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ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が新潟市で公園カウンセリングなどを相談、研究しています

再び東日本大震災の原発と津波による被災地を自分の眼で見て考えたこと-じーじの2017東北の旅

2025年03月15日 | ひとり旅で考える

 2017年5月のブログです

     *

 5月の連休、昨年に続いて、東北3県の沿岸部を車で旅してきました。

 国道6号線の沿線は、昨年より少しだけ帰還困難地域が減りましたが、しかし、規制解除になった地域でも、入り口がフェンスで閉鎖されているお店もあり、まだまだ大変な様子でした。

 もちろん、帰還困難地域内は、当然、無人で、犬や猫の姿も見当たりません。その代わりに、獣注意、という看板が目立ちます。動物ではなく、獣(けもの)という表記が、異様な感じです。

 また、あいかわらず、国道の交差道路には、警備員が通行止めの警戒をしています。盗難防止のためか、福島県警のパトカーも頻繁に行き来をしています。

 今回も、じーじは国道6号線の沿線しか見ていませんが、国道6号線の西側を中心に大きく広がっている帰還困難地域では、今も大変な状況が広がっているのではないかと想像をします。

 その後、岩手県まで北上をして、各地で津波の被害地を見ました。まだまだどこの湾も復興工事の最中でした。

 去年はあまりよく見られなかった被災地も今年は見るようにしましたが、陸前高田で5階建ての団地の4階までが津波でめちゃくちゃになり、かろうじて5階だけが原型をとどめている建物に気づきました。

 いまさらながら、津波の威力の大きさに驚かされました。あの団地の住人は避難が間に合ったのか気にかかりました。

 昨年も書きましたが、じーじが家裁の調査官の仕事をしていた時に、先輩から、できるだけ家庭訪問をして、現場の雰囲気を感じることが大切だ、と教えられ、実践をしてきました。

 精神科医の中井久夫さんも同じようなことを書いておられましたが、本当にそうだな、とつくづく感じます。

 今回の旅でも、テレビの映像などでは納得をせずに、それをきっかけにして、できるだけ自分で現地に行き、自分の眼で現場を見て、その雰囲気を感じることが、自分の考えを深め、こころに響くものを大切にすることだ、とあらためて深く思いました。

 年老いたじーじの車中泊による貧乏旅行でしたが、精神的には有意義な旅でした。           (2017. 5 記)

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福島の原発事故による帰還困難地域を自分の眼で見て考えたこと-じーじの2016東北の旅

2025年03月14日 | ひとり旅で考える

 2016年5月のブログです

       *

 5月の連休、少し考えるところがあって、東北3県の沿岸部を車で旅してきました。

 まずは新潟から国道49号で福島のいわきに、そこから国道6号で北上しました。

 有名なJビレッジを過ぎてしばらくすると、帰還困難地域の表示。大熊町から双葉町にかけてのおおよそ30キロ弱ほどの地域がそうでした。

 テレビの報道でだいたいのことはわかったつもりになっていましたが、現地を自分の眼で見ると、その悲惨さは想像を絶していました。 

 国道の両側の商業地域や住宅地域はすべての建物が封鎖をされ、入り口はフェンスで閉鎖されています。もちろん無人で、犬や猫の姿も見当たりません。以前、ここに住んでいた人たちや仕事をしていた人たちの無念さを考えました。 

 また、国道の交差道路には、白い放射能の防護服を着た警備員が通行止めの警戒をしています。

 そんな中で盗難防止のためか、福島県警のパトカーが頻繁に行き来をしています。

 まるで映画に出てくるゴーストタウンを見ているようでしたが、これが「フクシマ」の現実なのでしょう。もっとも、私は国道6号の沿線しか見ていませんので、国道6号の西側を中心に大きく広がっている帰還困難地域では、もっともっと大変な状況が広がっているのではないかと想像をします。

