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不動産鑑定士運営の相談センターのブログ。佐賀での身の回りの出来事、発見、珍事など備忘録を兼ねて、遊び心でつづっていきます

建築物のライフサイクルの中で~エスプラッツ~

2011年06月04日 | 日記
先月、大量の足場が組まれ

すっかり“工事中”の装いとなっているエスプラッツ



ここの1階のアスタラビスタには何かとお世話になってますが

この建物全体を半年ほどかけて大規模修繕が実施される(されてる?)ようですね。

外壁のあちこちに落書きがあったのでアチャーッ

と、思ってたら工事個所に印を入れてたみたいですね。


マンションなどで、あくまで一般的なはなしですが建築後およそ15年が

大規模修繕の目安と言われていますが、

エスプラッツって13歳あたりですかね。

確かに経年にしてはフケちゃってんなぁとは思ってましたが

ちょいと早めのアンチエイジングってとこなんだろか。

秋口に完了しそうで、お色直し後を楽しみにしとこうと思います。


ちなみに、一口に大規模修繕といってもナンダカンダで結構な資金が必要になります。

モノによっては毎月積み立てる修繕積立金のストックでは不足することがあります。

非常に困るのが昭和40年代などわが国の高度成長期のマンションで

修繕積立金制度のないマンションです。

大規模に修繕しようにも資金のストックがないわけですから

緊急的に各所有者から資金を集めるか、外部から借り入れを起こすかなど

資金調達に著しく苦労することになるわけです。

仮に借りるにしても法人化していない組合が借り入れを起こすのは

何かと手続き上、苦労が多いものです。

ほか、総戸数の少ないマンションで分譲時に売れ易くするためにも

修繕積立金が抑え気味な水準になっているものも要注意。

それとか総戸数の割にエレベータなどの設備や

メンテに手のかかる共用部分を抱えた物件もその分資金を要します。


ほとんど報道で目にしませんが

被災地でこうした深刻な悩みを抱えた分譲マンションの管理組合のご苦労が気懸かりです。

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