晴登雨読

山と自然を楽しみ、より良き社会を望む自由人。
飛騨 鈴鹿 大峰など日本百名山から里山まで山の魅力と美しさを記録する。

夏 ``鳥取の大山へ

2023-07-18 11:26:43 | 中国・四国の山
7月17日、猛暑が続くなか鳥取の大山に出かけた。大山は初めての山。
麓の「大山寺」のホテルに前泊し、翌朝6時、登山開始。雲が多めだが一応晴れている。
ホテルから大山寺橋を渡り夏山登山道から弥山頂上をめざした。道は階段状に整備されているが登りが連続するなかなか厳しい道。登山道は1合目から9合目までの標識と標高を示す道標がある。
 登山道はブナの林を縫ってゆくが、随所で大山の麓の牧場や米子市街、美保湾や中海が視界にはいる。
 約1時間30分で6合目避難小屋に到着。7合目辺りから岩場の道が現れるが、8合目あたりから木道が整備され、これが弥山頂上まで続く。この木道の周囲は大山キャラボクの群落と満開の高山植が楽しませてくれる。スタートから3時間、9時10分に弥山頂上についた。残念ながら雲が視界を妨げ十分でないが、それでも大山の山麓やぼんやりではあるが日本海や中海が展望できた。
頂上で遅い朝食・昼食をとって下山。下山は、六合目あたりまでは来た道を引き返し、行者谷別れから大神山神社境内に至る行者谷ルートを取った。

目指す大山「弥山」
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登山道は階段状に整備されている


一合目標識
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樹間から日本海も望める。




6合目避難小屋からの大山北壁を望む
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8合目以降は木道が続く。
高山植物と大山キャラボクが周囲を覆う。
















弥山頂上
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大山頂上避難小屋と頂上から米子方面を望む
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下山開始
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行者谷コース「行者谷から屏風岩」を望むもが雲に視界を遮られる。


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大神山神社の「行者谷コース」の登山口に無事下山。


大山寺の参道を下る。



高島トレイル・朽木麻生から桜谷山・百里ヶ岳へ

2023-05-28 14:25:09 | 比良山・高島トレイル
 5月27日(土)高島トレイルの第9弾。旧朽木村麻生から桜谷山を経て木地山峠から百里ヶ岳まで進み朽木麻生へ戻るルートです。
朽木新本陣に集合して朽木麻生へ移動し、高島トレイルの駒ヶ岳西尾根をめざします。西尾根から池河内越、桜谷山と進み、ここで昼食タイム。
昼食後、一旦木地山峠(660m)へ下り、登り返して百里ヶ岳へ。
その後、百里新道分岐から南谷へ下って朽木麻生へ戻ります。行程は、歩行距離が14km、休憩時間を入れて10時間のコースタイムです。

朽木 下麻生を出発。ここは高島市にのデマンドバスの停留所です


駒ヶ岳西尾根を目指し急登の植林帯を抜けると見事なブナ林






ブナ林を行く


駒ヶ岳からのトレイルルートの見晴、景観が素晴らしい。

越前、若狭湾・三方湖を望む


与助谷山で一休み


さらにトレイルを進み桜谷山を目指す。杼木の浜が満開


トレイルルートから琵琶湖・比良山を展望




桜谷山到着。昼食タイム


桜谷山から急下りで木地山峠へ


長い尾根を登り切って「百里が岳」到着




ここから尾根道を辿って「朽木 麻生」へ下山です。琵琶湖一望の尾根を下る。




無事、スタート地点の麻生に到着です。
歩行距離が14km、休憩時間を入れて10時間のコースタイムでした。


鈴鹿八風谷から八風峠・釈迦が岳へ

2023-05-18 18:14:34 | 鈴鹿の山々
30℃を超えた5月17日(水)。鈴鹿の八風谷を遡上し八風峠から鈴鹿10座の釈迦が岳へ。この県境稜線は、シロヤシオと石楠花が満開だった。
国道421号、石槫トンネル口の空き地に駐車し、王子製紙の植林地を抜け八風谷を「八風峠」まで渓流に沿って遡行。稜線に出て八風峠までシロヤシオが満開の道でした。
 しゃくなげとシロヤシオのトンネルを抜けて稜線の道を釈迦が岳へ。
頂上は、大勢の登山者で満席。昼食を取って、下山は中峠から八風谷に下りたのですが沢道が荒廃し道間違いにハラハラしながらテープを頼りに無事下山できました。快晴の鈴鹿の稜線から釈迦が岳の絶景を満喫する山行でした。
八風谷を遡行








