☆どのみちこの道!☆

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日常+本や映画の感想を思うままに綴っています。

ブロークバック・マウンテン

2006年03月31日 | 映画(過去mixi日記より)
☆あらすじ☆

ワイオミング州ブロークバック・マウンテンで定職の無いイニスとジャックは羊放牧の職を得て山でひと夏を過ごすことになる。お互い助け合い、打ち解けあう内にそれは男同士の許されない関係へ変化していく。山を降り、お互い結婚し子供を成しながらも再会した二人は、苦悩しながらもその関係を断ち切れない。
保守的で男同士の恋愛など公言できないこの時代に20年もの間に渡り、求め合う二人。
しかし、厳しい現実が二人の関係に影を落としはじめる。



☆感 想☆

13日に試写会にて観賞。。
(かるくネタバレあり?)
   ↓↓↓↓


私が女だからなのか、恋愛観が違うだけなのか・・・・・
二人は「衝動」で体を欲した感じに思った。男女でもこの「衝動」はありえるのだろーけど、急すぎるよ~~~ぅ。
そしてお話がすすむにつれ、イニスに終始イライラしてしまった。
迷いながらも恋する男「イニス」を、ヒース・レジャーは見事演じきったという事になるが、イニスという男は行動は男らしく振舞うのに、内面がとても女々しい男だったので観ていてツライ映画だった。

特に、山を降り、お互い所帯を持った後にジャックの家の玄関先で再会したシーンは、山での二人の「衝動シーン」よりぶったまげた。・゜・(ノД`)・゜・。ウワァァン
そこで、好きでも踏みとどまるのが私の美学だぜ!

んで、その後数十年間ジャックと約束するたびに、いそいそウキウキしながら、急いで家を飛び出していくイニス・・・・。

百歩譲って私がイニスでも、家庭を壊したくない、相手が同性なのを隠し通したいなら、もちっと演技する・・・・・と、それぐらい不器用な男「イニス」は純粋なのだろうか? 

「純粋」ってなんなのだろう。

相手のジャックも妻も子もいたけど、まっすぐイニスにぶつかっていくタイプで、イニスを尊重して、イニスの都合に合わせての秘め事なので、色々と気の毒だった。

別に人を好きになるのに理由なんかないんだろうけど、日常で満たされないのを、美しい山の思い出と共に相手に何かを求めているようにも感じたりして。
それだけで、かけがえの無い人なんだから、別に抱き合わなくてもいいじゃんかって思う。私、堅いっすかね?w

結局、ジャックのいうとおり、「俺たちにはブロークバック・マウンテンしかないんだ。」という事だろうな~~~
二人でいるのは楽しいけど、周りの人も傷つけて自分も苦しくて、男同士だからとか以前に、何だか得るものない愛だなぁと思った。

最後、ジャックは死んでしまったけど、それによってようやくイニスが一皮剥けたのが唯一の救いと思った。



余談だけど、ミシェルはともかくジャックの妻役のアン・ハサウェイ、この映画で脱がなくても。・゜・(ノД`)・゜・。どうせなら、自分が主役ぐらいの時に脱げばいいのに・・・・勝手ながら清楚なイメージだったので、もったいなく感じた。

主役の二人は、体当たりでただならぬ空気が画面にも出ていてよかった。ジェイク・ギレンホールのねっとりした目つきも雰囲気でてたw 
何より、風景がすごい!
羊ちゃんがモコモコ山に登っていく風景は圧巻~~☆


イマイチ感情移入はできなかったけど、それぞれ苦悩する役を演じた俳優陣はみな実力派で名演技でした~~ ☆


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