好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

星新一ショートショート再読。(その47)

2024-03-31 | 星新一ショートショート
『白い記憶』
新潮文庫、番号47、『ボッコちゃん』収録。

他作家のアイディア殺しとして定評のある星氏。
SFやホラーなどは基本として、今回の話では、まさかのラブコメが披露される。

この話はある程度ネタバレしないと語れないから、途中まであらすじを明かす。

舞台は病院。
共に記憶喪失状態で運び込まれた男女は、会ってすぐに意気投合し、一気にラブラブ。
それもそのはず、実は二人、とうに結婚していた、という流れ。

この後は当然、二人とも記憶を取り戻す展開に入り……そこから先のオチは伏せよう。

さあ皆さん、想像してみてください。
あなた好みのカップルやコンビ、恋人や親友たちが、どっちも記憶喪失して初対面に戻ったら何が起こるだろうと。
このアイディアだけで、人によっては無限にエピソード創れるだろう。
一次創作でも二次創作でも何でも良しだ。

そんなオイシイ状況を、こんなにもアッサリと料理してしまうのが、星新一ショートショートの素晴らしくも恐ろしい点である。

それでは。また次回。

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