 「フクシマ」で、自分の眼で現実を見ることは、こんなにもこころを揺さぶり、考えさせられるものなのか、と改めて再認識をさせられました。

 その後、さらに岩手県北部まで北上をして、道中の各地で津波の被害地を見ました。どこの湾も例外なく大きな被害を受け、復興工事の最中でした。生活をしている人の姿はまだ少なかったのですが、人々が働いている状況は「フクシマ」より安心できるものがありました。

 賛否両論のある巨大な防潮堤も見ました。安全のためには必要かという思いと、風景を圧倒し、威圧感さえ感じさせるほどのものが本当に必要なのかという思いとで、こころが揺れ動きました。中央や土建屋さんの考えだけでなく、一番に必要としている現地の人たちとの丁寧な話し合いを大切にしていただきたいな、と思いました。

 じーじが家裁の調査官の仕事をしていた時に、先輩から、できるだけ家庭訪問をして、現場の雰囲気を感じることが大切だ、と教えられ、実践をしてきました。たしか、精神科医の中井久夫さんも同じようなことを書いておられましたが、本当にそうだな、とつくづく感じます。

 今回の旅で、テレビの映像などでは納得をせずに、それをとっかかりにして、できるだけ自分で現地に行き、現場の雰囲気を感じることが、自分の考えを深め、こころに響くものを大切にすることだと感じましたし、本当に重要なんだな、とあらためて深く思いました。

 心情的にはつらかったけれども、いろいろな意味で有意義な旅でした。            (2016.5 記)

      *

 2017年4月の追記です

 村上春樹さんも2015年の秋に行かれたらしいです。

 今回の新作『騎士団長殺し』に東北沿岸の風景描写が出てきます。             (2017.4 記)

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じーじ、東川町の図書館でシルクロード美人ちゃんに囲まれる!-じーじの2023北海道の旅・思い出篇

2025年02月27日 | ひとり旅で考える

 2024年3月、昨年の夏休みの思い出話です(恐怖のあまり(?)、今頃思い出しました)

     *

 事件(?)はまたまた東川町の図書館で起きた。

 その日、いつもより遅くに図書館に行ったじーじ、ふだんお借りしている一人用の机が満席だったので、しかたなく四人用の机の端っこに小さくなって座る。

 しばらくすると、じーじの対角線の席にショートカットの美人ちゃんが座る。

 対角線で離れているので、美人恐怖症のじーじでもなんとか大丈夫(?)。

 さらに少しすると、その向かいの席(つまりじーじの横ですね)に、半そで、ショートパンツの美人ちゃんが座る。

 二人は図書館の隣りにある日本語学校の留学生さんらしく、アジア系の美人ちゃん。

 小さな声でお話をしているが、語学だけは苦手な(?)じーじにはさっぱりわからない。

 すると、今度は、じーじの向かいの席に、黒髪の美人ちゃんが来て、座り、二人となにやらお話をしている。

 シルクロードから来たようなすごい美人ちゃん。

 そういえば、図書館の壁に中央アジアのポスターが貼ってあったなあ、と思い出す。

 シルクロードの国からも留学生が来ているらしい。

 と、ここで気がついた。

 じーじ、三人の美人ちゃんに囲まれている!

 じーじ、ピンチ!

 パソコン作業に集中しようとするが、パソコンの画面あたりにシルクロードの美人ちゃんが目に入って、集中できない。

 じーじ、ピンチ!