途中尾根道までにしゃくなげが満開








八風峠からはシロヤシオが満開


















御池岳頂上もシロヤシオが満開でした。








中峠から荒廃した谷道を八風谷へ無事下山できました。





久々の鈴鹿の御池岳

2023-04-28 16:07:25 | 鈴鹿の山々
4月27日、快晴、鈴鹿・御池岳に久々に出かけた。いま話題のバイカオウレン(梅花黄蓮)や山頂周辺のバイケイソウをパシャり、久々の鈴鹿の御池岳です。御池山頂から奥の平一帯の笹が鹿の食害で壊滅。笹保護目的の柵がらしくない光景を作っていました。

御池岳登山道でみつけた「梅花黄連」

鈴北岳・日本庭園

御池岳「奥の平」



御池岳頂上付近のバイケイソウ群落。




御池岳頂上







鏡池から三俣蓮華岳

2022-08-25 10:42:49 | 日本アルプス
本当に久々となる登山、裏銀座の一部を縦走した。あいにくの天候だったが雨空の合間にも晴れ上がっ登山が楽しめた。コースは新穂高温泉からわさび平ー鏡平ー双六山荘ー双六岳ー三俣蓮華岳ー三俣山荘ー双六山荘ー鏡平ーわさび平の縦走をした。















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飛騨の高層湿原の花とぶな林。籾糠山

2021-07-10 22:43:34 | 飛騨の山
久々に山の会メンバーと飛騨山地、白川郷にある籾糠山へ登った。標高1744m.途中1300m辺りに高層湿原が広がりブナや桂の巨木の林が圧倒するコースです。さらに登山道からは、残雪の白山や北アルプスが遠望できる素晴らしいルートでした。
































紅葉の鈴鹿・三池岳と「八風峠」

2020-11-12 18:54:34 | 鈴鹿の山々
織田信長が近江と美濃を行き来した街道であり、また古来より近江商人が伊勢と近江を往来した商人の街道であった八風街道。この街道の鈴鹿越えの峠が「八風峠」である。峠には「八風明神」が祀られ朱塗りの鳥居が立つ。近江側は近江八幡より八日市を経て永源寺の杠葉尾から八風谷を遡行すること1時間余りで「八風峠」に至る。
 峠より伊勢湾をめざして八風渓を下れば菰野町田光に至る。ここに八風領鎮神社がある。
快晴の10月28日に、菰野町の八風キャンプ場から三池岳をめざして急登の尾根道を登る。約2時間 20分で御池岳の三角点に着く。ここで昼食としたが、快晴のこの日、東には雪を被る「御嶽山」さらに北東には、雪化粧の白山を展望できた。この三角点から10分ほどで三池岳頂上に至る。ここから県境稜線を南西に下れば「八風峠」。
峠は、朱塗りの鳥居が目印となる。峠からは、伊勢湾や四日市・名古屋駅周辺の高層ビル群が見える。滋賀県側は、林に覆われ展望がきかない。峠から1時間45分でスタート地点の八風キャンプ場に下山した。














少し霞むが頂付近は雪をまとった「御嶽山」が望める。さらにこの日は「白山」も展望できた。


竜ヶ岳。この季節頂上付近には赤い羊が現れる。


三池岳の頂上 直ぐ北に竜ヶ岳が。






この右の山道が、滋賀県側、永源寺杠葉尾からの道。


滋賀県側の八風谷からの稜線道への出会いは、八風峠とは少しずれて北側ある。


「八風峠」到着です。朱塗りの鳥居があざやか。近年ぬり直されたか。


滋賀県側は灌木に覆われ十分な視界がないが、琵琶湖などが望める。


峠は起伏はあるが樹木も少なく広場となっている。そこに八風峠のシンボル朱塗りの鳥居がある。



















京都 西芳寺(苔寺)・大覚寺をめぐる

2020-08-25 20:26:59 | 旅・旅行
梅雨明けが例年になく遅く7月末日と言うのにまだ梅雨が明け切らず雨模様の中、京都西山の西芳寺「苔」寺を訪れた。
京都のお寺でありながら初めて訪れる。梅雨明けまじかの激しい雷雨に打たれた庭園の苔が瑞々しく、且つ、コロナ禍の中での参観とあって極めてひっそりとした寺領を独り占めしたような至極の時が過ごせた。
 本堂で写経を行って苔むす庭園を一巡り。昼どきとなって門前のそば処でそばをいただく。
 帰路に時間があって嵐山へ回り大覚寺に参拝。門をくぐるなり激しいい「雷雨」にみまわれ、境内一帯が雨霞に覆われなかなかの風景となった。
























































