Do you climb?

山とキノコとたまにネコ。

2017.12.17 御在所山 * 高知県香美市香北町

2017年12月19日 | 御在所山




御在所山大屋敷登山口の手前
にある平家の里 木馬茶屋
紅葉の美しい11月の週末のみ地元の奥さん方により営業されるそう。







「もくば」だと思ったら「きんま」だった。

木馬【きんま】
雪のない地方の山で使われる木材搬出用のそり。
カシ等の硬材で作り、積載量4〜10石(1石は約0.28m3)
盤木を敷き並べた10%前後の勾配をもつ木馬道を
1〜2人の木馬夫が牽引(けんいん)と制動の操作を加えながら滑走させる。
コトバンクより抜粋 )
今は重機で作業道を造成して切り出し大型ダンプで運び出すけれど
昔の人はすべてが人力。





銘水 御在所の泉








駐車場には5~7台くらい停められそう。トイレ有








茶屋の横から登山口へ向かう








積もったばかりのもふもふな雪








しばらく車道を辿る







チカラシバの穂にも積もる雪








もっと少ないと思っていたけれど意外に積もっている








ここから入るのかな?と行ってみたら崩れかけの廃墟につながっていた
素直に車道を終点まで辿るのが正解!







白い南天の実








シマカンギク








道なりに車道を辿ると終点のここに着く。
御在所山の大屋敷登山口








小屋の横から出発








しばらくトラバース気味に進んで








水の流れる心地よい音が耳に届く小さな沢








大正15年と書かれた進む方向へと導く手やり石








手やり石を過ぎると左手に見事な石積みが見えた。








植林帯の中を登って行く








植林帯を抜けるとススキの斜面が見えてきた









梅久保の方から伸びてきている車道へ出ると
その奥が境内の広場で土俵があるらしいけれど雪で分からなかった








韮生山祇神社の鳥居








灯篭には鷹 近くにある神賀神社にも似たのがあった。








参道の石段を登って行く








しばらく行くと両脇に狛犬









立派な杉の巨木が見えだした。









枝打ちされていない杉の巨木の迫力がスゴイ









雪は5cmくらいで吹き溜まりで10cm程度

















この岩屋の奥には何か祀られていると後になって知った。









石段が雪で隠れているので注意深く足を進める









ここから尻見坂









急斜面の石段にはロープが張られている
これは登りより下りの方がコワイやつ。









入山安全祈願所 金峯神社と富貴神社の札が掛けられていた









さすが信仰の山というか。すごいね石段









今度はまるっこい狛犬









大日如来









雪を被ったお地蔵さんたちを見て
時期的にもかさじぞうの昔ばなしを想う。









まだまだ石段









灯篭を過ぎると









立派な社殿が見えてきた








社殿の横まで辿り着いたら看板があったので見てみると









奥物部連山展望所があるそうなので行ってみる。









時折、冷たい風が雪を巻き上げながら吹き付けてくる









三等三角点:五在所山 1079.3m








三角点付近








三角点から雪に埋もれた踏み跡を少し辿って物部連山展望所








結構広範囲に展望が効くらしい









ところが、生憎のガスでよく分からない。残念。
でも手前右にあるピークは多分、神賀山だと思う。








韮生山祇神社まで引き返し








社殿前の石段を下りようかと思ったけれど
雪が積もって段がハッキリせず
滑って踏み外してしまいそうなので迂回する








回り込んで韮生山祇神社の社殿を見上げる









さあ帰ろう。









少し進んでトイレのあった辺りでピンクテープに気が付く
グリコ隊長が辿ってみよう!とどんどん行ってしまうので
仕方なく後を追う








ずっと下の方までテープは続いていて境界杭もあったので
地籍調査のテープかな?
「この尾根を辿れば出発地点に到着だ!」と嬉しそうなおっさんがひとり。








「雪やし薮かもしれんし急斜面やし止めて。」となんとか説得して引き返し








来た道を辿って下って行く。
午後になって緩んだ雪の乗った石段がコワイので
軽アイゼンを着けたけれど、落葉と溶けかけの雪ですぐに団子状になる。








分県ガイドに載っていた見どころの夫婦松かな?








グリコ隊長のスゴイ所は、下りでも足元を見ずに勢いで下って行くところ。
躓いたり、滑ったりも当然するんだけれど 手やお尻を着くことは稀で
体勢を持ちなおしたり、滑りながらも平然と下って行く。
なので隊長が後ろに居ると足元にスライディングされそうでコワイから
下りはいつも先に行ってもらう。





最初の鳥居が見えてきた。








車道を横切って植林帯へ








どんどん下って
















最初の手やり石を過ぎて左手に沢を眺めつつトラバース道へ








軽トラが停まった登山口へ無事に下山
横に見えるパイプから豊富な水が出ていたので
アイゼンとストックを洗わせてもらった。







木馬茶屋へと続く道はすっかり雪が融けていた








駐車場に到着 お疲れさまでした。




GPSログ クリックで拡大

距離 6.0km 沿面距離 6.4km 時間 3:28
累積標高差 + 808m / - 818m




おまけ 展望所から眺めた大荒の滝












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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
それは良かったです! (bisco)
2017-12-21 20:20:20
佐々連さんこんばんは。
こちらこそお会い出来て、お話が聞けて良かったです。

なんと「きんま」に乗って遊ばれていたんですかっ!?
5歳当時との事なので、とても楽しい思い出だったのではないでしょうか?
お役に立てたようでこちらも嬉しいです。
高知には白滝鉱山があったので少し興味があって調べた事があります。

また今度、佐々連鉱山の事をいろいろと話を聞かせくださいね!
返信する
長年の疑問が解消 (佐々連)
2017-12-20 23:30:11
江崎隊さん、こんばんは。

先日はお世話になりました。
なんとか天気が持って良かったです。

私は、四国中央市山中にあった佐々連鉱山の生まれで、冬は木製のそりで坂道を滑って遊んでいました。そりの名は「きんま」、その後聞いたことがなく5歳の記憶なので間違って覚えていたのかと思っていました。
間違ってなかったのですね。それにしても「木馬」と書いて「きんま」と読むとは・・・。

返信する
初めてのお山でした。 (bisco)
2017-12-19 23:29:48
ギッチャンさん こんばんは。
めっきり冷え込んできて、外に干していたタオルがバリバリに凍ってました(笑
明日はお天気が良さそうなので展望もバッチリかもしれませんね!
確かにあの石段を下りに使うより、東尾根を歩いた方が楽しめて良さそうですね~。

もしかしたら日陰は凍っているかもしれません。
お気をつけて行ってらっしゃいませ!
返信する
御在所山 (ギッチャン)
2017-12-19 21:46:14
biscoさんこんばんは。
寒いですね~!
御在所山も雪景色ですねえ。
シマカンギク寒そう・・・。
明日、私たちも行く予定なんですよ~。
登山道の状況等が分かって、良かったです!
あの山頂の神社の階段は、雪が無くても怖い。
雪が積もってれば、とてもとても無理で~す。
時間があれば、東尾根を辿りたいという計画なのですが、雪で分かりにくいでしょうね。
どうなる事やら?です。
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