 その後の記憶はたしかではない。

 気がついたら、駐車場に停めてあったタントくんの中でぜーぜーいっていた。

 東川町の図書館は国際化が進んでいて、美人ちゃんがたくさんいていいのだが、美人恐怖症のじーじには危険だ。

 明日は朝一番に来て、一人用の机をゲットしようと固く決意をするじーじであった。         (2024.3 記)

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北海道での1か月の夏休みにじーじが考えたこと-じーじの2024北海道の旅

2024年08月31日 | ひとり旅で考える

 2024年8月のブログです

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 今年も北海道に行ってきた。

 タントくんに車中泊の1か月の貧乏旅行。

 年とともにだんだんとあちこちを動き回るまわるのが面倒になってきて、ほぼ東川町で大雪山を眺めながらボーとして過ごしていた。

 今年の北海道は去年よりは過ごしやすくて、特に夜、涼しいのがありがたかった。

 そんな中で気づいたことだが、夜、道の駅で少しだけタントくんの窓を開けて駐車をしていると、北海道の夜は涼しくて快適なのだが、時々、エアコンを全開にして駐車している車がいた。

 そんな車がいると音がうるさいし、空気も悪いので、場所を移動するしかない。

 せっかく、涼しくて、空気のきれいなところなのに、もったいないなあ、と思う。

 一方、昼休みの光景。

 木かげのある駐車場でタントくんの窓を全開にすると、涼しい風が入ってきて快適。

 北海道のおいしい空気を堪能していると、ここでも時々、エアコン全開でお昼寝をしている車。もったいない。

 空気もガソリンももったいないなあ、と思う。

 ある作家さんが、自然が豊かなところに住む人は、その豊さ、水や川や山の豊かさに気づかない、と書いているが、そのとおりだなあ、と思う。

 よそ者が偉そうなことを言うのは避けたいが、旅行をして初めて気づくことなのかもしれない。

 タントくんの貧乏旅行もそれなりに意味がありそうだ。     (2024.8 記)

     *

 同日の追記です

 考えてみれば、今どき、コンビニの駐車場などでも、アイドリング駐車はご遠慮ください、と書いているので、一考を要するのかもしれない。

 考慮すべきは子どもさんがご一緒の車だろうが、そういうご家族は、昔のじーじのように、暑い日にはもう少し北のほうを旅行したらいいと思う。

 寒い北海道の北部で、毛布にくるまってご家族でエゾシカさんやキタキツネくんを眺めながら過ごす日々は、子どもさんにとってもいい思い出になるのではなかろうか。

 

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じーじ、図書館で外国美人ちゃんにナンパされる(?)ーじーじの2023北海道の旅

2024年08月26日 | ひとり旅で考える

 2023年8月のブログです

     *

 事件(?)は東川の図書館で起こってしまった。

 朝から何やらカメラを持った外国人が多いなあ、と思っていたが、東川ではよく写真コンテストがあるし、まあ、関係ないや、とじーじはパソコンを眺めながら油断をしていた(?)。

 ところが、突然、美人のアメリカ女子(たぶん)が話しかけてきた(と思う。以下は、じーじの想像である)。

 なにしろ、英語だけは大の苦手のじーじが、英語を聴き取れずに、???、と混乱をしていると、フォト、・・・、プリーズ、・・・、と続く。

 写真を撮ってもいいか、と聴いているらしい。

 写真甲子園などでは、豆腐職人のかたや農家の人の写真を見ることがあるが、年取ったよぼよぼのじーじの写真を撮ってもなあ、と、しかし、言葉も出ずに、思わず、ダメダメダメと首を横に振ってしまった(アメリカ美人ちゃん、ごめん)。

 アメリカ美人ちゃんは、ソーリー、と笑顔で去っていったが、じーじも、ソーリー、くらいはいえばよかったと反省。

 青少年諸君、英語はやはり大切だ(ドイツ語でもいいけど…)。

 もったいないことをした(?)。ナンパをされるチャンスに失敗してしまった(妄想です)。

 若い女子に声を掛けられるなんて、数十年ぶりだったので、逆上してしまった。

 新潟に帰ったら、孫娘たち相手に、女子との会話の練習に励もうと思う。 (2023.8 記)

 

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北海道東川町は東川神社の夏祭りで、子ども神輿が元気にねり歩きました-じーじの2017北海道の旅