半端でなかった真夏の赤城山

2019-08-17 09:28:38 | 北関東の山
熊に遭遇した尾瀬・至仏山登山を終え、せっかくなのでもう一つ「百名山」を登ることにした。
尾瀬から降りて「老神温泉」に一泊したあと赤城山・黒檜山を目指すことにした。この日は快晴で標高の高い赤城大沼の湖畔でも半端でない暑さである。
この酷暑の中、急登の登山道から・黒檜山をめざした。午前9時30分に赤城神社近くの登山口をスタート、約1時間30分で黒檜山山頂に到着。下山は赤城駒ヶ岳を経由して大沼湖畔に下山した。酷暑の中の登山は半端な暑さでは無かった。
赤城神社近くの登山口。急登から始まる。




15分程で大沼が目の前に広がる

あと少しで黒檜山


1時間30分で黒檜山に到着

頂上で四国・松山から一人で登ってこられた方に出会って歓談。下山は来た道を戻る班と駒ヶ岳経由で下山する2班に分かれた。
赤城駒ヶ岳山頂で一息。

2班とも13時前には下山できた。

木道で熊と遭遇、尾瀬・至仏山

2019-08-16 13:53:14 | 北関東の山
7月29日(月)何年ぶりかとなる尾瀬・至仏山をめざした。名神と中央道、さらに関越道の沼田インターから戸倉へ、ここで装備を整えてタクシーで鳩待峠へ、鳩待峠から山の鼻までやく1時間で国民宿舎尾瀬ロッジ溶着した。
 ロッジの夕食前に周辺を散策中、何と熊に遭遇。尾瀬の山の鼻から至仏山に至る木道でばったりと熊に。笹の中からひょっこり現れ、木道を横切って湿原の中に歩き去った。それほど大きくなく熊も驚いたことだったかもしれません。
 翌朝5時30分山の鼻のロッジを出発して至仏山へ、幸い天候は晴れ、湿原から約2時間で樹林帯を抜けてコ-スタイムの予定通りに9時には至仏山山頂に到着。
 帰路は小至仏山から悪沢岳kを経由をして12時に鳩待峠へ無事到着した。片品村の道の駅などで土産を買って、次の山「赤城山」を目指すために老神温泉に向かった。
途中の高速からの妙義山

鳩待峠からの出発です。

峠からの下り、水芭蕉は大きな葉っぱに

尾瀬、山の鼻・宿泊の尾瀬ロッジ到着

夕日の湿原と燧岳




何と夕食前の木道散歩で熊に遭遇。ロッジから至仏山の登山口に向かう僅か30Mほどのところで遭遇。こちらはびっくり。でも熊は悠然と木道を横切り湿原へ。






翌朝、5時30分「至仏山」目指して出発。天気は晴れ。湿原と燧岳を一望。





登ること1時間余り、森林限界からは高山植物が勢揃い。






午前9時 至仏山頂上到着

すこし曇りますが尾瀬を望みます




小至仏を経て鳩待峠へ下ります。

ここからは花畑の連続



花畑の下山道





尾瀬ヶ原も展望

12時過ぎに「鳩待峠」無事下山です







早朝の水田が見事な「みずかがみ」に

2019-05-23 18:03:06 | 時事 トピック
日の出前の早朝5時。田植えの前の圃場が大きな鏡となて見事な景色をつくった。朝焼けの空。周囲の街路樹。田の周りのマンションを映す。早朝の風もない晴天にしか、このシンメトリーの風景は、見られない。











晩秋の鈴鹿・日本コバに登る

2018-11-20 10:51:42 | 鈴鹿の山々
 鈴鹿中央部の愛知川の支流、御池川の流域は「小椋谷」と呼ばれ、この谷の最奥の集落である君ヶ畑や蛭谷集落は「木地師発祥の地」とされている。
 近年は奥永源寺地域とも呼ばれている。859年(平安時代)ごろ、惟喬親王が隠れ住み轆轤(ろくろ)の技術を伝えたという伝承がある。惟喬親王は文徳天皇の第1皇子だが、母親の違う弟(藤原良房の孫)との皇位継承争いに遭い弟の惟仁親王が皇太子となり後に即位するが惟喬親王の即位は叶わなずこの地に追われたとされている。この小椋谷の木地師達が磨いた轆轤技術が日本中に広がったことから「木地師発祥の地」と言われるようになった。
 今回の登山は、愛知川が御池川と神崎川に分流する御池川の入口にあたる箕川や政所の西に聳える「日本コバ」を目指すことにした。
 僅か934.1mの山でありながら、たいそうにも「日本コバ」と、日本を冠する山名を持っている。しかも、鈴鹿に多いカタカナ表示で「コバ」と表されている。
「コバ」は、「木場(きば)」が転じたとも言われているが諸説あるようである。

