国民民主党の玉木雄一郎代表が参院比例候補に求める「確認書」が酷い。緊急事態条項導入の改憲、原発の必要性を認めることを要求し、「党是である『対決より解決』の姿勢で政治活動に臨む」と与党へのすり寄りを強制

上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
国民民主党の玉木代表が2025年5月13日の記者会見で、7月の参院選の比例代表に擁立する候補者に対し、
「組織人として、党として合意した事項について反する行動はとらない」
「公認内定後に反する行為があった場合、取り消しなどの処分は受け入れる。
当選後、党を離れる場合は議席を返上する」
などとした確認書の提出を求めていることを明らかにしたのですが、国民民主党が候補者に絶対忠誠を求めるこの「踏み絵」の内容が酷くて驚きました。
まず、この確認書には
「党是である『対決より解決』の姿勢で政治活動に臨む。」
とあって、自公政権と対決しないことが大前提となっています。
立憲民主党の前の代表である泉健太氏の「政策提案型政党」を超える『対決より解決』型政党が国民民主党の党是だったとは、さすが第2自民党を自称する日本維新の会に続く第3自民党です。
絶対に与党と対決しないのが党是だなんて実態を見たら、国民民主党に政党としての魅力なんてこれっぽちもないではないですか。
あの恥ずかしい代表選挙からずっと言ってるのか。
第3自民党の国民民主党代表選挙が超恥ずかしい。玉木代表は「政策本位で与野党を超えて連携する」=自民・第2自民党の維新と連携、前原代表代行は「非自民・非共産の野党協力」=維新と連携、とどっちもどっち。
さらに、確認書は
「憲法については、党のこれまでの議論を踏まえ、緊急事態における国会機能維持等をはじめ、規範力を高めるための議論を進める」
と続いていて、自民党が出している改憲案の中でも、市民の基本的人権を侵害し放題になりかねない緊急事態条項という一番危険な条項に賛成することが条件になっています。
玉木氏らもそこが自分たちの方針の中で一番ヤバいとわかっていて、候補者が違うことを言いそうなところをピックアップして足かせをはめているわけですから、この国民民主党と玉木氏の確信犯的な右翼ぶりはタチが悪いです。
緊急事態条項が危ないのではなく
— 玉木雄一郎(国民民主党) (@tamakiyuichiro) May 3, 2024
本当に危ないのは…pic.twitter.com/zD18BUDYJk
国民民主党と参院選出馬予定の菅野志桜里氏が、外国人土地取得制限やスパイ防止法について「最早これらは『右の政策』ではなく国と国民を守る『真ん中の政策』としてやるべきです」と右翼丸出しのことを言い出した。
さらに、確認書には
「政策全般について、科学的根拠と事実に基づく観点から、議論及び立案を行う。命に関わる政策分野においてはその観点を特に重視する」
とした上で
「エネルギー安全保障の観点から原子力発電の必要性を認め、議論をすすめる」
と原発推進に賛成することが踏み絵になっているのですが、そもそも福島原発の大事故を経て、今はウクライナ戦争で原発が攻撃の目標になって危険だということも目の当たりにしているのですから、原発推進自体が「科学的根拠」を欠く最たる政策でしょう。
ウクライナ戦争と福島原発事故の教訓は、原発が戦争で攻撃目標になることであり、原発で事故が起これば取り返しがつかない被害が生じるということ。まだ原発を推進しようとしている自公政権と国民民主党を許さない。
玉木代表は記者会見で、この確認書について
「私たちとして譲れぬ一線、重要視すべき基準」
だと言ったのですが、
1 自公政権と対決しない
2 緊急事態条項という改憲に賛成する
3 原発推進
が国民民主党として「譲れぬ一線」であり「重要視すべき基準」だとして、比例候補者からこれに従うと一筆とるというのですから、こんな政党、存在すること自体が「国民」にとって有害無益なのは明らかです。
国民民主党の玉木雄一郎代表の傲慢な態度が酷すぎる。石破茂首相との初会談では原発の建て替えと新増設を要求。野党の企業・団体献金の禁止の協議には「結局通らないからパフォーマンスなので」と罵倒して欠席(呆)
参考記事
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
「しかも、こんな国民民主党が次の2025年7月の参院選で議席を増やすと予測されているのですから、選択的夫婦別姓制度の導入はますます遠のくことが予想されます。国民民主党支持の皆さんは、選択的夫婦別姓制度の導入を阻止するために国民民主党を支持しているようなものです。」
