
沖縄に駐留するアメリカ軍が全ての軍人に飲酒制限命令を出している中、沖縄市で26日、アメリカ空軍の施設で働く軍属の男が酒気帯び運転の疑いで逮捕されました。
酒気帯び運転の疑いで逮捕されたのは、アメリカ空軍の軍属で、沖縄県警によると26日午前4時半頃、沖縄市の交差点で容疑者が運転する普通乗用車と軽自動車が衝突し、警察が容疑者の呼気を調べたところ、基準値の約4倍のアルコールが検出されたということです。
調べに対し容疑者は、
「前の日に飲んだ」
「出かけざまに口をゆすいだマウスウォッシュのアルコールだ」
などと話し、容疑を否認しているということで、警察は、酒を飲んだ時間や量などについて調べることにしています。
マウスウォッシュで酒気帯び運転の4倍のアルコールが検知されるとは思えませんが、それは推定無罪ということにしておきましょう。
問題は、この軍属が、前の日に酒を飲んだことは認めていることです。
沖縄駐留のアメリカ軍は、軍属の男による女性殺害事件などを受けて、全ての軍人を対象に出していた飲酒制限命令の期間を24日に今月28日までに延長したばかりでした。
どこまで、米軍になめられたままでいるのか、日本政府。
小手先の対策ではもはや対応不可能であることをよく示した事件です。
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今度の事件もたまたま軍属によるものだったということで、安倍首相が軍属の点だけ日米地位協定に手を入れておしまいということにしないかどうか、監視しないといけません。
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沖縄の米軍属を逮捕…綱紀粛正中
毎日新聞2016年6月26日 19時06分(最終更新 6月26日 19時14分)
沖縄県警は26日、在沖縄米空軍所属の軍属、フランシス・シェイクイーン容疑者(24)=沖縄市胡屋5=を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。容疑を否認し、「(酒は)前の日に自宅で飲んだ」と供述している。
逮捕容疑は、26日午前4時半ごろ、沖縄市桃原2の県道で、酒気帯びの状態で乗用車を運転したとしている。呼気から基準の約4倍のアルコールが検出された。
県警などによると、容疑者は嘉手納基地内にある販売店の店員で、基地外に居住している。「家を出る時に(アルコール成分の入った)マウスウオッシュを使った」とも供述しているという。
逮捕される直前に、容疑者は県道の交差点で軽乗用車と出合い頭に衝突する事故を起こした。軽乗用車を運転していた日本人男性(67)は肩やひじなどの痛みを訴えて病院に運ばれたが、軽傷とみられるという。
元米海兵隊員で軍属の男による女性殺害事件を受け、在沖縄米軍は5月27日〜今月28日を「哀悼期間」とし、米軍人に対し基地や自宅外での飲酒を禁止するなどの綱紀粛正策を実施中。軍属にも綱紀粛正策を守るよう求めている。しかし期間中の今月2日には、米海軍の2曹が飲酒運転で国道を逆走し、男女2人にけがをさせる事故も起こっている。
日米両政府は、軍属の扱いを巡って、米側の法的な特権を保障した日米地位協定を適用させる範囲を見直すことで合意している。【平川昌範】
沖縄の米軍属、酒気帯び運転容疑…飲酒制限中
沖縄県警沖縄署は26日、米軍嘉手納基地に勤務する米空軍軍属の男(24)(沖縄県沖縄市)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。
在沖縄米軍は、県内で起きた女性殺害遺棄事件を受け、県内の全米軍人に対し、基地外での飲酒や外泊を禁じる通達を出し、軍属らにも従うよう求めている。
発表によると、男は26日午前4時半頃、沖縄市桃原とうばるの交差点を酒気を帯びた状態で、乗用車を運転した疑い。交差点で日本人男性の軽乗用車と出合い頭に衝突。飲酒検知で基準値の約4倍のアルコール分が検出された。「前の日に自宅でワインを飲んだ。友達に会いに行く途中だった」と供述しているという。
在沖縄米軍は、5月27日から県内の全米軍人に基地外での飲酒や外泊を禁じているが、嘉手納基地の海軍2等兵曹の女が6月5日に酒酔い運転をしたなどとして逮捕された。禁止措置は24日までの予定だったが、28日まで延長された。
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ググれ!
自民党は明らかに公職選挙法違反の誇大な政党CMを放映させようと、テレビ局に弁護士まで送り込んでごり押しをしているというのだ。
明らかに公職選挙法にひっかかる、自民党は何を考えているのか、と」
アメリカの大統領の画像を勝手に出すなんてありえないだろう。
「これは報道ではなく広告ですから、肖像権やパブリシティ権の問題もある。
実際には2012年と2015年を比較すると正規雇用は36万人も減少している(しんぶん赤旗16年6月11日付)。
〈賃上げ2%達成3年連続〉というのも完全に誇大広告だ。厚労省の統計では実質賃金は5年連続でマイナスを記録している。
一部の局には弁護士まで送り込んできて、恫喝をはじめたというのだ。
メディアの独立性だけでなく、公職選挙法までをも力でねじ伏せようとする安倍政権に対して、
私たち有権者は報道の自由と民主主義を守るために、絶対に NOを突きつける必要がある。
時期が時期だけに我々の耳に届くようになっただけで、米軍側が実際に飲酒を規制しているのかどうかも疑わしいですね。
これで本当に「平和の為に軍が存在する」と言えるのでしょうか?
日本から出て行って欲しいのは当然として、軍隊というものの世界規模での縮小も早く行って欲しいですね。各国が財政難なのですから。
地球の平和の為に世界中に憲法9条を押し付けたい気持ちです。