金融緩和でなんぼ時間稼ぎをしても
結局は本来目標とする“成長”を
手に入れることはできなかった。
中央銀行の資産を膨張させ、
ただでさえ膨れ上がったお国の債務を
一段と膨れさせ、
“時間”稼ぎをしたものの。
税と社会保障の一体改革。
これ、mustですよね。
確か三党合意だったと
記憶してます。
でもその三党がみんなして
今回先送りしてるとか。
消費税って
全部を社会保障の財源に充てるんですよね。
確かに1割の消費税って
買うモノやサービスにもよるけど
けっこう負担感あります。
(OECD加盟国はアベレージ的に2割くらいだってね)
しかし、消費税払って社会保障を買うわけなんで
払いっぱなしってわけじゃないんでしょ
消費税と社会保障って表裏一体なんでしょ
この国の成長戦略、生産力や将来の年金なんか考えたとき、
高齢化に突き進みながら人口の減少する姿に
国の明るさをどれほど感じることができるのか。
少子化対策こそ重要な社会保障政策。
それに
先延ばししたからって
その先で必ず上がると分かっている以上、
ホッとして消費意欲が湧いてくるもんじゃない。
少子化のなか、
賦課方式の年金の行く末を楽観する国民がおるわけない。
いつまでもそこに手を付けずに、
財政規律意識を見せぬまま
この期に及んでまだ旧態依然とした政治選択。
財政健全化目標は
2010年 G20 トロント・サミットや
2013年 G20 ワシントン・サミットで
日本が国際社会やマーケットにコミットしてきたもの。
政府の文書で「国際公約」とある。
これを前提とした政策立案とその実行に
粛々と立ち向かうのなら分かるが、
前提との距離を都合で変え続けるのは
如何なものか。
せめてここまでの総括を避けてはいかんでしょ。
プラン・ドゥ・チェック・アクション
P ・ D ・ C ・ A ですよ。
責任感あるとこ見せなきゃダメ。
できないなら少なくとも現行体制は代わるべき。
企業ならば現経営陣の退陣。
国内外を問わず、プロ経営者の招聘
みたいなことを考えてもいいので
成長軌道に乗せる国の姿をみたいし、
そういう日本で働いていたい。