名将名言録（平成23年版）8月4日～8月5日

人皆（ひとみな）合戦のことを問うに、其（その）問ふべき要領は問はず、
問はで済むべきこ事を多く尋ねる故（ゆえ）、重ねての功に成らざるなり

竹中半兵衛（はんべえ） [1544-1579]　『名将言行録』
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軍師として名高い半兵衛（はんべえ）が、合戦の問答での欠点について語った言葉。
その欠点とは、聞くべき要点を聞かず、意味もないことをただ尋ねることという。結局、問答は役に立たないということである。さらに続けて、質問に答える側も同様の態度であるから、これまた役立たないと述べる。しして、どこで誰が手柄を立てたとか、一本鎗（やり）を持っての武者働きの話題に問答が終始するため、学び得るものにならないとも述べる。

魂を揺さぶる偉人の一言「名将名言録（平成23年版）」
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