幸せについての考察 【桐棺三寸】

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ある会社の話

2006-02-01 | 日記 Ⅰ

ちょっと前に醜聞だらけだった某自動車メーカー。
ああいう体質は系列全体の体質かもしれませんね。
同系列・某会社に勤務する人から聞いた話です。

ミス・トラブルが発生しても自部署でなければいい、という体質。
ミスというのは大体、複合的要因が絡むもの。
そのトラブルに多少なりとも関わりのあった全ての部署に、各々改善すべき点があるものだと思います。

しかしここでは本当の原因を究明しようとせず、部署間同士でミスのなすりつけ合いが始まります。(たいてい一番発言力の弱い部署や、子会社等の責任となりますが)
そして、まず理想とされる結論を先に決め、そこに至る経緯をあとから構築(というか「創作」?)する、という…。

前述の人の表現では、こんな感じでした。
「例えば、目的地まで車で移動しなければならないとする。そして途中には、信号無視して飛び出してくる車や、交通ルールを守らない車がたくさん走っている。しかし、もしそれらの車にぶつかってしまったら、悪いのはオレになる。『他はいいから、まず自分が事故を防ぐ方法を考えなさい』ということだ。しかも、目的地には時間内に着かなければならない。」…


更に、前述の自動車メーカーの元エラい人が、「オレは知らなかった」という意味のことを言ってましたが、正にその通りだと思います。

同系列・某会社のエラい方々も、運ばれてくる情報を動かず待つだけ。
しかも自分の見たくない情報は見ようともしない、という印象を受けるようです。
もちろん、進んで最前線の現場や現状など知ろうともしません。

お客さんはもちろん、会社及び従業員にとって何が一番よいか、ということよりも、既得権の維持に精一杯。
自分さえ痛まなければいい、という感じです。
そのくせ、対外的な体面だけはとても気にする。

まあジャンルを問わず、長く続いている大規模な組織や、エラい方々だけはいっぱいいるという会社には、多かれ少なかれこういう体質があるんでしょうけど。
不謹慎ですが、死人でも出なきゃ動かないんでしょうね。


今日も最後までお目通しいただき、ありがとうございます。
あなたに、良いことがいっぱいありますよう…。

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