藍こみっ

楽しみな未来へ向けて、昨日と違う明日への一歩

矛先

2021年02月27日 06時55分18秒 | 日記
月1が定着しつつある、今日この頃の藍色です。

やはりPC自体を開かなくなったことが大きいかな。仕事でPCを3台使うようになり、プライベートでPCを開くのがより億劫になった、というのもあるかも。

花粉の所為か、喉鼻がすこし詰まってきましたが、まあそれ以外は変わりなく過ごしています。

【ワクチンについて】

ファイザーのワクチンが医療関係者に対して、接種開始となりました。

接種前には、やれ政府の対応が遅いだとか、ワクチンは危ない?みたいな批判的な論調やメディアが多かった印象です。

個人的には、世界中がワクチンを争奪?している中で、日本政府は製薬企業と調整しながら、順次国民に必要な投与分を確保した訳で、特に不満はありません。

イスラエルが、このファイザー製のワクチンを大々的に?接種した国の1つですが、そこでも94%の高い予防効果がありました。

https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-israel-vaccine-idJPKBN2AO2ZD

これを受けて「打っても大丈夫そうなら、早く打ちたい。打つ人が増えて、コロナの影響を減らしたい」という認識が広まった、という解釈をしています。

イスラエルは人口880万ほどの国で、日本(1億2千万)の1/13くらいの規模です。

海外では、日本より多様な民族なので、欧米の治験結果をそのまま取り入れ易いかもしれませんし、日本より必要なワクチンの数も少なく済みます。

台湾やイスラエルを見て、「日本が遅い、政府が悪い」と言うのは簡単ですが、メディアも個人も?もう少し理解を深める必要があると思います。

※下は参考までに、政府のファイザー製ワクチンに関するページ。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer.html

さて日本では制限措置によって被感者が減ってきましたが、ではワクチンをどの位の人が接種すれば、実社会で「人が人に移す確率」が減ってくるのだろう。

実効再生産数が1を下回って、さて幾つになれば良いのだろう。全国値は、現在0.85ほどのようです。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210226/1000060881.html

患者数も全国的にはムラがあるので、どの地域の人がどれくらい接種すればコロナを下火にできるかはズレもあるでしょうが、世界中がコロナの影響を最小化できることを期待しています。

【薬の製造について】

さて一方で、ワクチンとは離れますが、薬の製造に関しては最近不祥事が続いています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210209/k10012857601000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210226/k10012886271000.html

1つは、水虫治療薬の製造過程で、誤って睡眠導入剤を混入させて、116日の業務停止となった小林化工。

もう1つは、同じく製造や品質管理に不備があるとして、(初めて)県から1か月ほどの業務停止が出そうな、日医工。

小林化工は売上高370億円で、日医工は売上高1800億円の、どちらも後発医薬品のメーカー。

後発医薬品は、国が少子高齢化に伴う医療費を軽減するために推奨してきましたが、先発品と(本来)薬の成分は同じかもしれませんが、製造や品質管理がおろそかでは、欠陥品です。

まあ小林化工は、製造過程で手順とは異なる混ぜ方などを日常的に行っていて、睡眠導入剤という他の薬を混ぜてしまった訳ですが。

手順や管理の「青写真」がしっかりしていても、それを日々きちんと行うかは会社やそこで働く従業員の方針や姿勢に起因します。

人は怠けたり、間違ったりする訳で、そのリスクを減らす、無くすのが手順であり、管理です。

個人的には、小林化工も日医工も同様の手順違反を繰り返しており、企業として信用できないと思っています。

自分は開発者へのリスペクトとか、この製造側の品質などの懸念から、基本的には先発品の方が好ましく感じています。

後発品メーカーは、おそらく製造管理の在り方、考え方を見直していかないといけないかなと。

医療費の削減に貢献しているメーカーとはなるので、適切な環境で製造・管理されることを願います。