田万川散歩

都会に伝えたい田舎の空気

踊るしかない

2015年06月26日 02時04分40秒 | 日記
「踊るんだよ」
「音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。おいらの言っていることはわかるかい?踊るんだ。踊り続けるんだ何故踊るかなんて考えちゃいけない。意味なんてことは考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ。そんなこと考えだしたら足が停まる。一度足が停まったら、もうおいらには何ともしてあげられなくなってしまう。あんたの繋がりはもう何もなくなってしまう。永遠になくなってしまうんだよ。そうするとあんたはこっちの世界の中でしか生きていけなくなってしまう。どんどんこっちの世界に引き込まれてしまうんだ。だから足を停めちゃいけない。どれだけ馬鹿馬鹿しく思えても、そんなこと気にしちゃいけない。きちんとステップを踏んで踊り続けるんだよ。そして固まってしまったものを少しずつでもいいからほぐしていくんだよ。まだ手遅れになっていないものもあるはずだ。使えるものは全部使うんだよ。ベストを尽くすんだよ。怖がることは何もない。あんたはたしかに疲れている。疲れて、脅えている。誰にでもそういう時がある。何もかもが間違っているように感じられるんだ。だから足が停まってしまう」
「でも踊るしかないんだよ」
「それもとびっきり上手く踊るんだ。みんなが感心するくらいに。そうすればおいらもあんたのことを、手伝ってあげられるかもしれない。だから踊るんだよ。音楽の続く限り」

村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」より


今の僕は、踊るしかないんだ。

ジャガイモボーイ 収穫

2015年06月03日 04時24分52秒 | 日記


収穫!!

種イモの植え付けから間引き、水やりなどジャガイモボーイが丁寧に育てたジャガイモがしっかり実になり収穫できた。
小ぶりながらもまー坊は「うぉでかっ!」と嬉しそう。
もうしばらく置こうかと思ったが、ここ山口は梅雨入りしてしまったので土が湿る前に僕が急遽そのほかを掘ってしまった。
が、全部採ったら息子が残念がるのでまだ5本ほど残っている。また晴れたら掘らせよう。

先日、子供たちが通う超自然派保育園もよく遊びに行く益田市にある「あんな坂こんな坂自然公園」というところに
用事でその公園を手作りされている方を訪ねた。
用事が済んだ後、ご本人がその公園を案内してくれたのだが、これが素晴らしい。
山を切り開き、崖にロープをかけたり、自然のブランコを作ったり、竹林を切り開きコンサートホールを作ったり。
山の頂上にある展望デッキも最高。




こんな遊び場があれば子供はいろんなことを学べる。
山の下り道で滑るところがあれば、次の一歩をどこに出すか、どこに手を伸ばせば安全か瞬時に判断する、
そんな応用力も身につく。
「これこれ!」と感動しながら、作者にお話を聞き、展望を楽しんだ。

田万川には自然が文字通り山ほどあって、むしろ自然しかないのに、自然で遊べる場所がない。
今頃は自由に海や川では遊べない。家の前の道では近所の子供たちはボールを蹴ったりして
遊んでいるが、意外に車の出入りが多く(危険運転も多く)、うちはあまり出していない。

6月から「田万川まちづくり協議会」の青年部長に任命された。
この地域の青少年育成活動の中心とならなければならない。
もっと自由に遊べる場所を、そして親もリラックスできる、そんな場所を作れないかと考えようと思った。