
人気の温泉の町、湯布院の北に町を抱えるように聳えるのが「由布岳」。
快晴の6月8日。この由布岳に登った。由布岳の南斜面の正面登山口を午前9時過ぎにスタートした。
緑の絨毯を敷き詰めたなだらかな丘を登りつめ登山口へ、ここからは広葉樹の林の中の九十九折の道を2時間弱ほど登りつめると一気に展望が開ける。
 ミヤマキリシマの群落と眼下に広がる湯布院の町や昨日登った九重連山を眺めながら2時間30分ほどで西峰、東峰の分岐点となるマタエに到着。
ここから主峰である西峰へは垂直の岩場をクサリを頼って登ること20分で由布岳の頂上に達する。
頂上からは別府市の西に聳える「鶴見岳」越しに別府湾が、そして南の眼下には湯布院の町と遠く九重連山が展望できた。
由布岳正面登山口から登山開始

正面に由布岳、左の緑の絨毯の小山は飯盛ヶ城

広葉樹の林の九十九折の道をひたすら登る

九十九折りの道を登ると林が切れ、ミヤマキリシマ越しに頂上が見える

眼下にには飯盛ヶ城と湯布院の町が広がる

遠くに昨日登った「九重連山」を望む

九十九折りの道を登りつめれば「マタエ」に。ここから由布岳西峰の断崖越しに見る湯布院の町並み

マタエから九重連山を望む

マタエから西峰への岩稜、鎖場の繰り返しとなる。



岩稜を登る


由布岳の最高所、西峰から東峰へを望む。東峰は比較的穏やかに登れる

由布岳登頂


由布岳頂上より九重の山々

由布岳西峰より「鶴見岳」越しの別府湾、この山の向こうが別府の町

飯盛が城、名前の由来は何だろう?

午後2時30分、無事スタート地点の正面登山口に下山。



ミヤマキリシマの咲く九重連山へ

2017-06-14 21:48:59 | 九州の山
ミヤマキリシマが美しい・久住の峰々と坊がつる
 1700m級の山が8座も連なる九州.九重連山。
人みな花に 酔うときも残雪恋し 山に入り涙を流す山男
雪解(ゆきげ)の水に春を知る
みやまきりしま 咲き誇り山紅に大船の峰を仰ぎて山男
花の情けを知る者ぞ
 この歌詞に惹かれて憧れの地となっていた「坊がつる」。ミヤマキリシマ満開のこの時期に、ここを訪れることができるとあってわくわくする山旅となった。
 6月7日早朝、大阪南港からフェリーで別府港に着いたがあいにくの雨。そこで当初に予定していた牧ノ戸から久住山をへて法華院温泉をめざすルートを変更して、初日に長者ヶ原から雨が池越えから坊がずるに下り法華院温泉に宿泊。2日目(8日)に大船山へピストンの後、法華院温泉から北千里を通過して久住別れから久住山へ、そして牧ノ戸へ下ることに変更した。
関連ーhttp://4travel.jp/traveler/tosihiro/

 初日は、激しい雨の中をずぶぬれになりながら法華院温泉に14時過ぎに到着した。雨に濡れそぼるミヤマキリシマが美しく雨の中の山行を楽しめた。

ミヤマキリシマが美しい『雨が池』

雨に曇る『坊がつる』

法華院温泉に14時過ぎに到着


2日目、快晴の中大船山へ、そして久住山をめぐる
2日目、法華院温泉を早朝6時30分出発、大船山をめざす。「坊がづる」はもやっていました。

段原あたりからは、満開の「ミヤマキリシマ」の群落が見事です。



大船山直下の断崖とミヤマキリシマ

大船山頂上より久住山を望む

大船山頂上 標高1786.4m

大船山より北大船、尾根道のミヤマキリシマ群落

大船山より坊がつると法華院温泉

頂上直下の「御池」

大船山を坊がつるまで下って振り仰ぐ


そして坊がつるキャンプ場からこれから目指す久住山方向

法華院温泉の裏手に聳える断崖に咲くミヤマキリシマ


一面荒涼とした風景に代わる「北千里浜」

北千里浜をつめれば「久住別れ」ここから荒涼とした硫黄山方向を振る帰る

久住別れから「久住山」をめざす

久住山の山頂

久住山山頂 この頂は1786.6m

久住山山頂は360度の大パノラマ
登ってきた硫黄山方向

東の稲星山

中岳への道





扇ヶ鼻分岐あたりのミヤマキリシマ



沓掛山を下った第一展望台より、今下ってきた「久住山」を振り返る

午後4時30分、「坊がつる賛歌」歌碑の牧の戸登山口に到着