この2週間ほど始発で出勤などをしていたこともあり、だいぶ疲労感があったけど、どうにかこの3連休で気持ちも楽になってきた藍色です。
さて、気分転換に「1分間シリーズ」を読んでいて、本田宗一郎、松下幸之助、ドラッガー、マイケル・ポーター、スティーブ・ジョブズと立て続けに読んでみました。
まあ経営側の一側面だけを読んでも、仕方ないところもあるのですが、気分転換には十分でした。
上手くいったことや、失敗したことだけをフォーカスしても仕方がないのですが、どんなビジョンで事にあたっていたかなどが少しは分かって、それが収穫だったかと。
MBAなんかをこれまでに勉強したわけではないので、自分には新鮮な軸(基準)でしたし。
戦略
食器洗濯機、という家電があります。
最近の家電の中では、テレビや洗濯機などと共に、ライフスタイルを変えたアイテムの1つだと、そう感じています。
新しいアイテム(ツール)としては、例えばfacebookなどのSNSもありますが、これらは使い方を誤ると消費者から時間を奪うだけの商品です。
一方で、食器洗濯機はそれまで家事にかかっていた時間を削減させ、その時間を家族や自分のために使えるようにする、時間を与える(解放する)商品かと思ってます(そのために対価を払うわけですが)。
食器洗濯機が出たばかりの頃はまだまだ高い商品でしたし、また食器くらい自分で洗えばいいじゃん?とも思っていましたが、家族がいたり、共働きだったりすれば、食事の用意だけでも大変でしょうし、その後の片付けが億劫に感じても仕方がないでしょう。
またそこに時間と労力をかけるよりも、例えば翌日に向けて疲れを残さないように過ごしたり、また家族との時間などに当てる方が、より建設的な気もします。
今あるものを、今見えている軸に沿って改良することは、ある意味当然の努力です。
一方で、それは他者にも見えている軸なわけで、当然競争に陥ります。
競争が起こることと、市場の拡大によってコストが下がり、消費者には好ましい状況となりますが、それが破綻するようでは問題です。
そこで、先の食器洗濯機のような、新しい市場を開く商品が必要だったりもします。
もちろん、それが良いと知れればすぐに他社も参入し、また競争に陥るわけですが、トップランナーにはそれを切り開いたノウハウと、他社が追随するまでのわずかの「時間」が与えられます。
このアドバンテージを活かして、また次に向かう力を貯めるのが、トップランナーの強みとなります。
一方、ジェネリック医薬品などを思い浮かべてもらえば分かるように、後発組にはトップランナーとは異なり、既にある技術を模倣すれば良いわけで、開発費が抑えられるメリットがあります。
一方で、後発組には「価格」以外の差別化要因が少なく、同じく後発で参入してくる業者同士での差別化が図り難いというデメリットもあります。
価格(安さ)だけを武器とすると、競争相手はそれこそ世界中にいるわけで、なかなかに難しい勝負な気がしています。
そこで勝つためには、例えば徹底したコスト構造を更新し続けるとか、市場に合った生産設備を持っているとか、そういった地の利も必要でしょう。
戦略としてはどちらでも良いのですが、要は自分たちの進むべき道はどっちで、それに向けてどんな努力をしていくかが明瞭でなくてはいけません。
「いにしえの道を聞きても唱えても 我が行いにせずばかいなし」という、いろは歌がありますが、さて私は何をしますかね。
さて、気分転換に「1分間シリーズ」を読んでいて、本田宗一郎、松下幸之助、ドラッガー、マイケル・ポーター、スティーブ・ジョブズと立て続けに読んでみました。
まあ経営側の一側面だけを読んでも、仕方ないところもあるのですが、気分転換には十分でした。
上手くいったことや、失敗したことだけをフォーカスしても仕方がないのですが、どんなビジョンで事にあたっていたかなどが少しは分かって、それが収穫だったかと。
MBAなんかをこれまでに勉強したわけではないので、自分には新鮮な軸(基準)でしたし。
戦略
食器洗濯機、という家電があります。
最近の家電の中では、テレビや洗濯機などと共に、ライフスタイルを変えたアイテムの1つだと、そう感じています。
新しいアイテム(ツール)としては、例えばfacebookなどのSNSもありますが、これらは使い方を誤ると消費者から時間を奪うだけの商品です。
一方で、食器洗濯機はそれまで家事にかかっていた時間を削減させ、その時間を家族や自分のために使えるようにする、時間を与える(解放する)商品かと思ってます(そのために対価を払うわけですが)。
食器洗濯機が出たばかりの頃はまだまだ高い商品でしたし、また食器くらい自分で洗えばいいじゃん?とも思っていましたが、家族がいたり、共働きだったりすれば、食事の用意だけでも大変でしょうし、その後の片付けが億劫に感じても仕方がないでしょう。
またそこに時間と労力をかけるよりも、例えば翌日に向けて疲れを残さないように過ごしたり、また家族との時間などに当てる方が、より建設的な気もします。
今あるものを、今見えている軸に沿って改良することは、ある意味当然の努力です。
一方で、それは他者にも見えている軸なわけで、当然競争に陥ります。
競争が起こることと、市場の拡大によってコストが下がり、消費者には好ましい状況となりますが、それが破綻するようでは問題です。
そこで、先の食器洗濯機のような、新しい市場を開く商品が必要だったりもします。
もちろん、それが良いと知れればすぐに他社も参入し、また競争に陥るわけですが、トップランナーにはそれを切り開いたノウハウと、他社が追随するまでのわずかの「時間」が与えられます。
このアドバンテージを活かして、また次に向かう力を貯めるのが、トップランナーの強みとなります。
一方、ジェネリック医薬品などを思い浮かべてもらえば分かるように、後発組にはトップランナーとは異なり、既にある技術を模倣すれば良いわけで、開発費が抑えられるメリットがあります。
一方で、後発組には「価格」以外の差別化要因が少なく、同じく後発で参入してくる業者同士での差別化が図り難いというデメリットもあります。
価格(安さ)だけを武器とすると、競争相手はそれこそ世界中にいるわけで、なかなかに難しい勝負な気がしています。
そこで勝つためには、例えば徹底したコスト構造を更新し続けるとか、市場に合った生産設備を持っているとか、そういった地の利も必要でしょう。
戦略としてはどちらでも良いのですが、要は自分たちの進むべき道はどっちで、それに向けてどんな努力をしていくかが明瞭でなくてはいけません。
「いにしえの道を聞きても唱えても 我が行いにせずばかいなし」という、いろは歌がありますが、さて私は何をしますかね。