晴登雨読

山と自然を楽しみ、より良き社会を望む自由人。
飛騨 鈴鹿 大峰など日本百名山から里山まで山の魅力と美しさを記録する。

紅葉の鈴鹿・三池岳と「八風峠」

2020-11-12 18:54:34 | 鈴鹿の山々
織田信長が近江と美濃を行き来した街道であり、また古来より近江商人が伊勢と近江を往来した商人の街道であった八風街道。この街道の鈴鹿越えの峠が「八風峠」である。峠には「八風明神」が祀られ朱塗りの鳥居が立つ。近江側は近江八幡より八日市を経て永源寺の杠葉尾から八風谷を遡行すること1時間余りで「八風峠」に至る。
 峠より伊勢湾をめざして八風渓を下れば菰野町田光に至る。ここに八風領鎮神社がある。
快晴の10月28日に、菰野町の八風キャンプ場から三池岳をめざして急登の尾根道を登る。約2時間 20分で御池岳の三角点に着く。ここで昼食としたが、快晴のこの日、東には雪を被る「御嶽山」さらに北東には、雪化粧の白山を展望できた。この三角点から10分ほどで三池岳頂上に至る。ここから県境稜線を南西に下れば「八風峠」。
峠は、朱塗りの鳥居が目印となる。峠からは、伊勢湾や四日市・名古屋駅周辺の高層ビル群が見える。滋賀県側は、林に覆われ展望がきかない。峠から1時間45分でスタート地点の八風キャンプ場に下山した。














少し霞むが頂付近は雪をまとった「御嶽山」が望める。さらにこの日は「白山」も展望できた。


竜ヶ岳。この季節頂上付近には赤い羊が現れる。


三池岳の頂上 直ぐ北に竜ヶ岳が。






この右の山道が、滋賀県側、永源寺杠葉尾からの道。


滋賀県側の八風谷からの稜線道への出会いは、八風峠とは少しずれて北側ある。


「八風峠」到着です。朱塗りの鳥居があざやか。近年ぬり直されたか。


滋賀県側は灌木に覆われ十分な視界がないが、琵琶湖などが望める。


峠は起伏はあるが樹木も少なく広場となっている。そこに八風峠のシンボル朱塗りの鳥居がある。