2024年08月25日 | ひとり旅で考える

 2017年のブログです

     *

 北海道東川町にいます。

 東川町は昨日から東川神社の夏祭り。

 今日は子ども神輿が元気にありました。

 神輿とは言っても、商工会青年部の主催による宗教色とは無縁の神輿で、国家権力的な宗教が大嫌いなじーじでも安心して見ていられました。

 主役は保育園の子どもたち。

 クラスごとに工夫を凝らした神輿を元気に担ぎます。

 年長さんはさすがに神輿らしきもの。

 らしき、というのは、神輿の中になにやら球がいっぱい詰まっていて、実は宗教的な意味があるのかもしれませんが、意味のわからないじーじには、ただのボールが詰まっているようにしかわかりませんでした(年長さんのみなさん、ごめんなさい)。

 年中さんの神輿は、なぜかおばけと竜宮城らしきもの(?)とのコラボレーション(違っていたらごめんね)。

 おばけとたこといかとその他もろもろが元気に踊ります。

 たこやいかなど、北海道らしいといえばらしいですが、子どもたちの発想力のすごさには驚かされます。

 最後の年少さんの神輿は、ドラえもん。

 ドラえもん(青い地球にも見えるけど…)の上に、ジャイアンやスネオが仲良く踊ります。

 いじめのない、いい世界です。

 子どもたちの想像力はすごいです(じーじの解説はひょっとすると間違っているかもしれないけれど、いろんな想像を可能にするところもすごいと思います)。

 そして、その子ども独自の豊かな世界を、とても大切にしている保育士のみなさんや保護者のみなさんも素敵です。

 神輿行列の途中からは小雨が降ってきましたが、子どもたちは元気いっぱい。

 とっても素敵な子ども神輿でした。

 いい町です、東川。      (2017.8 記)

 

 

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10℃・だいこん・アスパラ-じーじの2020北海道の旅

2024年08月24日 | ひとり旅で考える

 2020年8月のブログです

     *

 東川にいます。

 今朝の気温、10℃。

 涼しいです。

 「避暑」に来た甲斐がありました。

 でも、ちょっと涼しすぎて(?)、今回の旅で初めて毛布を出しました。

 毛布にくるまって外を眺めていると、バスを待つ高校生の列。

 土曜日なのに、部活でしょうか、ごくろうさんです。

 女子高生は東川でも短いスカート。

 スカートからは白いだいこ…、じゃなくて、えーと、あっ、アスパラのようなきれいな足(ふぅー、あぶない、あぶない)。

 男子高校生との距離感も微妙で、とてもいいです。

 じーじはいつもより1時間遅れで散歩に出発。

 大雪山がきれいです。

 旭岳の中腹の噴煙もよく見えます。

 十勝岳の噴火口からも噴煙がもくもく。

 たんぼの稲穂は黄色くなってきました。

 おいしい水ときれいな空気の中で、おいしいお米ができそうです。

 散歩をするだけで元気になれる東川、いい町です。     (2020.8 記)

 

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朝の散歩で東川町の歴史を知る-じーじの2019北海道の旅

2024年08月23日 | ひとり旅で考える

 2019年のブログです

     *

 東川町にいます。

 毎朝、散歩をしていると、古い倉庫がたくさんあることに気づきます。

 レンガの壁には東川町農協とか東川村農協などと書かれていて、なかなか風情があります。

 小樽のようにうまく活用されたらいいのにな、と思っていたら、先日の写真フェスティバルの会場になったりして、素敵でした。

 今の中心街より少し外れたところに倉庫がいっぱいあって、なんとなく不思議に感じていたのですが、今朝の散歩の途中でひとつの石碑を見つけて、理由が判明しました。

 石碑を読むと、そこは旧旭川電気軌道という鉄道の東川駅の跡。

 そういえば、じーじが子どもの頃、旭川四条駅から東川まで電車が走っていたことを思い出しました。

 残念ながら50年くらい前に廃止になってしまったのですが、その東川駅の近くに倉庫があったようです。

 鉄道でお米なども運んだのでしょうか、

 電気鉄道というと、なんとなく客車のイメージしかなかったので、もし貨車があったとすれば、歴史好きのじーじとすると勉強不足です。反省、反省。

 あとで旭川や東川町の歴史の本で調べてみましょう。

 朝の散歩で、東川町の歴史にふれて、ちょっとインテリになった気分のじーじです。    (2019.8 記)

