好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

銚子電鉄宣伝小説。

2024-09-01 | 物語全般
『電車を止めるな!』(by寺井広樹)、読了。

映画『カメラを止めるな!』とタイトルが似てるのは意図的な物。
とにかく世に広める事がこの本の目的だから。

知ってる人は知っている、銚子電鉄は現在、濡れ煎餅などの飲食物で主たる運営をつないでいる。
それと共に、路線上で数々のイベントをこなしている。
この本を元にした映画版も公開されている。
そんな事情が予備知識。

以下ストーリー。
銚子電鉄は、廃線危機を越えるべく、現地の心霊現象を扱ったツアーを企画。
オカルト関係の有識者(?)を集め、動画サイトで生配信を試みる。
すると確かに起こった心霊現象。
降りられなくなった列車内で、人々はピンチに陥る。

こう紹介すると恐ろしげだか、実際の雰囲気は寧ろ軽い。
子供の霊の下りはやや気が沈むが、それも後には人情噺として胸に残る。

ただこの本、小説というより、映画版の脚本のような印象を受けた。
まず小見出しが非常に多い。場面転換の行空けも然り。ネットコメントも一言ずつ行替え。
普段読書しない人でも読みやすいというのは、長所になるかな?

それでは。また次回。