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ワシントン 初代大統領就任 そしてホワイトハウス

2023-10-15 09:02:14 | 秘密結社 フリーメーソン、イルミナティなど、


       ジョージ・ワシントン(1732-1799)
                   George Washington
  アメリカ合衆国の軍人、政治家。初代アメリカ大統領
  アメリカ合衆国建国の父のひとりとされている

 

 

 

フランクリンと並ぶアメリカ建国の父ジョージ・ワシントンもまた、フリーメーソンでした。 この事実は、フリーメーソンとアメリカ建国の思想とが密接な関係にあったことを示しています。

ワシントンは、1752年11月4日に、ヴァージニアの「フレデリックスバーグ・ロッジ」に「徒弟」として参入したことが記録されています。

翌年3月3日に「職人」、8月4日には「親方」の「位階」に進級しています。 ワシントン自身もマウント・ヴァーノンの大農園所有者であったように、彼の属するロッジは、ヴァージニアの上層社会の出身者のための親睦クラブのようなものとして機能していました。

ヨーロッパ大陸のフリーメーソンと比較すれば、ワシントンは明らかに上層市民、あるいは「貴族」に対応する階級に属していました。

この事実は、アメリカのフリーメーソンが当初、どのような社会的基盤におかれていたのか知るうえで興味深いものがあります。

 

 

独立戦争が始まると、軍隊では盛んに「軍事ロッジ」が創設されました。「軍事ロッジ」とは、軍隊の内部で組織されるロッジであり、常設のロッジと異なり、軍隊の移動とともに、ロッジも移動しました。

ワシントンは、このロッジに好意的で、みずからもロッジの集会に参加しています。1778年12月に革命軍がフィrデルフィアを奪回したとき、勝利を祝っておよそ三百人のフリーメーソンが市内を行進し、クライスト・チャーチで記念集会をもちました。

そのとき、ワシントンはフリーメーソンの正装をして、行進の先頭に立ちました。1779年12月、代表的な軍事ロッジである「ナショナル・グランド・ロッジ」を創設するという計画を立てました。 当然、ワシントンがそのジェネラル・グランド・マスターに推薦されますが、この「ナショナル・グランド・ロッジ」は結局実現しませんでした。

 

ワシントンの周辺には、その後のアメリカ政治・経済の中枢を担う人材が、集まっていました。 その多くの者が、ワシントンと同様にフリーメーソンに加入していました。

例えば、ワシントンの副官であり、最初の財務長官となったアレグサンダー・ハミルトン、ハミルトンと共に独立革命の時代のアメリカ経済の中心にいたロバート・モリス、最高裁判所長官となり「アメリカ司法界の父」と言われるジョン・マーシャルヘンリー・リー将軍(南北戦争における南軍の総司令官ロバート・リーはその子)、「アメリカ海軍の父」といわれるジョン・ポール・ジョーンズ(彼がフリーメーソンに加入したのは、1770年スコットランドの「セント・バーナーズ・ロッジ」)など、アメリカ独立革命に共感してフランスから来たラファイエット侯爵も「アメリカン・ユニオン・ロッジ」においてフリーメーソンとなっています。

このときの参入儀礼を主宰したのもワシントンです。

 

独立戦争は、サラトガの戦いで、アメリカ側が勝利を収めたのを契機に、戦況は次第にアメリカに有利になっていきまし

フランクリンの活躍によってフランスが参戦すると、イギリスの劣勢は明らかになり、1781年のヨークタウン陥落によって、戦争は事実上の終結をみました。

18781年にはアメリカ合衆国憲法が制定され、1789年にはワシントンが初代大統領に就任しました。

 

 

ホワイトハウス


1789年、4月30日、ワシントンはニューヨークのウォール街において行われた、初代大統領としての宣誓式にのぞみました。 この当時の首都はニューヨーク(=オランダがつくったニューアムステルダム)であり、ワシントン市は、まだこの世に存在していませんでした。

