田万川散歩

都会に伝えたい田舎の空気

山口グループホーム協会記念講演会

2016年03月06日 00時52分21秒 | 日記


仕事でお世話になっていて、また来年からは関係を持つであろう山口県宅老所・グループホーム協会の設立15周年記念講演会に出席のため、山口セミナーパークへ。

ここへ来ると毎度、まー坊の子守をした事を思い出す。

過去記事「研修中」

過去記事「研修中part2」


さて、今日は10時から16時半までの長丁場だけど映画、講演、シンポジウムと盛り沢山。

僕らは介護従業者で特に毎日『認知症』と関わっている認知症の専門職だが、そうでないおそらく国民のほとんどは『認知症』なんて関係なく生きているか、たとえ親が認知症を患っていても遠くに住んでいれば毎日頭を悩ますほどには考えることはないだろう、その程度の関心事だと思う。
それは仕方ない。
ただ、10年後に700万人認知症の時代となる。この数字をただの数として見るか、この700万人が社会に及ぼす様々な影響を考えるか。

理解が進めば心配は半減する。
初めて子供を育てる新米ママは母親や周りの経験者から助けられるように、知識や経験を持った人が周りにたくさんいれば、認知症もなんてことなく当たり前のことなんだと受け入れられる。

自分の親ばかりでなく、いつ自分がなるやもしれないものだし、いつ自分がわからなくなるやもしれない。隣の住人が認知症になって訪ねてくるかもしれない。運転する車に飛び出してくるかもしれない。
そんな心配もあるけれど、認知症になったら人間が終わりではない。それもちゃんと理解して欲しい。

だから僕らのような日々関わっている人間がもっともっとわかり易く、丁寧に『認知症』の理解を広めなければならないんだと今日、改めて感じた。