冷戦時の各戦略家が創設
ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS:サイス)は、冷戦時代の各戦略家、ポール・ニッツェとクリスチャン・ハーター元国務長官が、1943年に設立した政策大学院であり、
The Paul Nitze School of Advanced International Studies という正式名称を持ちます。
主に外交関係のエリートを養成するために設立され、1950年にジョンズ・ホプキンス大学に編入されました。
ジョンズ・ホプキンス大学自体はメリーランド州ボルティモアにあるのに、SAISがワシントンDCに位置しているのは、そのためです。
著名教授陣には、カーター政権の大統領補佐官のズビクニュー・ブレジンスキーや、「歴史の終わり」で一躍有名になったネオコン派のフランシス・フクヤマ教授、ブッシュ政権の国防副長官として、イラク戦争を事実上推進した、シオニスト・ネオコン派の、ポール・ウォルフヴィッツ(元世界銀行総裁)、在任期間2005年~2007年、がいます。
SAISのホームページによれば、1995年までに8600人ほどの学生が卒業し、143ケ国で活躍しています。
さしずめ、アメリカ帝国の「世界管理要員要請所」というところでしょう。