ワシントンの宣誓に立ち合った、ロバート・リヴィングストンであり、そのとき彼は「ニューヨーク・グランド・ロッジ」のグランド・マスターでした。

 

彼は「ニューヨーク・グランド・ロッジ」のグランド・マスターでした。リヴィングストンは、フランクリンの後任としてフランス大使となり、ナポレオンとの交渉を通して、ルイジアナの買収に成功しています。

宣誓の際に使用された『聖書』は、ニューヨークの「セント・ジョンズ・ロッジ・ナンバー1」から借用されたものでした。現在、アメリカの大統領官邸というと、ホワイトハウスを思い浮かべますが、この時点ではまだ存在していません。

1792年に着工されたこの建物の設計者は、アイルランド生まれの建築家ジェイムズ・ホーバンで、彼もフリーメーソンでした。

この建物は、1812年の米英戦争において、大きな損傷をうけますが、ホーバンを中心に修復作業が進められ、傷を隠すために外壁が白く塗られることになりました。

 

ワシントン焼き討ち事件https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b5395b181e96c8d8a5dcbfe4ca44e908

 

この建物が「」ホワイト・ハウス」と呼ばれるようになるのは、1902年に大統領セオドア・ルーズベルト(彼もフリーメーソン)が公式にその名称を採用してからです。

 

 

1793年9月18日には、アメリカ政治の象徴となる議事堂の「礎石」を置く儀式が行荒れました。その儀式はフリーメーソンのロッジと提携して行われ、ワシントンはフリーメーソンのエプロンと記章をつけて儀式に臨んでいます。

1796年、ワシントンは政界から引退してマウント・ヴァーノンに引きこもりますが、その三年後の1799年12月14日に亡くなりました。

ワシントンの葬儀は、マウント・ヴァーノンでしめやかに行われましたが、その時、ヴァージニアの「アレクサンドリア・ロッジ・ンンバー22」の会員が多数参列し、アカシアの小枝を棺に置きました。 ワシントンは1778年以来、このロッジの名誉グランド・マスターでした。

棺の上にはまた、ラフィエット侯爵から贈られた特別のエプロンが置かれました。このエプロンは、ラフィエット侯爵夫人によって、1784年に作成されたものです。

 

 

 

 

(関連情報)


・フリーメーソン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a6473d150793ed855d2092bca83217e0

・フリーメーソン年表
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e78e1a6aa748dc2a1cf88944666033f9

・フリーメーソン人名録(基本年代順)概要
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8a7696a91d139133b82a0f7da8bf7925

・フリーメーソン(分派)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5809b9012aa0fe4caabd5357942cd9b3

・中国(清)に進出したフリーメーソン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/753a6bc27abfadb73ee19501888ff6f4

・都市伝説・陰謀論を語る前に知るべき『イルミナティの歴史』
https://www.youtube.com/watch?v=TPudfZRFs5s

・映画 『イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社』 公式予告https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4ec5459ad4d81804dfb83ecb1d4de65f

・サバタイ派・フランキストとは何か
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・バーコードで管理されている人類
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・アルバート・パイクの世界大戦に関する予言
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・スカル&ボーンズ(米国版イルミナティ)
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・フリーメーソンと「百科事典」
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・植民地アメリカ合衆国とフリーメーソン
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・独立戦争の立役者となったフリーメーソンたち
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・トマス・ペインとフリーメーソン精神
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・「独立宣言」が宣言した18世紀西欧の終結と「近代」の開幕
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・フリメーソン、フランクリンと科学技術
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・フランクリンの「フリ-メーソン外交」 アメリカ=フランス同盟条約https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/77f65a1d787e4261d239aade21748c72

・ワシントン 初代大統領就任 そしてホワイトハウスhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8077e3e2a43ab86755e9d01e38f4d81b

 

 

 

 

 

(おまけ)

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