神様、仏様、そしてさようなら、稲尾様

朝、「めざましＴＶ」のニュースを見て、驚いた。
稲尾和久氏が、亡くなった。
「ええー！！」と、朝食の準備をしながら、信じられない思いで画面の前で、しばし、呆然・・・。

この前まで、ＴＶに出ていた・・・よね？
嘘でしょう！？

日本シリーズの解説もしてなかったっけ・・・？

まさに「急逝」だったので、朝刊にはなにも掲載されていなかった。

その後「とくダネ！」をそのままつけていたら、司会の小倉さんから稲尾さんの逝去の話しが。



そして夕方。

だいたい私は、夕方の情報番組ではＲＫＢの「今日感テレビ」をつけることが多く、そこでよく番組のコメンテーターである稲尾さんを見ていた。
（たまに「めんたいワイド」を見ているが）

あれだけの大投手で、ものすごい記録をたくさん持っていながらも、ＴＶの中の（特に今日感テレビでの）稲尾さんは、いつもおいしそうに何か食べていた。

もちろん、稲尾さんの現役時代は知らない。
彼が引退したのは、私が生まれる前の年だったし・・・。

それでも、ホークスの解説では「時に厳しく時に優しく」まさに「父の目」であった。

いつもおいしそうに食べている姿と、その優しい語り口が、現役を知らない私でも、どことなく親しみを持っていた。

どれだけすごい人だったかは、こちらをどうぞ。


稲尾さんの最後の「今日感テレビ」の出演は、１０月２５日だった。
本当に、つい最近のこと・・・。

この日の番組は、急遽、稲尾さんの追悼特集になっていたのだが・・・。

たくさんのメッセージを、司会の川上さんが読み上げる。
視聴者からのメッセージ、関係者からのメッセージ。

楽天イーグルスの野村監督からのメッセージを読んでいる最中、相当こらえていたのだろう、しかし、川上さんは言葉に詰まり号泣していた。

見ていたこっちまで、涙があふれてしまった・・・。

そういえば同じような感覚を、昨年も味わったっけ・・・。

それは、ばってん荒川さんが亡くなった時だった。
某動画サイトで、ばってんさんが出演していた夕方番組（熊本ローカルなので、福岡では見られない）が、ばってんさんの追悼番組を放送していたのを見た。

出演者が皆、こらえきれずに号泣していたっけ・・・。



稲尾さん、まだ７０歳だなんて、早すぎますよ。

天国から、鷹ナインを見守ってください。

ご冥福をお祈りします。