晴登雨読

山と自然を楽しみ、より良き社会を望む自由人。
飛騨 鈴鹿 大峰など日本百名山から里山まで山の魅力と美しさを記録する。

押立森林組合の体験ハイキングに参加しました。

2017-05-22 10:56:51 | 里山散歩
押立森林組合の体験ハイキングで押立山登山に参加しました。子供たちを含め総勢16人の体験ハイク、今回で11回目です。シカの食害防止のテープ巻きや森林機能の説明に納得。真夏日の気温でしたが山の上は涼風もあり、頂上からは湖東地方を一望できる景色や鈴鹿の新緑の山並みを堪能できるハイキンクでいた。

森林の役割を手作りの道具でもって説明を聞く。納得です。

約1時間余りの登山コース。10:00にスタートです。

藤の花・タニウツギ・ホウノキなど満開です。



松枯れ被害が目につきますが、元気な松も随所に






11時30分 押し立山頂上に到着です。
頂には三角点と南極越冬隊で有名な西堀栄三郎氏の生誕100年記念登山碑がありました。

頂上一角からは湖東平野を一望です。正面の低い山が箕作山・太郎坊山、そして霞む三上山、少し黄砂霞の向こうには琵琶湖が。

鈴鹿のど真ん中「天狗堂」も展望できます。枯死した松の左の「富士山」に似た山が鈴鹿10座の天狗堂。

直下には「湖東三山の百済寺」が、そして名神高速が


押し立山は、「押立神社」の奥宮がある

押立神社奥宮

何と、戦前の「松根油」採取の後が残っていました。松は枯れ木でしたが太平洋戦争末期、戦闘機用航空燃料が欠乏していた日本で「松根油緊急増産運動」として石油の代替燃料としての松根油を、こんな山奥にまで求めていたのでしょうか。

立派なモミの木が

植林された桧を鹿の食害から守るテープ巻きを子供たちも体験

根本から鹿が樹皮をめくる。表皮と幹の間にできる水分を含んだ被膜を食べるため幹そのものが枯死するそうである。

2時30分 全員がそろって下山。振り返っての押し立山です

春の花々咲く・鷲走ヶ岳

2017-05-18 16:05:12 | 北陸の山
「残雪の白山」が美しい鷲走ヶ岳
「残雪の白山」が美しい石川・福井県境、鷲走ヶ岳に出かけた。早春の残雪の型が鷲が羽ばたくように見えることから、この山名がついたといわれる。金沢の水源、手取ダム湖畔の東二口の集落からスタート。上りは、いったん白抜山を経由して鷲走が岳に至るルートをとった。下りは水芭蕉の群落がみられコースを下った。
 集落の登山口を9時40分にスタート、約2時間で白抜き山の頂上に至った。頂上の電波反射板が無粋だが眼下には手取湖が、そしてその向こうには残雪の「白山」がどっしりとかまえる光景は見事。
 白抜き山で小休止の後、一旦下って約1時間ほどで鷲走が岳の頂に着いた。頂上はタムシバの花が咲き誇り残雪の白山が眼前に迫る。さらに笈ヶ岳方面も見渡せ、反対側の日本海方面の展望もきく。
 この鷲走が岳登山道は、ミツバツツジ、キクザキイチゲ、にりんそう、ちごゆり、イワウチワ、さらにサンカヨウや水芭蕉の群落など、春の花が次々に現れる「花の山」である。

めざす白抜山とオオカメノキ

新緑のブナ林

みつばつつじ

キクザキイチゲも今が盛り

ツボスミレ







さらにサンカヨウ・イワウチワなど

キジムシロ

イワウチワ

コウジオウレン


スタートから2時間で白抜き山に
白抜き山、山頂には巨大な電波反射板

白抜き山山頂から「残雪の白山」、眼下には手取りダム湖

白抜き山で小休止、一旦下って鷲走ヶ岳をめざす
続く道は、「花の道」
ちごゆり

ニリン草

こしじおうれん

きじむしろ

春の花を道案内に、白抜き山から約1時間で鷲走ヶ岳の頂に到着
鷲走が岳頂上からは、眼前に残雪の白山が

頂上には方位版が


頂上の電波反射板したから勝山市街と日本海を望む


頂上のタムシバ・藤の花が満開






下山の道も花の道
水芭蕉の群落



ウラジロヨウラク


下り道の見事なごよう松の古木


午後3時、無事登山口へ