田万川散歩

都会に伝えたい田舎の空気

夜歩き

2012年07月28日 01時39分47秒 | 日記


このあたりの飲食店はほぼ全て、といってもざっと3件程度だか、20時には閉店する。都会だったら「さぁ、飲みに行こう」という時間には蛙の鳴き声しか存在しない社会に暮らしている。

一昨日は近所のカラオケ小屋にてゴルフの打ち上げがあり、帰りの時間は忘れたけど歩いて帰った。
前も書いたかも知れないが、歩くことの少ない生活。せいぜいカイ君の散歩程度。
職場へも徒歩3分。車に乗っちゃえば15秒でついてしまう。あまりに近いと色んな意味でスイッチの切り替えが出来づらく、職場でのストレスを自宅に、また逆もしかりで持ち運んでしまう。

久々に夜一人で歩くのが心地よかった。 




イヌの日

2012年07月15日 01時14分16秒 | 日記
昨日はなにやらせわしい一日だった。

1.血だらけのカイ君
ニュースでもやっていたように、一昨晩はこのあたりも大雨となった。
普段から大した雨でなくとも僕らには聞こえない雷の音に怯え大騒ぎするカイ君。一度怯えスイッチが入ると瞳孔が大きく開き、
息使いは激しく、ヒステリックに玄関を壊しまくる。おかげでうちの玄関は人を迎えるにはあまりに汚い。
大抵はしばらくすると落ち着きを戻したり、ケージに閉じ込めると諦めて大人しくなるのだがその夜は閉じ込めたあとも
必死に抵抗していた。
あれ?大人しくなったと思って玄関をみるとカイ君がいない。

暗闇の部屋に光る目と荒い息遣い。
電気をつけるとこの有様。



一喝しまたケージへもどす。
ここからがひどかった。
無視をしようと寝たのが二時半ころ。
四時半、物音の激しさに目を覚まして玄関に出ると
あたりは血の海。
プラスティックのケージはぼろぼろ。
カイ君の顔や前足は血まみれで狂ったようにケージから出ようとしている。
かわいそうなカイ君。

雨の降る中、みー坊と血だらけの玄関を掃除し、それでも落ち着かないカイ君が見える位置で
カイ君が居座った布団を敷き寝たのでした。

2.捨てられた犬
二日前に家の周りで首輪をしている犬がうろうろしていた。
近所の家から「カイ君が放し飼いにされていて迷惑している」と役場に苦情が入り電話で通知を受けた。
その犬は黒茶で中型、あまり知らない人から見ればカイ君と見間違うかもしれない。

出勤時、カイ君をつれていると前からその犬がやってきた。
明らかに老犬で足やお尻に怪我があり、歩きもふらふらしている。
近寄ってくるものの手を出してかまれるのもこわいので通知を受けた役場に一方を入れた。

一旦カイ君を職場に置き、その犬を捕獲しようと出てみたが追うと逃げる。役場の方も
来てくれたがあまり深追いせず、結局逃げられてしまった。

カイ君流血の翌朝、眠い中で職場へ行くと前の山から遠吠えが聞こえる。
ずっとずっと鳴いていた。きっと動物にやられたか、穴におちたかで身動きができず
鳴いているに違いない。このままではのたれ死ぬだろう。
一方でまだまだうちの犬だと思っている地域の人が数人いることがわかったので
何とかせねばと捕獲に行くことにした。
といっても目指すは背丈ほどある藪の向こうの山の中。
長靴、カッパ、軍手に鎌を持っていざ行かん。

この時期は蛇も出る。足元は大雨でぬかるみ、触ったらかぶれる葉っぱも少なくない。
声はすぐ近くから聞こえる。なんとか開けたところにでるとそいつはいた。
僕を見ると逃げるように歩き出した。よかった、動ける。
だが山の中ではさすがに犬には勝てない。
道路にでるよう追いまわし公道にでた。
近所のおじさんも「あんた偉いねー」と応援してくれる。

追えば逃げる。このまま行けばまた国道に出て危ない。
もう覚悟をきめた。絶対に捕まえてやる。
民家のガレージに入ったすきに追い詰め、首輪に手を伸ばす。
そしてがぶり。
びっくりしたそいつは僕の左こぶしに噛み付いた。力もなく、歯も鋭さはないが
野犬にかまたのはまずい。が、ここでひよったら負けなのでしっかり首輪をつかみ
捕獲成功。
そいつもかんねんし、撫でてやると大人しい。
持っていたえさをあげると食べ始めた。応援してくれたおじさんもパンの耳を持ってきてくれた。