     *

 2022年夏の追記です

 その後、調べてみると、確かに、客車の後ろに貨車をつなげた写真を見つけました。

 人と一緒にお米なども運んだようです。

 この年になっても知らないことがいっぱいあって、もっともっと謙虚に勉強をしなければなりません。     (2022.7 記)

     *

 2022年夏のさらに追記です

 先日から東川の図書館で、なんと、東川の電車、という企画展が始まりました。

 その中に、貨車をつなげて走っている電車の動画があって、びっくり。動画は初めて見ました。

 貨車には、肥料や石炭を積んでいた、というナレーションがあって、勉強になります。

 すごい町ですね、東川は!     (2022.8 記)

     

 

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北海道東川町に新しくできた図書館がすてきです!-じーじの2018北海道の旅

2024年08月22日 | ひとり旅で考える

 2018年のブログです

     *

 ご紹介がおくれましたが、今年の夏、北海道東川町に新しくオープンした図書館がとてもすてきです。

 町の中心部、旧東川小学校跡地の町立日本語学校の隣りに、木の香りが気持ちよい、すてきな図書館ができあがりました。

 さすがは木工、工芸の町東川です。

 まず、すごいのが、大雪山のふもとの町ということで、大雪山関連の書籍の充実ぶり。

 いったん読みだすとなかなかやめられません。

 北海道や東川町の歴史書、アイヌ民族の歴史書も充実しています。

 それから、当然、写真の本。

 北海道を撮影した写真の本もかなりあって、わたしが古本屋さんでも買えずにいたすてきな写真集もようやく目にすることができました。

 また、子どもさんの本もいっぱいで、専用の小部屋が用意されており、いつも子どもや親ごさんでにぎわっていて、ほっとします。

 じーじも読みたいのですが、あやしいじーじになりそうなので、遠慮しています。

 子どもさんにやさしく本を読みきかせている美人のおかあさんがいっぱいです。

 特筆すべきは、一部のテーブルで飲食ができる点。 

 図書館らしくない、子どもと親ごさんにやさしい設計です。

 さらに、じーじにありがたいのが無料Wi-Fi。

 コンセントまで用意されています(町民でもないのに利用させていただいて、ごめんなさい。そのかわり、しっかり宣伝をします)。

 ひとり旅のブログもずいぶんここで書かせてもらいました。

 窓が大きく、視界が広い建物なので、周囲の木々をボーッと眺めていると、文章が自然に浮かんでくることが多いです。

 隣りの日本語学校の留学生さんが本を読んでいたり、外のテラスのテーブルでおしゃべりをしていたりする姿も見られて、ちょっとした大学のような雰囲気もあります。

 こういう雰囲気は、子どもさんにも、おとなにも、将来、貴重な経験になるのではないかな、と思えます。

 いい町だと思います、東川。    (2018.8 記)

     *

 2020年夏の追記です

 今年もお世話になっています。

 今年は前庭に子ども用の噴水ができて、子どもたちが毎日、水遊びを楽しんています。

 子どもたちの元気な歓声でじーじも元気になります。      (2020.8 記)

     *

 2020年秋の追記です

 今ごろ、思い出したのですが、今年から図書館にお掃除ロボットが2台いて、大活躍していました。

 時々、立ち往生しては、ぴーいーぴーいー、とないて、そのたびに美人の職員さんが、すみませーん、と来られて、動きやすい場所に移します。

 まるでお母さんと子どものようで、なんかおかしかったです。     (2020.9 記)

