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不動産鑑定士運営の相談センターのブログ。佐賀での身の回りの出来事、発見、珍事など備忘録を兼ねて、遊び心でつづっていきます

あらたな 復興予算報道にふれて

2021年03月04日 | 日記

東日本大震災からまもなく10年が経過するということで

様々なメディアで特集記事などが組まれている。

 

思い起こせば国内でこの10年の間には様々な自然災害が発生している。

いつどこで、という不安はなくならい。

 

復興構想7原則

この原則の7つ目には

「国民全体の連帯と分かち合いによって復興を推進する」旨が示されている。

少し曖昧さは残るがこれとリンクするように

復興特別税がもうけられた。復興財源調達の一つとしての増税である。

 

さてメディアが特集したものとして、

たとえば、

先月下旬にはNHKがこれまでの復興予算約32兆円の使途について

特集プログラムを組んでいた。

ちなみにこれによればその財源の約4割が増税で賄われたとのこと。

国民全体で負担し合ったものが大きく寄与しているのが分かる。

特集では防潮堤や道路や橋梁など有形のものに投じられた額などを報じる一方で

くらしなどに関する無形のものへの予算が縮小していくことに関する

切実な課題が報じられていた。

 

別のメディア[毎日新聞1面・3面]は今月1日、

被災地復興予算のあらたな流用問題を報じていた。

流用予算のうち返還請求額1,157,000百万円

については返還額が多くても339,800百万円

に止まり、返還されない額が817,200百万円

と、約7割もの額が返ってこないと報じている。

 

流用例自体は過去に報じられていたが

なんとも情けない。

国権の最高機関である国会をとおって

特別に増税策をつくったり

様々な予算繰りをしたものがこのザマとは。

 

今後も発生するであろう災害を想定すると余計に、

国会や会計検査できっと厳格なチェックがあるんでしょうな。

 

世間では日々いろんな問題が発生し

報道やSNSで様々な取り上げられ方をしてるけど

この件については個人的な受け止め方と世間の反応に

特にギャップを覚えるなぁ。

コメント
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