Renkaのバレンタインデー②

不倫彼Bくんが帰った後、妄想が始まったので、
気を紛らわそうと、他のことを考えることにした。

他のこと・・・と言うのは、Yくんのことなんだけど・・・
Yくんは彼女いるけど、今は新しい職場で郊外に住んでるから、
彼女とも会えなくって寂しい思いをしているだろう。


そこで、待ってくれているであろうYくんとチャットする前に、
Yくん宛にEカードを送ろうと、色々バレンタインのカードを選んでいた。
でも、混雑中で、、、
なかなか表示されないし・・・。
イライラしながら、色々なカードを開こうとした。
結局、容量の小さいカードがやっと開いて、仕方なくそのカード
をYくんに送ることにした。
やっとカードを送信出来て、パッと時間を見たら、もう23時！
22時にはBくんが帰っていたのに・・・

こんなんだったらYくんとチャットしたら良かったかなぁ・・・

って思いながら、Yくんの携帯にメールしてみた。
「もう帰ってる？！」
「とっくに帰ってるよ！」

その一言で拗ねてるような気がした。

「そうか・・・ごめんね！」
「バレンタインは楽しく過ごせた？」

なんかそんなの応えたくないなぁ・・・
と、話をそらした。

「実は、ちょっと前に帰ってたけど、カードを送ろうと
　　　　思って選んでたけど、混雑してて、なかなか開けなくて、
　　　　時間がかかってしまったよぉ・・・」
「ははは　そうなんだ。ありがとう！！」

なんだか機嫌が良くなった様子のYくん。


「今日はチャットしないの？っていうか、お風呂入った？」
「うん、Renkaちゃんがいつ帰って来るか分からなかったから、
　　　　先にお風呂入っちゃった・・・
　　　　で、今日はちょっと疲れたから、もう寝ようと思う。
　　　　ごめんね！」
「そうか・・・仕方ないなぁ・・・
　　　　じゃ、おやすみぃ！」
「Renkaちゃんも、早く寝てね！
　　　　あっ、そうそう！ハッピー・バレンタイン！！
　　　　まだ0時になってない、間に合ってよかったぁ！！」
「はははありがと！Yくんも良い夢見れますように！
　　　　Renkaの夢が見れますように・・・」
「見れたらいいなぁ・・・」

そして、オヤスミしたのでした。


考えてみたら、Bくんが奥さんとバレンタイン第二弾してるんじゃ
ないか？？？って妄想してるくせに・・・

私ったら・・・

自己嫌悪だけど、幸せな気分になれました。