登山は、「道の駅・奥永源寺渓流の里」からスタートし、愛知川沿いの「如来堂」の春日神社の参道が登山口となっている。


藤川谷を登り、日本コバの頂から尾根筋を周回して、政所に下る。



登山道は、この藤川谷を登り、数度の渡渉を繰り返し頂上に至るルートである。






途中、豹の穴や「岩や」(奇人の屈)と言われる洞窟がある。

内部は意外と広い





このあたりは、岩場もありこの岩場が「屈」となっている。




「奇人の屈」の入口。内部は意外と広い





奇人の屈の前からの展望は、一本松の向正面に竜ヶ岳が聳える。


この標識が政所からの登山ルートとの合流点。ここを過ぎれば渓流が流れる窪地・湿地が現れる。







この湿地から尾根へ抜ければ「日本コバ」934,1mの頂にでる。頂は展望があまりよくないがそれでも木間から東近江の風景が一望できる。




頂上の周遊コースの尾根道から、湖東平野や琵琶湖を望むことができる


頂上で昼食の後、頂上から中央の窪地・湿地を取り巻く尾根道を周遊するコースをめぐって、「政所」の集落へと至るルートから集落内の茶畑へ下った。



周回コースを一周してきた。右が周回コースからの道、左が「如来堂」からの道と「政所」コースの道との合流点に100mで至る。手前が「政所」へと下る道





政所集落の茶畑に下る


政所の秋。紅葉が集落をつつむ。山村集落の晩秋の風景が美しい。

秋・源頼朝が隠れた「天吉寺、廃寺跡」を巡る

2018-11-04 17:51:06 | 湖北の山
 近江・浅井氏の居城だった小谷城祉の東、天吉寺山(標高917m)の中腹670m当たりの山中に多くの礎石群が残る「天吉寺廃寺跡」がある。
 この廃寺は、貞観7年(865年)に天台僧・安然によって開創されたとつたえられ、平治の乱に敗れた源頼朝が東国へ逃れる道すがら一時隠れたと伝えられている
戦国時代の戦火や織田信長の焼き討ちなどにより大寺院は焼失したが、現在、廃寺跡として山門跡や経堂跡、三重塔跡、鐘楼跡、本堂跡などが草木に覆われて礎石が残っているのみである。「天吉寺山」の登山口である麓の長浜市野瀬町の集落奥に、苔むす参道と山門、本堂がひっそりとたたずむ現在の「大吉寺」がある。
 今回は、この「大吉寺」の本堂裏手の登山口から、標高670m当たりの「天吉寺廃寺跡」をめぐって標高917mの天吉寺山頂上を往復する山歩きを総勢15名で行った。
天気は快晴、山も紅葉の終盤とあって気持ちの言い山歩きとなったが、ただ、このコースは思いのほか急傾斜の道が続き、かつ道が荒れているのが難点で要注意である。

