晴登雨読

山と自然を楽しみ、より良き社会を望む自由人。
飛騨 鈴鹿 大峰など日本百名山から里山まで山の魅力と美しさを記録する。

鈴鹿・竜ヶ岳、満開のシロヤシオを期待して

2015-05-22 19:11:42 | 鈴鹿の山々
満開のシロヤシオを期待したが、残念 
 
 5月21日、満開の「シロヤシオ」の景観を期待して鈴鹿・竜ヶ岳をめざしたが、今年は、裏年らしく花を付ける木々は僅かで白い子羊の群れは見られなかった。
 それでも緑の絨毯を引きつめた竜ヶ岳の頂上一帯には「緑の子羊」が群れる絶景が広がっていた。

快晴・強風の中 宇賀渓を出発
7時45分、宇賀渓キャンプ場を出発し遠足尾根から竜ヶ岳頂上をめざした。植林された樹林の中のつづら折れの登山道を約1時間ほど進む。

展望台からは竜ヶ岳の頂が望める
林地の道に突然岩尾根が現れるがここが展望台(展望台 634M)。
ここからは竜ヶ岳の頂が望める

遠足尾根と新道分岐
遠足尾根の主稜線に出た地点が新道との分岐。この当たりから広葉樹の林となって新緑がすがすがしい。ここまで宇賀渓から1時間30分

しばらくは緑のトンネルがつづく

緑のトンネルを抜けると視界が一気に広がる。
竜ヶ岳の頂と伊勢湾が視界に広がる。



シロヤシオのトンネルが続くが
笹原の中にシロヤシノ群落のトンネルが続くが、残念ながら花を付ける樹木はほとんどない状況。

それでも白い花を付ける樹木がちらほらと
数少ない花を付けたシロヤシオの木。樹間から見える山容が御池岳

真っ赤なヤマツツジの満開が見事





藤原岳・御池岳を望む

竜ヶ岳頂上まであと一息

竜ヶ岳頂上到着
午前11時10分 約3時間で竜ヶ岳頂上に到着。眼下に広がるいなべ市とその向こうに伊勢湾。そして西には滋賀の風景。

石槫峠から長尾滝、五階滝を経て宇賀渓へ
 下山は、石槫峠から長尾滝まで下り、中道登山道を五階滝・燕滝・魚止滝を経て宇賀渓へ下るルートを選んだ。気持ち良い稜線を下るが、向こうに見えるのは滋賀県側。

途中の重ね岩
 石槫峠へ続く尾根道にある重ね岩。峠までの中間地点。頂上を12時に出発し石槫峠へは13時に到着。

つづら折れの旧国道421号の石槫峠


長尾の滝
この滝の巻き道は、鉄梯子となっている。



長尾滝・五階滝・燕滝をへて宇賀渓駐車場へ
石槫峠から暫くは旧国道の舗装道を下るが、途中で「長尾滝」への案内がありここから谷へと下る。
渓路は、幾度となく渓流を渡る
しかし、矢印のような標識が少なく判然としないので数度迷う。迷い道に注意。



無事にスタート地点の宇賀渓の駐車場に帰着しました。

新緑の里山(箕作山・太郎坊)へ

2015-05-16 20:44:01 | 里山散歩
内海に点々と浮かぶ島のように、小さな山々が点在する琵琶湖の東岸、湖東地方。これらの山は、安土山や観音寺山に代表されるように戦国期以前から多くの城や砦が築かれてきた歴史を持つ。
 その一つ箕作山は、安土山・観音寺山の東に位置し城も築かれていた。また、城址が残る小脇山と「太郎坊宮」が祀られる赤神山などと一つの山塊を成している。新緑が眩しい5月、その箕作山・小脇山・太郎坊山を散策した。

太郎坊山から延命山
山裾に広がるの市街地が東近江市(旧八日市)


太郎坊山から鈴鹿を望む
 山裾には、田植えが終わった水田と見事に実りを迎えた「麦秋」の光景が広がる


箕作山の頂上


箕作山山頂より観音寺山(きぬがさ山)と琵琶湖を望む
鉄塔の位置が「箕作城址」 、左から下る尾根が「きぬがさ山」。ここには観音寺城址がある


太郎坊山より三上山(近江富士)や比叡山を望む
右の山が小脇山、左に頭を覗かせるのが三上山、そして遠くかすむのが比良・比叡山


箕作山より新幹線
ちょうど「登り、下りの新幹線」の行き違いを遠望


箕作山と小脇山の尾根道


小脇山頂上
小脇山には三等三角点がある。この小脇山の尾根には、かつて大阪の堂島あたりから彦根・長浜にコメ相場を「手旗合図」でつたえるための旗振り台が残る。大阪方面・湖北方面が見通せる。


小脇山より太郎坊山を望む
左側の2こぶの山、前方がご神体の「赤神山」


小脇山頂上より琵琶湖・西の湖と安土方面を望む

高島トレイル 2  赤坂山

2015-05-10 08:42:23 | 比良山・高島トレイル
イワカガミやイワウチワが咲く気持ち良い尾根道

 昨年に引き続き、山の会の高島トレイル縦走の第2弾を5月9日(土)に行った。今回は、黒河峠から三国山を経て明王の禿へ、さらに赤坂山から栗柄越えを経て寒風へ、寒風からマキノ高原スキー場へ下山するコースを巡った。
 参加者は12名、午前8時にマキノ高原スキー場に車を駐車、搬送用の車に分乗して黒河林道を黒河峠の手前まで入り駐車。ここから峠まで徒歩で詰めて登山開始。

黒河峠のトレイル登山口

さっそく足元にイワウチワが 
登山口にイワウチワ、春の花の出迎えである

三国山への稜線から、昨年縦走した乗鞍岳方面を展望
トレイルルートから分岐する三国山への稜線には「イワウチワ」の群生地が随所にみられ、春の花が咲き誇る気分の良い尾根道である。

アルペン的な雰囲気の明王の禿
明王の禿から今辿ってきた三国山を振り返る。この明王の禿は、東側斜面が大きく崩壊しており、なかなかアルペン的な雰囲気を持っている。

赤坂山の頂上
三国山から赤坂山、さらにその先のトレイル・ルート上には樹木が少なく、絶えず琵琶湖が一望できる気持ちの良い稜線ルートである。

福井・滋賀の県境
三角点を境に奥が高島市、手前が福井県・大飯町。後ろに開けている琵琶湖が一望できる赤坂山の頂上。

寒風からマキノ高原と琵琶湖を望む

寒風からの急降下の尾根道はイワカガミの群落が


さらにカタクリも随所に

マキノスキー場
尾根道を下り切った所でマキノスキー場の上部に出る。この日は、スキー場で「バイク大会」と称するハーレーダビットソンの愛好者の大きなイベントが。