Kakuma News Reflector 日本語版

カクマ難民キャンプの難民によるフリープレス
翻訳:難民自立支援ネットワークREN
著作権:REN(無断引用転載禁)

2010年6月号  MIX ME(栄養補強剤)の末端調査

2010年11月17日 | 健康
Mix Me(栄養補強剤)の末端調査が今年の2月から5月まで行われた。Mix Meは、これまでもずっと気になる製品だったが、女性や10代の少女たち、キャンプの学校に通い栄養クラブに入っている子どもたちの間で、俄然、注目を浴びる存在になった。端末調査に参加したのは、8つの小学校とカクマ中学校から選ばれた13才から17才までの185人の少女たちだった。

選ばれた少女たちの面接は2月22日の朝、行われた。それぞれ15分から20分のインタビューを受け、前回の調査結果が渡された。今回の調査は、ふくれあがった難民コミュニティーの中から、出産可能な年代の女性に対象を絞って行われた。

身体測定の装置など栄養状態を評価するための機材まで動員して、身長や体重、MUAC(上腕周囲径測定帯)が測定された。バレル・ナム小学校で調査を受けていた10代の少女がKANEREに次のような感想を話してくれた。「去年の調査の結果を聞くことができて、とても嬉しいです。それに去年より血液の量がとても増えていると言われました」

Mix Meによると、この末端調査の目的は、早くそして正確に、カクマキャンプの難民の深刻な栄養失調のケースを見つけ出すことだという。「昨年の参加、ありがとうございました。引き続きMix Meを使ってください。また、他の方々にも是非勧めてください」 カクマ1の末端調査で、Mix Meの代理業者が、出産可能な年齢の女性に話しかけていた。カクマ1では貧血や深刻な栄養失調のケースが見つかった。症状が見つかった人は女性のためのSFP(栄養補助プログラム)を紹介され、IRC難民病院で適切な治療を受けることになった。

KANEREはWFP(世界食糧計画)のMix Me事務所に何度かインタビューを申し込んだが、WFPのMix Me国家計画事務官によると、「今回の調査結果はまだ整っていない。ナイロビ事務所からの許可がないと、データは公開できない」という。

Mix Meの末端調査によると、FDC(食料配給センター)でMix Meを支給するペースは落ちている。今年末に向かってMix Meの予算は抑えられそうだ。


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