ニュースの疑問

日々のニュースの中で、疑問を感じたことを、分析して、裏側をえぐり、真実を探っていく。

福島県 未成年の甲状腺異常の調査結果

2014年03月29日 | 福島原発
甲状腺がん、福島は他県並み

2014年3月28日(金)20時25分配信 共同通信

 環境省は28日、東京電力福島第1原発事故による福島県の子どもの健康影響を調べるため、比較対象として青森、山梨、長崎の3県の子どもの甲状腺がんの頻度を調べた結果を発表した。「対象者数が違うので単純比較はできないが、福島と発生頻度が同程度だった」としている。

 環境省は2012年11月~13年3月、青森県弘前市、甲府市、長崎市の3~18歳の計4365人を対象に、甲状腺の結節(しこり)などの有無を調査。福島と同様の56・5%に当たる2468人に5ミリ以下のしこりなどが見つかったほか、44人に5・1ミリ以上のしこりなどが見つかり、2次検査が必要と診断されていた。
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このニュースのポイントは、調査実施時期にあります。

「 環境省は2012年11月~13年3月 」

東日本大震災が発生したのは 2011年3月11日ですから 

まだ1年半余しか経過していない時期です。


一方で彼らはチェルノブイリの件を取り上げて 

影響が出るのは 5年以上過ぎてからだと言ってる。

矛盾していますね。

わざわざ1年以上寝かせておいて 今頃発表して 事故から時間が経過しているかのように印象づけている。

それからもうひとつ 元のデータは 環境省のホームページの右側の下のほう
http://www.env.go.jp/
新着 更新情報の欄にあります。
そこで 調査対象人数がわかります。
福島県・・・・・・・・ 269354人
他3県・・・・・・・・ ・・4365人
人数が違いすぎますね。その上 他県のほうに 無作為抽出という単語もない。
なんらかの異常を感じて病院を訪れた人の数だという疑いも感じさせます。

統計の数字だからまちがいないだろうと印象づけるテクニック。
統計というものは その数字の扱い方でどうにでも印象操作できるものですから。
官僚の得意とするテクニックです。そこを見抜けないといけません。


* 影響が現れる前のデータにすぎない。
* 調査対象が同じかどうかわからない。

このふたつが問題です。


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