中間玲子のブログ

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用意周到な嘘の見分け方

2010-07-08 23:26:24 | 心理学こぼれ話
昨日、「嘘」にふれましたが、
とある研究によると、嘘を見抜ける人は50%前後だったとか。

そしてなぜ見破られなかったかというと、
多くの人が「身振り」に注目したからだと
考察されているようです。

嘘をつく人も本当のことを言う人も、
同じように相手の目を見つめ、手を神経質に振り回したり
椅子の上でそわそわしたりすることはなかった。
(実際には嘘を言う人は動きが少なかったようですが)。
嘘を見抜くことができなかったのは、身振りに頼っていたからで、
実際はそういうものは嘘とは無関係だったとされています。

嘘を見抜く手がかりは、「話し方」にあったそうです。
嘘をつく人は全体的には口数が少なくくわしく語らない傾向、
にもかかわらず、本当のことを言っている人は言わないような
非常に細かい情報を提示するのだとか。

それらの研究では、アイコンタクトや表情よりも
言葉の方がもっともコントロールしにくいとされています。

通常は、非言語の方がコントロールしにくいとされます。

でも嘘の完璧なストーリーを仕上げていくべく
コントロールを完璧にするのは
とても難しいことなのかもしれません。

嘘の内容や脚本を記憶しないといけないし、
その内容に関連する情報を選択し記憶できるか、
そしてそれらをもとにしたそれらしいコメントを出せるか、など。
ハードルの高い作業です、嘘が大きくなればなるほど。
言ってみればそこから嘘が綻ぶ危険性を帯びていますから。

言語情報選択過程に限らず、自然の展開のものを
再現しようとする行為は一筋縄ではいかないということでしょうね。

ふだん身振りをみて本音をはかろうという習慣は、
用意周到な嘘を見抜く上ではかえって阻害的に働くということ!?

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