この鼻毛が百万石を保っておる
前田利常(としつね)[1593-1658]『名将言行録』
---------
利常(としつね)は加賀百万石の三代目藩主。前田家は最大の外様大名であったので、幕府はその勢力削減の機会をうかがっていた。ゆえに利常は凡庸(ぼんよう)を装ってひたすら自重した。その擬装の一つが鼻毛であったという。とにかく鼻毛を伸ばした。見兼ねたお坊主が謹言すると、利常は掲出のごとく答えた。実際には利常は、農政改革、産業振興、文化事業などに手腕を発揮し、加賀藩の基礎を盤石なものにした名君であった。
魂を揺さぶる偉人の一言
「名将名言録(平成23年版)」
株式会社トライエックス(http://www.try-x.jp/)
前田利常(としつね)[1593-1658]『名将言行録』
---------
利常(としつね)は加賀百万石の三代目藩主。前田家は最大の外様大名であったので、幕府はその勢力削減の機会をうかがっていた。ゆえに利常は凡庸(ぼんよう)を装ってひたすら自重した。その擬装の一つが鼻毛であったという。とにかく鼻毛を伸ばした。見兼ねたお坊主が謹言すると、利常は掲出のごとく答えた。実際には利常は、農政改革、産業振興、文化事業などに手腕を発揮し、加賀藩の基礎を盤石なものにした名君であった。
魂を揺さぶる偉人の一言
「名将名言録(平成23年版)」
株式会社トライエックス(http://www.try-x.jp/)