 

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おおゆきやま、ってどこだ?カーナビに出ないぞ!-じーじの2017北海道の旅

2024年08月21日 | ひとり旅で考える

 2017年のブログです

     *

 北海道東川町にいます。

 散歩をしています。

 今朝も大雪山旭岳と十勝岳がきれいに見えて、特に今日は、十勝岳の噴火口から噴煙がモクモクと昇っている様子がよく見えました。

 東川町からは十勝岳も近いのですね。

 さて、東川の道の駅で休憩をしていると、大学生風の男女15人くらいのグループがレンタカーに分乗してやってきました。

 大学生はまだ夏休み中なのですね。

 雰囲気からするとお勉強をする真面目なお仲間ではなく、お遊びの中心のサークル仲間らしい雰囲気がプンプンです。

 その時、ある若者が、「おおゆきやま、ってどこだ?カーナビに出ないぞ!」と叫んでいます。

 おおゆきやま?そんな山あったっけ?と考えていると、仲間が、「それは、たいせつざん、と読むんじゃないかな?」と教えています。

 なるほど、おおゆきやま、では、いかに優秀なカーナビでも出ないかもしれません。

 しかし、それにしても、中学校の社会科で、大雪山、って習わないのかな?

 とんでもない山奥に行ってしまって、ヒグマさんとかくれんぼをするはめにならなければいいのですが…。

 そういえば、東川町の小・中学校、高校では、先週の金曜日から2学期が始まりました。

 冬休みが長いので、その分、夏休みは少し短いのです(じーじが子どもの頃に住んでいた旭川もそうでした)。

 小学生のちびっこたちは元気いっぱいに通学をしています。

 おおゆきやま、と読んでしまう大学生も、早めに夏休みを終えて、勉強を再開したほうがいいのかもしれません。    (2017.8 記)

   

 

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北海道東川町の歩道には何本もの大木が昔のまま残されています-じーじの2017北海道の旅

2024年08月20日 | ひとり旅で考える

 2017年のブログです

     *

 北海道東川町にいます。

 朝夕、散歩をしています。

 散歩をしていて気がついたのですが、東川町の歩道には何本もの大木が昔の姿そのままに残されています。

 最初は歩くのに、なんだか邪魔だな、と思ったのですが、よく考えてみれば、昔からの大木が、歩道を作るときに、意図的に残されているわけで、これはすごいことだと思います。 

 これが、ほかの町や都会だったら、道路整備で歩道を作るときに、邪魔になる木は切ってしまうのではないでしょうか。

 それが、東川町では、歩道の景観や便利性より木のほうが優先しています。

 人にだけでなく、木にも優しい町なのですね。

 木に優しいということは、逆に、人にも優しいということでしょう。

 また、歩道だけではなく、公園はもとより、学校や病院、役所などをはじめとする公共の施設でも、その周囲や駐車場には必ず大木が並んでいます。

 おかげで、散歩の途中でも木陰が多く、涼しく散歩ができます。

 人だけでなく、エゾリスさんやキタキツネさん、ヒグマさん(?)にも優しそうです。

 いい町です、東川。     (2017.8 記)

 

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3年ぶりにエゾユキウサギくんに会いました!-じーじの2021北海道の旅

2024年08月18日 | ひとり旅で考える

 2021年7月のブログです

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 朝、道の駅近くの公園の駐車場にタントくんをとめてぼーっとしていると、駐車場の入り口に黒い動物!

 犬かな?猫かな?と思って見ていると、なんか、ぴょん、ぴょん、しています。

 ぴょん、ぴょん?

 ぴょん、ぴょん、といえば、ウサギくん!

