Do you climb?

山とキノコとたまにネコ。

2018.6.17 大茶山~滝下の天狗塚 * 徳島県東祖谷落合

2018年06月22日 | 徳島県の山




↑ 今回のお山はここらへん ↑
阿波矢筈山と三嶺のちょうど中間くらいに位置する
阿波矢筈山から南にのびる尾根にある滝下の天狗塚と大茶山



   

徳島県東祖谷落合にある林道丸見線の入り口の広くなった場所へ駐車
アンジーパパさんと待ち合わせしていたけれど
「アクシデントがあって、遅れるので先に出発して下さい。」と連絡があった。



   


   

朝露をまとったエビガライチゴと埋れ木から生えたアミスギタケ
ヤマツツジにネジキの花

アンジーパパさんが到着するまでまだ1時間くらいかかるとの事なので
申し訳ないけれど先に歩くことにする。


   


   

林道を歩きつつ見つけた トチバニンジンのつぼみやグラデーションが美しいマツカゼソウの葉っぱ
小さい水色の花が連なって咲くミズタビラコやサワギクはちょっとかわいそうな別名がボロギク




   

マルミノヤマゴボウは実がふくらみつつあって
大きくなって赤紫に色付くと雰囲気がガラリと変って目を惹きつける。




   

40分くらい緩やかな勾配の林道を歩いて登山口に到着
この先を真っ直ぐ進めば滝下の天狗塚への登山口
林道は右手に折れて先へと続いているけれどこの先は車は侵入禁止だそう。

さて、真っ直ぐ進んで滝下の天狗塚~大茶山へと周回する予定だったけれど
後からくるアンジーパパさんとどこかで会えるように江崎隊は逆から回ることにした。


   

マルベリーで覚えてしまっていて日本名がなかなか思い出せない。
山桑の実!養蚕が盛んな頃はたくさん栽培されていた。




   

ツチアケビに ?







標高が上がってくると落合峠から落禿の稜線が見えてきた
林道は木陰があまり無くて日差しがキツイ




   


   

オオバアサガラとフタリシズカ





   

大茶山の山頂下までやっと辿り着いた。
もう少し西へと林道を辿って尾根に乗れば歩きやすそうだけど
もう林道歩きは堪能したので山頂を目指して這い上がる・・・なかなかの急斜面






大茶山(おおちゃやま)に到着!三等三角点:大野1419.43m


登山口からここまで約2時間30分もかかった!駐車地点からは3時間ちょい。
途中で林道が折り返している所なんかはそのまま斜面を這い上がって
ショートカットしようかと思ったけれど
先日歩かれた先輩のむらくもさんとピオーネさんはちゃんと林道を辿られていたのよね。
なので、ズルする訳にはいかないよねー?と、しっかり歩いた。暑かった。

「大茶山に着きましたよ。」
とアンジーパパさんに連絡を入れるけれど返事が返ってこない。
少し休憩して滝下の天狗へ向かう。


   

日に透けるミズナラの葉っぱがイイ感じ。






大茶山から少し下った所にあるすらりと背の高いブナ!





   


   

大茶山は緩やかなまったりとした尾根だったけれど滝下の天狗塚に向かうと段々と細尾根になってきた。
右上の赤いのはベニタケ科のなにか?シュイロハツかな? 左下の茶色いのはスギタケ





大茶山から少し下って登り返した滝下の天狗塚の手前のピークからの展望
目の前に滝下の天狗塚がそびえる




     

あたりにはドウダンツツジが花盛りで風に揺られていた。




   


   

細尾根を辿っている時に左手下方向から話し声がかすかに聞こえてきた。
この時は林業関係の人が仕事しているのかな?と思ったんだけど
この話声がアンジーパパさん達なのだったと後日、分かった。
この辺りですれ違ってしまって結局、この日にお会いすることはかなわなかった。残念!

左 ドクベニタケ 右 ヒビワレシロハツかシロハツ(だと思う)



   

滝下の天狗塚の基部に到着!ここから山頂までは地形図を見ると
等高線の間隔が狭く急斜面のキツイ登りになりそう。



   

途中で何度か息を整えつつ立木を掴んで這い上がる
距離が短いので良かった!






滝下の天狗塚に到着! 1445m 三角点なし





三嶺~天狗塚の稜線

しばらく展望を楽しみながらゆっくりと休憩して



   


   

山頂から細尾根を辿って少し東に行ったピークにある三角点へと向かう
途中、茶褐色の美しいジムグリに出会う。ちょっとうれしい。
10分位で三角点のピークに到着!



   

四等三角点:滝下北 1424.84m






三角点から滝下の天狗塚






そして落合峠から烏帽子山に向かうときの分岐の落禿には雲が乗っかっていた
左の端っこの方が寒峰だと思う。






滝下の天狗塚まで戻って





   


   

今度は北へと尾根を下って行く。なかなかの急斜面!
下り切った所のコルから西へと折れる そのまま真っ直ぐ尾根を登って行くとサガリハゲへ




   


   

急斜面を下ったあとは緩やかな斜面になって標識や看板があるけれど
踏み跡は全く見えずどこを辿れば良いのか分かり辛く
探そうとしたけれど時間ばかりかかってしまうので



   


   

大体の方向を見て進んで行く 青空にオオバアサガラ
植林帯の尾根を下ってかつて橋だった残骸の横を抜けると
ミツマタやタケニグサが繁茂した伐採地跡に出た



   


   

やっと目印の廃屋が見えた時はホッとした。
ここからは地図に破線があるので道があるかと思ったんだけど
あるようなないような?
枯れた沢筋を外れるとミツマタが枝を伸ばして草むらになっているので
岩ゴロゴロの沢筋を下って行く



   


   

ウツギが花盛りで、足元は一面落ちた花弁で白くなっていた。




   


   

踏み跡は薄く見えたり途切れたり。
それでも目を凝らすとこっちかな?程度には見えたのでよかった。




   


   

サワルリソウはあちこちに咲いていた。
植林帯にはいると道ははっきりとして、沢が近くなると吹く風が涼しく感じる
取水堰堤までくる定期的に人が入るのかちゃんとした道になった。



   


   

小さい小屋の横を抜けてグレーチングの橋を渡り登山口まで降りてきた。




   

あとは林道を歩いて無事に駐車地点に戻る。おつかれさまでした!




