無表情

昨日は、一昨日のことで彼も大丈夫？と心配してくれてた
んだけど、私の笑顔はなかなか出てこなかった。
少し楽しいことがあって笑っていても、彼の顔を見ると、
すぐに気分が沈み、顔が無表情に戻ってしまう。


安定剤なんて・・・と思っていたんだけど、結局朝からも
安定剤を飲んでいた。
昨日のようにカラダが震えるほど爆発してしまうのが恐かったし、
少しは落ち着くと思ったから・・・


いつものようにＬさんから、「食べに行こうよ！」と誘いの
電話が来たんだけど、「ちょっと体調が悪いので・・・」と
断った。
後で考えたら、体調ではなく、精神的になんで、気晴らしに
行った方がよかったのかなぁ・・・なんて。
でも、まぁいいや・・・。


退勤時間になって・・・
彼が「早く帰ってお喋りしようよ！」と言ってきたので、
さっさと仕事を済ませ、帰ってきた。
彼は大雨の中、時間差でバイクで来てくれた。

いつも通りに話をする。
彼が「昨日の二次会さぁ・・・」と言いかけた時、私は「言わなくていい！
聞きたくない！」と話を切った。
一緒に参加していたＮ（以前ライバル心を燃やしてた女）の変な
行動を“キモい”と言いたげだったんだけど、そんなの別に聞きたくない。
っていうか、私との時間を作れなかったのに、Ｎと席は離れていた
とはいえ、同じ時間を過ごしたと思うと胸糞悪かった。

違う話題に変える。

彼は私の膝枕で気持ちよくなってきて、大きくなったアソコを
アピールするんだけど、今日はそんな気になれなくて、無視した。
Ｈ大好きな私も流石に今日は気分が乗らない。


彼もいつもより長くいてくれた。
8時半には帰らないと、お母さんから「まだ来ないの？」と怒りの電話が
かかってくる。
彼は、週に２日は母親の待つ実家に晩御飯を食べに行くマザコンだ。
既に9時をまわっていた。
「じゃ、帰るね！」と立ち上がった。
もうその時点で、私の頭の中は土日の孤独感がドッと押し寄せてきて、
涙が出てきた。
彼は、優しく手を引っ張って私を起こす。
彼の背中にピッタリとくっ付いて玄関まで歩く。
バイバイのチューをして、扉を閉めた瞬間また
ドバーッと涙が溢れてきた。

泣きながらマンションの下でバイクのエンジンをかける彼を見送る。
携帯の灯りでバイバイして、彼は母親のところに向かった。


私は何も食べる気にもならず、でも、何か食べないと・・・と
カップラーメンを食べた。
この2,3日まともに食べてないから・・・余計に力も出ない。

彼はお母さんちにいる時、ずっと私にメールをしてきてくれる。
それは、そこに奥さんは居ないという証し。
私にはそれが救い。

まだ彼はお母さんちに一時間も居ないのに、「そろそろ帰るね！」と
メールが届いた。
「今日はなんでそんなに早いの？」と返信した。
「今日、マージャンだから・・・」だって。。。
私は「そんなに大事なんだ・・・」とイヤミメールを送ってしまった。
彼からの返事はなかった。

そして、私は疲れて寝てしまった。