 そう、エゾユキウサギくんです。

 ユキウサギくんなのですが、夏なので真っ黒。

 3年前に会った時には茶色のユキウサギくんでしたが、今回は真っ黒くろすけくんです。

 駐車場の隣りが大きなとうもろこし畑なので、朝ごはんを食べにやってきたのかもしれません。

 じーじがなおもぼーっと見ていると、ユキウサギくんもじーっとしています。

 カウンセリングの時はしんぼう強いじーじですが、ふだんはどちらかというと短気なほうなので、じーじがタントくんから降りてみると、ユキウサギくんはあやしい気配を察知してか(?)、駐車場から動き出します。

 じーじもあとをついていくと、ユキウサギくんは道路でひなたぼっこをしています。

 じーじもひなたぼっこをしながら眺めていると、ユキウサギくんは近所のお宅の庭に隠れました。

 庭の中にユキウサギくんのおうちがあるのかもしれません。

 3年前に茶色のユキウサギくんと出会った場所からは200~300メートル離れたところ。

 同じユキウサギくんではなくて、たぶんご近所さんのユキウサギくんなのでしょう。

 エゾユキウサギくんの団地があるなんて(?)、いい町です、東川。     (2021.7 記)

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 2021年夏の追記です

 ぼーっとしていないと見えないものが世の中にはあるんですね。

 年寄りの特権ですね。     (2021.8 記)

    

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2019羽衣音楽祭に行ってきました-じーじの2019北海道の旅

2024年08月16日 | ひとり旅で考える

 2019年のブログです

     *

 昨日は東川町であった2019羽衣音楽祭に行ってきました。

 もう23回目になるのだそうです。

 以前にもおじゃましたことがあるのですが、東川町にあるかなり広くて立派な羽衣公園で行われます。

 野外ステージのある公園、大きな池や山もあって、ふだんから子どもたちが元気に遊んでいる公園です。

 そこで行われるアマチュアバンドの音楽祭、12組のバンドが朝の10時半から5夕方5時半までの7時間、素敵な演奏を聴かせてくれます。

 ふだんはあまり音楽とは縁がないじーじですが、生演奏はやっぱり違います。

 聴いているうちにこころがゆるやかになってきて、ひさしぶりにお昼から生ビールをいただきます。

 酔いもあって、こころがさらに浮き立ちました。

 アマチュアバンドといっても、あちこちでライブをしていたり、CDを出している人たちもいて、レベルは高いです。

 英語での上手な歌に、会場にいたアメリカ人のかたが拍手をする光景も見られました。

 空は青空、白い雲、気持ちがいいです。

 トンボやチョウチョと戯れながら、いい音楽を楽しみます。

 池のまわりでは子どもたちが走りまわり、笑顔で見守るおかあさんと、あぶないわよ!と叫ぶおかあさんで賑やか。

 至福のひとときでした。     (2019.8 記)

 

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じーじ、朱鞠内湖(しゅまりないこ)でこころの美しい人々に感動する!-じーじの2018北海道の旅

2024年08月16日 | ひとり旅で考える

 2018年のブログです

     *

 昨日の東川の天気予報は曇りのち雨、しかし、朝から雨でした。

 それで曇り空を求めて、今回の旅2回目の北への旅をしました。

 前回は目的地は設定せずに、しかし、結果的に、美深の町まで行って、村上春樹さんの『羊をめぐる冒険』をめぐる旅(ややこしいですね)をしました。

 しかし、今回は違います。朱鞠内湖(しゅまりないこ)。じーじには似合わない美しい響きの湖です。 

 たまたま何日か前の北海道新聞で朱鞠内湖の記事を読み、戦争中にできた人工湖と知って興味があったところに、同じ日、宮下奈都さんの短編集『遠くの声に耳を澄ませて』(2012、新潮文庫)を読んでいたら、やはり朱鞠内湖を舞台にした小説が出てきて、その中で、何もないところ、と書かれていて、こころが動きました。

