田万川散歩

都会に伝えたい田舎の空気

記念日

2011年10月24日 23時37分40秒 | 日記
本日は僕が赴任していたザンビア共和国の独立記念日。

そして僕ら夫婦の3度目の結婚記念日。

3年前の今日、僕ら夫婦は大雨の中タクシーで渋谷区役所に向かい、無事入籍を済ませた。その後、夫婦となって初めての食事をするため、インド料理屋に入り、隣のグループが下(しも)の話をする中で、カレーを食べた。

その夕方から腹を壊し、代々木上原のもつ鍋屋に行ったが、一口も食べれないほど悶絶した。

なんとか新居に辿りつき、休息するつもりがみるみるうちにドル相場が急落し投資で大損をした。

そんな3年前の今日。3年後に山口県に住んでいることなんて想像もしていなかった。


親子3人で向かえた今日、互いにサプライズでプレゼント。
僕からはありきたりだけど、花束を。



みー坊からはこれ。



リアルうさぎがたくさん描かれた下着。うさぎ年の記念。
自分では買うのにちょっとした勇気がいる柄。


花束は知人が運んでくれた。その方からは大きな大きなケーキのプレゼント。
まー坊の誕生日はプリンだけしか用意しなかったのに、、、ごめんね。




記念は大切にしようと、街の写真屋に出掛け記念写真をとった。
主役は僕ら夫婦なので、まー坊は面白いという理由だけで桃太郎の衣装を着せた。
まだ歩けない桃太郎。

夕方からは勤め先にあるスペースで知り合いとバーべキュー。
県内で獲れた鮎や近隣で獲ったサザエ、地酒の「東洋美人」など贅沢な夕食。



朝から晩までフル活動の記念日。
それでもお腹は平気だし、ドルも下がっていない。

疲れたまー坊は寝ているのに笑いながらベッドでじたばたしていた。

防災

2011年10月23日 23時35分29秒 | 日記


萩市江崎地区の総合防災訓練が行われ、僕は対象地域ではないものの勤務先の防災担当をしているため今後の自衛に役立てる目的で参加した。

今日集合したのは実際の避難場所ではないところ。というのも、目の前が海。津波警報の想定なのに津波に向かって避難してきたようなもの。もっといえば、ここはちょっとした高潮でも水に浸かる。なので、今日は“いちおう”の避難訓練だった。

今日の訓練に参加して感じたこと、それは津波以上に恐いと感じたことがあった。
訓練に参加したのは208名、その中で僕と同世代の人間は3名。その他はほぼ50歳以上、多くは60歳以上に見える。
訓練に来ている人は元気な高齢者。来ていない在宅の高齢者は計り知れない。
5年後、10年後、この地域はとんでもない高齢地域となる。300人を3人で支えるような地域。これが、いつ来るかわからない津波よりもずっと現実的で恐ろしい「時代の波」であるように感じた。

団塊の世代が高齢者(65歳)となる2015年、その方々がいわゆる後期高齢者(75歳)になる2025年、この現実を本気で何とかしなければならない。

残念ながら東京にいるとこの危機を感じることができない。たまに東京へ帰省すると高齢者に会わずに一日が終わることがあり、とても違和感を感じる。ここでは高齢者にしか会わない日のほうがずっと多い。いくらNHKが福祉や介護の番組をしたところで、世間的に高齢化社会の危機感をあおったところで中央の東京は別空間に過ぎないと、田舎に来て初めてわかった。

僕が住んでいるこの地域はすでに深刻な状態、日本の中でも高齢者問題の先進地域となっている。このことを逆にうまく利用し、今後の日本全体の対策を考えるモデルづくりをしていかなければ。