距離 13.4km 沿面距離 13.8km 時間 7:50
累積標高差 + 1163m / - 1151m





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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした。 (ピオーネ)
2018-06-22 23:18:48
glicoさん、biscoさんお疲れ様でした。

ミッション忠実に果たすべく、永遠と林道歩きもされたのですね。ご苦労様です。
大茶山でもう少しゆっくりするか、細尾根で声が聞こえた時、叫んでいたら、もしかしたらですね。今回は仕方ないですよね。

三角点まで行って流石に早いわ。
目つきの悪そうなニョロ君までいたのですか!
私は怖いので、大声を出していますよ。

林道歩きはしんどいけれど、ルートどり面白かったでしょう~

この界隈まだまだ楽しめますね。
                       ピオーネ
返信する
緩急があるコースで楽しめました。 (bisco)
2018-06-23 20:50:13
ピオーネさんこんばんは。
滝下の天狗塚で小一時間ほど待っていたけれど
さすがに遅すぎるしこれはおかしいと思い下山し始めてしばくして
「今、大茶山です。」と連絡を頂きあれれー?って感じでした。
残念でしたがまたそれも良い経験になり楽しめました。
少し遠いのが難点ですがこの辺りはとても魅力的な山域ですね!
ご紹介頂いてありがとうございました!

返信する
ジムグリ (佐々連)
2018-06-24 00:02:00
ジムグリて言うのか。
山登り始めて間もない頃、寒風山でジムグリの前で固まっている二人組のご婦人に追いつき、ストックの先で引っかけて飛ばしたことがあります。
3人で、大きかったね、気持ち悪かってねて言いました。
このジムグリは、美しいと言ってもらえて幸せかも。

あ、私は蛇嫌いではないですよ。
蛇を見ても、怖気出ないし、
昭和48年、剣山系で大蛇目撃騒ぎがあったとき、友人2人と探しに行く相談をし、段取りしていましたが、親にとめられました(笑)。
2人とも若死にしてしまいましたが、懐かしい思い出。

滝下の天狗塚、行ってみたい。
また、宿題が増えた!

返信する
大蛇ー!Wikipediaにありました。 (bisco)
2018-06-24 21:53:31
全長10メートル!直径30cm!一体、なんだったんでしょうねー?
今みたいにスマホを持っていたら証拠写真がSNSで拡散されて大騒ぎになりそうです。

ジムグリはレンガ色で陶器のような艶やかさがあって美しいんですよ。
でもニガテな方には登山道に居たら恐怖でしかないですよね。
ほとんどの場合、向こうが逃げてくれるんですけどね。
でも機嫌が悪いとジャンピングアタックをしてくる場合もあるのがコワイですねぇ。

gさんが元釣り師から聞いたそうですが
高巻きをしていて、手をかけた岩場に這い上がったら目の前にマムシがいたそうでガブリとやられて大変な目に!
それ以来、渓流釣りは止められたそうです。

岩場で日向ぼっこ中のへびが居るかもしれないと思うと岩場を這い上がるのにも気をつけなければですねー。

滝下の天狗から大茶山へと向かうと山頂下の急斜面を下るのが少し手間取りそうですが
佐々連さんなら大丈夫かな?宿題が増えてお楽しみがいっぱいになりますね!
返信する
まことにすまんこって (アンジーパパ)
2018-06-24 22:33:15
biscoさん glicoさんお疲れ様でした。
友人達か我が家に集まり朝の挨拶をしているうちにうっかりとキーをリュックに入れたままトランクを閉めてしまいましたんや。
皆んなあっぜーん。
それからJAF呼んで、まあ来るまで時間が掛かるので部屋に入ってコーヒーでも飲もうとしていると家内が出て来て何しょーん?

江崎隊に連絡が取れるかどうか心配でした。

遅れて登山開始したのですが
沢跡を辿らず少し巻いたために伐採地で西に出過ぎたので東へ振って最終廃屋を確認したのですが
廃屋と現在地の間に谷が有りそのまま上を巻くのが危険な為残念ながら滝下天狗と大茶山の鞍部に出ました。
多分その辺りで話し声が聞こえたのでしょう。

佐々連さん剣の大蛇は
八面山と友内山の中間点のである剪宇峠
です。
雰囲気のある行く価値のある峠です。
返信する
パパさん おつかれさまでした! (bisco)
2018-06-24 22:57:39
朝からハラハラドキドキ続きの山行になってしまったみたいですね!
キーの閉じ込めはあるあるです!だれもがうっかりと1~2度は必ず経験する事かと思います。
縦走する時にデポしたクルマのカギをうっかり忘れて出発時のクルマの中というのを2回もやってしまったバカな人もいるんですよねー ╮( ꒪౪꒪)╭ テヘ。

あの伐採地は分かり難かったですよね。
ルートファインディングしつつ計画変更できる柔軟さは流石だなぁと思いました!
達成できなかった目的の半分、滝下の天狗塚へは機会を見てまた行かれてみて下さいね!

それからプリケツな花嫁!アリガトー(人´∀`)ゴザイマシタ~♪
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