野瀬の集落奥に大吉寺の参道と山門がある。






山門を入れば苔むす庭


現在の大吉寺本堂

この本堂裏から登山道が始まる



高度が上がると琵琶湖の景色が広hがる


急傾斜の山道を登ること約1時間で廃寺跡の山門につく。

さらに急傾斜を登る


三重塔跡、この当たりから礎石の跡が幾つもづくく。

鐘楼跡



経堂跡

そして本堂の跡と礎石

本堂の礎石




本堂跡の奥には、源頼朝の供養塔がある


休息の後、「天吉寺山頂上」めざして出発、


本堂後の上段には、「覺道上人」の入定屈がある

急登を登りきると尾根道にでる

紅葉のトンネルと琵琶湖の景色が



びわ湖の・竹生島


頂上手前の急登を振り返ると伊吹山が

山頂一帯は、シロモジ・クロモジ林




12時10分「天吉寺山頂上」に到着。
周囲は灌木に覆われ展望があまり効かないが、それでも昨年登った「ブンゲン」など奥伊吹の山々や真下には姉川ダムが望める

奥伊吹「ブンゲン」を望む


頂上で昼食の後、来た道を引き返えす。途中、琵琶湖の眺めが美しい


午後3時10分、ふもとの「大吉寺」に到着。夕日に苔がはえて見事な景色




秋の谷川岳

2018-10-16 10:12:27 | 上信越の山
かつて「魔の山」と呼ばれた谷川岳。登山口となる上越線の土合駅前には谷川岳で犠牲となった5百余名の遭難者の名が刻まれた墓碑がある。途方もない犠牲者の数は日本一、いや世界一とも言われる。この「魔の山」も土合口からロープウェーとリフトを使って天神尾根からトマノ耳とオキノ耳の頂をめざすコースは多くの登山者が楽める安全な道である。10月9日、紅葉を楽しみながらこの天神尾根から双耳峰の2つの頂を目指した。
 ロープウェーの土合口駅は多くの登山者が列をなし、天神平から熊穴沢避難小屋、さらにその先の岩尾根の一帯は登山者の渋滞ができる状況だった。頂である「オキノ耳」から魔性の山を象徴する岳の東面、マチが沢や一の倉沢の紅葉を期待したが薄くガスで覆われており残念であった。
朝9時、ロープウェーの乗車口

9時15分 天神平から登山開始

登山路は紅葉の中



45分で熊穴沢避難小屋に

この先が岩尾根の連続です




天神尾根の途中「天狗のたまり場」


この先が谷川岳肩の小屋


行く手左前方にはオジカの沢の頭に連なる稜線


2つの頂へあと10分となる「谷川岳肩の小屋」に12:00到着。簡単な昼食の後「トマノ耳」をめざす。


12:20 「トマノ耳」到着


トマノ耳より、これから登るオキノ耳を望む




オキノ耳よりマチが沢や一の倉沢の谷を覗く






登ってきた谷川岳を振り返る


15時20分 天神平ロープウェー駅へ下山

上越国境・巻機山の紅葉

2018-10-12 16:07:07 | 上信越の山
 雪深い上信越国境の山々は積雪量の多さから独特の山容を持っているように思う。草原状の頂が広がり地塘が点在する山が多い。今回はその上越国境の山「巻機山」の紅葉を巡る山旅を計画した。越後上布や塩沢紬など雪深い越後の山里で織られた織物の里の信仰の対象であったところから「巻機山」と呼ばれたとのこと。
 台風25号が、日本海を北上し北海道沖へ抜けた10月7日、雨の中を前泊地の南魚沼市清水の「山の宿・曇天」へ向かった。この御宿は、民家を移築した宿とのことだが、雪国らしい極太の立派な柱や桁、框の建物に大きな囲炉裏が設けられた宿だった。
 夕食のきのこ汁を堪能して翌日の登山に備えた。
10月8日、山の紅葉真っ盛りとあって清水集落の奥「桜坂駐車場」は朝6時過ぎに満車状態だったが幸いにも登山口の近くに駐車し井戸尾根から山頂を目指した。
 五合目あたりまで急坂を上るがブナ林の見事な紅葉が広がる。さらに6合目では対岸のヌクビ沢の天狗岩や行者の滝の景観が素晴らしい。さらに7合目からニセ巻機山の山頂(9合目)にかかても灌木の紅葉が素晴らしい景観を見せてくれる。
 ニセ巻機山から避難小屋、御機屋、頂上、そして最高標高点にかけては笹原の緑と草紅葉の茶の見事な草原が広がった。
前泊の「山の宿・曇天」、囲炉裏でアユの塩焼き

井戸尾根登山口を6時にスタート

ブナ林の紅葉のトンネルがつづく







6合目からは紅葉のヌクビ沢と天狗岩の絶景

そして7合目あたりからニセ巻機山をバックに灌木の紅葉が広がる









10時20分「ニセ巻機山」到着です




さらに笹原と草紅葉が広がる道をたどって避難小屋・御機屋・巻機山山頂をめざす。

避難小屋から巻機山を望む

正面が御機屋、右が巻機山

途中の織姫の池(池塘)

御機屋から織姫の池を振り返る

御機屋の山頂標識到着

御機屋から最高地点目指す



丁度12時に「頂」に到着

頂から割引山を望む

避難小屋まで下る

下りの道も紅葉のトンネル