 こういう偶然は時々あることですが、やはりユングを尊敬するわたしとしては、この天の声を大切にしようと思いました。

 ということで、愛車タント号に乗って出発、なんと隣りの比布町に入ると雨も上がりました。

 快調なドライブで塩狩峠を越え、剣淵町、士別市に入り、ここから国道40号線と別れて、幌加内に向かいます。

 幌加内はお蕎麦で有名な町で、道の両側は蕎麦畑とじゃがいも畑。

 どちらも白い花をつけますので、白いじゅうたんのような畑が続き、夢のような景色です。

 1時間ほど走って、朱鞠内の集落。

 昔、ここまで鉄道が伸びていたということで、びっくりします。

 間もなく、朱鞠内湖に到着。

 今の朱鞠内湖は、何もないところ、ではなくて、湖畔に遊覧船やモーターボート、貸しボートがありました。

 しかし、人は少なく、喧騒からはほど遠く、静かな、美しい湖でした。

 森林と湖水と空が綺麗で、「美」に疎いじーじでも感動します。

 まるで東山魁夷の絵のようだと思いました。

 しばらく、静かで、美しい景色を堪能し、お昼のパンを食べて、帰ることにしました。

 と、ここでアクシデント発生、なんと財布をどこかに落としてしまいました。

 車の中や歩いたところを探しますが、見つかりません。

 しかたなく、恥ずかしさをしのんで、貸しボート屋さんに、財布の落とし物が届いていませんか?とお聞きすると、なんと拾った人が届けてくれたので、案内所に預けたとのこと。

 お礼をいって、案内所に行くと、困っているかもしれないと思ってすぐに駐在所に届けに行ったということ。

 恐縮をしていると、届けに行った職員さんと連絡を取ってくれて、まだ届け出前なので駐在所の前で待っていてくれるという。

 すぐに急行し、駐在所のところで、職員さんに免許証を提示して本人確認、無事、財布が戻ってきました。

 善意の素早いリレーのおかげてありがたいことに財布が戻りましたが、考えてみれば、こんな奇跡のようなことはおそらく都会などでは考えられないことで、財布を拾って届けてくださった方をはじめ、ボート屋さんのご夫婦、案内所のおじさん、駐在所まで届けに行ってくださった美人の職員さん、みなさんに本当に感謝です。

 朱鞠内の人たちは、こころも美しい人たちでした。     (2018.8 記)

 

 

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じーじ、露天風呂でネコちゃんに見つめられる(?)-じーじの2018北海道の旅 

2024年08月16日 | ひとり旅で考える

 2018年のブログです

     *

 事件(?)は昨日の夕方に起こりました。

 いつものように東川の隣り町の東神楽町の露天風呂に行くと、大雪山がきれい。

 久しぶりに全体がきれいに見えるな、と感心をしていると、そこに一匹のネコちゃん。

 え!ネコちゃん!

 そうなんです、黒いネコちゃんが露天風呂にやってきて、こちらを眺めています。

 なんで、ネコちゃんが露天風呂にいるんだ!

 長く生きてきたじーじも、露天風呂でネコちゃんに会うのは初めて、びっくりです!

 ネコちゃんはこちらの驚きにもかまわず、悠々とこちらを眺めています。

 メタボ気味のじーじはちょっと恥ずかしくなり、思わず湯船に沈みます。 

 ネコちゃんは慌てず、さりとて抗議もせず、大きな目でこちらを見ています。

 めすネコちゃん、なのでしょうか?

 湯船に沈んだじーじがだんだんのぼせてきて、困っても、ネコちゃんは平気です。

 じーじはいつものように湯船のそばの大きな岩に腰かけたいのですが、じっと見つめられているとそれもできません。

 じーじ、ピンチ!

 と、その時、ネコちゃんは女湯のほうに去っていきました。

 やれやれ、北海道での大冒険が始まりました。

(そういえば、去年は露天風呂でアブくんとの闘いがありました。北海道の露天風呂はなかなかワイルドです)       (2018. 7 記)

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