引っ張っていくが歩けず、すぐ倒れこんでしまうので僕は野生臭いそいつを抱え、職場まで連れ帰った。
牛乳とえさをあげた。もう先の長くないこいつに、おそらく捨てられてかなしみにつつまれたこいつに
少しでも人間のやさしさを感じて欲しかった。

役場に連絡するとケージを持ってきてくれ引き取ってもらった。
放送を掛けてくれるという。
もし飼い主が見つからなければ保健所へ連れて行かれるだろう。
それは仕方ない。山の中で飼い主を呼びながらのたれ死ぬよりはいい。

カイ君も生まれてまもなく兄弟数匹とともに捨てられていた。
保健所に収監され、カイ君以外はすべて引き取られていく中でカイ君だけ残り
殺処分の日が決まっていた。
その時に『Animal Rescue』という動物保護団体が間一髪で引き取りに成功し、育ててくれた。
僕らはそれを譲り受けた。

だからカイ君は幸せな犬なのだ。
だから捨て犬は見捨てられないのだ。

3.一日の締めくくり
こんなばたばたした1日、仕事が遅くまでかかっているとみー坊から連絡が。
「車のキーを持って帰ってしまった」
やれやれ。
外はまた大雨。カイ君も連れて帰らなければならない。
暗い中で連れて帰るのは慣れっこだがこの雨の中は・・・
でも仕方ない。
真っ暗の中で待つカイ君をリードにつなぎ、さて帰ろうとしたそのとき
足元にあった何かにつまづき、どろんこに向かって見事にこけた。
かさは折れ、携帯は放り出され、僕は顔からすべて泥だらけ。

骨だけになったかさをさしながら暗闇のどしゃぶりの中をとぼとぼと
カイ君をつれて帰宅したのでした。

2012夏 帰郷

2012年07月14日 01時48分07秒 | 日記


久しぶりに東京へ帰った。

飛行機に乗れば一時間半程度で帰れる距離だが、年に一度っきりしか帰ってこれないのはなんとも申し訳なく、もっと機会を作らねばと思う。

三十年間育った渋谷だけれどあまりの人の多に「こんな多かったっけ?気持ちわりー」と思ってしまうのはもうだいぶ田舎の感覚に浸食されてる証拠。

まずは親戚と会い前よりコミュニケーションがとれるようになったまー坊としっかり遊んでもらった。しかし2歳のいとこの息子と対面するやいなや得意の顔チョップ!
相手もビックリしてキョトンとする。公共の遊び場でもこれをしてしまい、相手を泣かせてしまううことがよくある。
大きな怪我をさせる前に再教育をせねば。

東京に帰るとやることが盛りだくさん。会いたい仲間がたくさんいる。買いたいものがたくさんある。
でもまー坊がいるので100%叶うわけもなく。それは仕方ない。

地元の仲間と会う。20年間、会って毎回同じ話をする。くだらないが僕にとって最高の時間。
子供同士が遊ぶ日が来たとうれしく感じる。この子たちと同じ年のころ、この公園で遊んでた仲間だから。
普段の生活で心底腹がよじれるほど笑うことはない。
けどこいつらと話しているとどうしてか、笑ってしまう。同じ話なのに。

大学職員時代の学生らと会う。
海外へ連れて行くとき不安でピーピー言っていたやつらが今じゃ立派な社会人。
社会の洗礼をぐっとこらえて働いている。たくましくなった。

ばたばたとした、わずか3日間の滞在だった。


<2012夏 帰郷> (※写真スピードは右下の砂時計マークで調整)

最新鋭到着

2012年07月05日 00時42分24秒 | 日記
ハイブリッド? 古い古い
電気?? 節電節電
完全エコの時代に突入し、最後に頼れるのは、そう

『手動』

最新鋭の芝刈り機が届きました!これぞ

『俺の手動芝刈り機』



悩みに悩み続けた庭の雑草。伸びきった芝生。
休みのたびに夫婦そろって切ったり抜いたり。
時間がいくらあっても足りないため遂に最新鋭を取り入れることにした。
灯油も電気も必要としない、ただひたすら押す、押す、押す。
さっそく試したが、こいつ、なかなかいい仕事してくれる。