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大きかった彼の手

2005-07-20 09:31:56 | テレビ話
昨日、何気にロンブーが出ているTVを見た。
先日亡くなった、橋本真也が出演していた。
この撮影から一月も経たずに、橋本は亡くなってしまったんだろう・・・。
TVを見る限り、とても「死」のイメージは想像もつかない。

10年ぐらい前、私は橋本選手から握手をしてもらったことがあったのだ。
訃報をニュースで知ったときは、驚くと同時に彼の手の大きさやぬくもりも思い出した。

当時、友人が佐々木健介のファンだった。
佐々木健介は福岡出身で、福岡市内にプロレス関連のグッズを販売する店舗がオープンし、
そのイベントで、健介はもちろん橋本もいた。
雪が降る2月、八木山バイパスをなんとか越えて、イベント会場まで友人と出かけた。
私自身、プロレスを含めて格闘技はまったくわからないので、ホントにつきあいで行ったのだ。
雪が降る中傘を差し、イベントのメインであるオークションをじっと見ていた。
最後に握手会があり、友人は佐々木健介の列に並び(ファンだからね)、私は橋本真也の列に並んだ。
「ありがとうございました」
間近で見たプロレスラーはとても大きく、なんとも威圧感があった。
くりっとした大きな目、私の手を包み込むほどの大きな手。
思わずぺこっと会釈した。
きっとリングの上では、まったく別人みたいなんだろうな。
礼儀正しくて優しそうな人だな・・・。
雪が降る中、彼らはTシャツだよ。
プロレスラーってすごいなー。私が握手したのは、橋本真也っていうのか・・・。
当時、ほとんど何も知らない状態だったのだが、TVなどで佐々木健介や橋本真也を見る度、そのときの出来事を思い出していた。

その後、佐々木健介は北斗晶と結婚し、友人からあまり健介の名前を聞くことは無くなってしまった。

普通にニュースで橋本真也の訃報を聞いただけでは、「あーそんなんだ、まだ若いのに・・・」と思うだけだったかもしれない。
一度、生で見た、しかも握手までしてもらった。
それだけなのに、なにやらやるせないというか、なんというか・・・。

40歳になったばかり。
こんなに早く逝かなくてもよかったのに・・・。

大きかった彼の手は、とても温かかった。