オレが居たのは、石造りの部屋の中だった。
砦の塔の最上階。
外の様子は判然としない。
空の色からして、赤くなり青くなり、刻々と変わっている。
戸惑うオレの前に、一人の男が進み出てきた。
全身を黄金の甲冑で覆った、古風な戦士だ。
その立ち振る舞いには隙がなく、歴戦の腕と知れる。
彼の後ろには、更に8人の戦士が控えていた。
長なのだろう、先頭に立つ戦士が言った。
「我らは黄金騎士団だ。
我が騎士団の助力を求めるならば、その証を見せよ。
我らの宝である鉄扇を返したまえ」
オレは心当たりの物を、騎士団長に差し出した。
青い円に九本の矢の描かれた鉄扇だ。
すると騎士団長は、恭しくひざまずいて受け取った。
「紛れもない。我々が長らく探していた物だ。
ならばこの黄金騎士団、そなたの盟友として参戦いたそう」
段々からくりが分かってきた。
どうやら、オレが今までに得た品にまつわる救いの手が、
集まってきているようだ。
ならば、この不可思議な旅路もそろそろ終わりかと思った時、
再びオレは跳ばされた。
砦の塔の最上階。
外の様子は判然としない。
空の色からして、赤くなり青くなり、刻々と変わっている。
戸惑うオレの前に、一人の男が進み出てきた。
全身を黄金の甲冑で覆った、古風な戦士だ。
その立ち振る舞いには隙がなく、歴戦の腕と知れる。
彼の後ろには、更に8人の戦士が控えていた。
長なのだろう、先頭に立つ戦士が言った。
「我らは黄金騎士団だ。
我が騎士団の助力を求めるならば、その証を見せよ。
我らの宝である鉄扇を返したまえ」
オレは心当たりの物を、騎士団長に差し出した。
青い円に九本の矢の描かれた鉄扇だ。
すると騎士団長は、恭しくひざまずいて受け取った。
「紛れもない。我々が長らく探していた物だ。
ならばこの黄金騎士団、そなたの盟友として参戦いたそう」
段々からくりが分かってきた。
どうやら、オレが今までに得た品にまつわる救いの手が、
集まってきているようだ。
ならば、この不可思議な旅路もそろそろ終わりかと思った時、
再びオレは跳ばされた。