★不倫から抜け出したい★

やっとの思いで不倫から抜け出したと思いきや、また新たな悩みが…誰にも話せないで悩んでる人が、少しでも楽になれたらいいな!

元気な爺U【香港編】

2006-02-05 00:00:41 | renka男と女【番外編】
私がこの国で就職するまで、就職活動の為に、香港にも長期滞在していました。
長期なので、いつものようにホテルに泊まるわけにもいかず、チープな
ゲストハウスを見つけ泊まっていました。
そこの店主はよくしてくれたんだけど、どうやら私をダシにしている
ようなところがあって、「うちに日本人が泊まってるわよ!」と宣伝しまくって
いたのです。(そのゲストハウスには珍しかったよう…)
私が寝ぼけながらお湯をくみにカウンター近く
まで行った時に、「このお客さんも日本人よ!」と年配の男性を紹介されました。

見た目、50代くらいかな?
話を聞けば、60代後半。。。
正直、なんでこんな年配の人がこんな安いゲストハウスに泊まっているのか?
って疑問には思ったけど、そこまで興味もなかったので、「どーも」と
軽く挨拶をして、立ち去ろうとしました。
すると、そのおじさんは勝手に自己紹介を始めました。
おじさんの話によると、おじさんは自営業で、少し若く見えるけど実は60過ぎ。
香港には何度か来ていて、詳しい・・・とか。
私はその時点でもう20回くらい香港に行っていたので、香港のことは
知り尽くしていました。
でも、年上の人を立てないとと思い、自分のことは黙っていました。
その爺Uが、「今から食事に行くから付き合って・・・」と誘ってきました。
「一人で食事しようと思っても、なかなか中華のレストランは入れないでしょ?
つまんないんだよ・・・」としょんぼり言いました。
確かに、円卓を囲む中華は2人でも入りにくいくらいで、1人ではかなり
変な感じで、入りにくい雰囲気があります。
私は爺Uがかわいそうになって、まっ、自分も時間あるし付き合うか!と
一緒に出かけることにしました。

爺Uは私を通訳代わりに使いまくり、お茶屋さんでも無理なことばかり
私に訳させます。時には爺Uのカバン持ち
私は一体なんなんだ?!と腹も立ってきたんだけど、、、
肝心の食事には向かう気配もない
さっきまで「知ってる店がある」なんて強気に言ってたのに、急に「どっか
知ってる店ない?」と訊いてきた。・・・なんじゃそれ。

私はその爺Uを連れて中華レストランに行き、一緒に食事をした。
私のことについて訊かれて、私は今までの流れを説明しました。
就職活動をしているけど、なかなか難しいってことを話していると、
「私の知り合いの会社を紹介するよ!」とパンフレットを出して
その会社について紹介してくれました。
話を聞くと、その会社は爺Uの取引先で、仲も良いから、私のことを喜んで
受けてくれるだろうという。なんだか胡散臭い話だなぁ・・・と思っていると、
そこで、電話をかけて話してくれた。
私も電話をかわり、今度面接しよう!ってとこまで扱ぎつけた。
(※結局、その後、その会社には連絡しませんでした)


私は少し明かりが見えたような気がして、ご機嫌になった。
爺Uも口だけじゃないなぁ・・・
「これも何かの縁だ。利用させてもらおう!」と都合よく解釈した。


その後、お洒落なバーが集まるエリアに連れて行けとうるさいので、
連れて行った。
私はさっきのレストランでを散々飲まされたけど、全然酔っていなかった。
一方、口だけ爺Uはフラフラで・・・平地で躓いている
「大丈夫ですか?もし酔ったんならもう帰りましょう!」と言ったが、
爺はどうしてもバーに行くと言ってきかない。

私はしょうがなく爺に肩を貸して、バーに入った。
爺の話によると・・・
爺は出張先である都市で、銀行員の女性に一目ぼれし、待ち伏せをして、
アプローチ。その後、何度か通い、プロポーズして、結婚したそうだ。
奥さんの写真を見せてもらった。(現地人)20代だ。。。
爺U60代後半。。。犯罪ではないか?!と思いつつ、
それでも純粋に想い合うのなら、いいじゃないか!とも思った。


が・・・しか~し、
爺はバーに入るなり、その店の定員(白人女性)に声を掛け捲り、
かなり強引に連絡先を訊いていた。ただのスケベ爺じゃないか!!
年齢のワリに気が若い・・・
まだまだ元気・・・という感じだ。
「さっきお茶屋で撮った写真を送るから」ということで、
私も連絡先を訊かれた。私は日本の住所と電話番号を教えた。
当分日本には戻らないし、大丈夫だろう・・・と思ったから。。。


その店を出て、フラフラの爺Uをタクシーに押し込み、宿へ戻った。
遅かったので、ゲストハウスの管理人ももうカウンターのある部屋の鍵を
閉めて、寝ていた。
爺Uはそっち側の部屋に泊まっていて、私は長期滞在なので、別エリアの
広めの部屋に泊まっていた。
爺は私を自分の部屋に入れようと強引。
私は管理人を呼び起こし、目で合図をして、爺を任せた。

翌日、酔いから醒めた爺Uが今日発つので、最後にお茶でもしようと
誘ってきた。なんだかイヤだったけど、しょうがなく近くのホテルの
カフェでお茶することにした。


爺曰く、「昨日は一緒に寝たかった。
renkaちゃんを抱いて寝たかったんだよ!」
私は一気に鳥肌がたった・・・気持ち悪ぅ~い!!
「renkaちゃんは1人で力強く生きている。でも、本当は弱いんだ。
私には分かるよ・・・そんなrenkaちゃんを抱きしめて寝たかったな」と言った。
爺が言った。
60代後半の爺が言った。しつこい?)

私は自分の祖父と変わらない感覚で、接していたので、ビックリだった。
こんな年でも、まだまだ性欲があるのか・・・
それを知った時、複雑な心境だった。


教訓:「爺を侮るな!」

年配だからといって、気を抜いてはいけない。
大変勉強になりました。

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