「今回は、今までメモしていなかったこちらの報道をメモします。統一教会系のメディアで玉木雄一郎は持ち上げられています。つまり、玉木雄一郎は統一教会から支援されています。」
玉木雄一郎は旧・統一教会系メディアに支援されている。玉木雄一郎を政界で活躍させるということは、統一教会を日本で公然と活躍させるようなもの。 #玉木雄一郎に騙されるな #国民民主党に騙されるな
kojitakenの日記さんより
編集後記
立憲民主党が選択的夫婦別姓法案を提出したのに対して、国民民主党は別法案をぶつけることを宣言。日本維新の会は旧姓使用強化法案を主張。自民党政権を助けることにしか関心がない民民と維新は日本に要らない政党だ
おまけに玉木代表は選択的夫婦別姓について自分たちで独自の法案を出すけど、まだその内容も出す時期も決まっていないというのです。
あと1か月余りしか通常国会の会期がないのに、これって立憲民主党などが出している法案が成立しないように足を引っ張り、潰すことだけが目的だと自白しているようなものです。
こんな政党が去年の秋の衆院選からずっと人気だなんて、愛と寛容のブログらしくなく、「日本死ね」といいたくもなります。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
国民民主党の玉木雄一郎代表は13日の記者会見で、参院選比例代表で擁立する候補予定者に対し、憲法や原発など重要政策で党の決定に従うことを求める確認書を提出させると表明した。確認書に反する行動があった場合の公認内定取り消しや、当選後の議席返上を求める。著名人や他党出身の政治家らの積極的な擁立を進めているが、過去に党の政策と異なる発言をしているケースなどが指摘されていた。
確認書では、憲法について「緊急事態における国会機能維持をはじめ議論を進める」と記載し、原発については「エネルギー安全保障の観点から必要性を認め議論を進める」とした。また、政策全般で「科学的根拠と事実に基づく観点から、議論、立案を行う」と記した。
導入に向けた法案作成を進める選択的夫婦別姓制度については記載しなかったが、玉木氏は会見で「賛否はあっていいが、決まったことには従うことが大事」と述べた。また、「当選後、反党行為があれば(議席を)返上することで徹底したい」と強調した。【遠藤修平】
国民民主が参院選候補に確認書提出求める『党の合意に反する行動とらない。反する行為は内定取り消しなど処分』 玉木代表が発表「譲れぬ一線」
5/13(火) 14:52配信 FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
国民民主党の玉木代表は13日の記者会見で、夏の参院選の比例代表に擁立する候補者に対し、「党として合意した事項に反する行動はとらない」などとした確認書の提出を求めていることを明らかにした。
会見で玉木氏は、参院選の候補者擁立作業について、「今月がヤマだと思うが、強化していきたい」とした上で、参院選比例代表に擁立する候補者に対し、「一筆、確認書を取った上で公認決定している」と述べた。
確認書では、「組織人として、党として合意した事項について反する行動はとらない」とした上で、「公認内定後に反する行為があった場合、取り消しなどの処分は受け入れる。当選後、党を離れる場合は議席を返上する」よう求めている。
そして、「党是である『対決より解決』の姿勢で政治活動に臨む。憲法については、党のこれまでの議論を踏まえ、緊急事態における国会機能維持等をはじめ、規範力を高めるための議論を進める」と明記。
さらに、「政策全般について、科学的根拠と事実に基づく観点から、議論及び立案を行う。命に関わる政策分野においてはその観点を特に重視する」とした上で、「エネルギー安全保障の観点から原子力発電の必要性を認め、議論をすすめる」と記している。
確認書について玉木氏は、「私たちとして譲れぬ一線、重要視すべき基準」との認識を示した。
また、玉木氏は、「これから重要な候補者選定は参院選だけではない。衆院選になると、比べものにならないぐらいの数の候補者を出さなければいけなくなる」と指摘し、「どういう基準で選ぶのかを公に示し、透明性のある形で決断していくことが重要だ」との考えを示した。
そして、「旧民主党政権や他党の色々な経緯の方がこれから出てくると思う」との見方を示し、「その時にも、こういった私たちの結党の理念や現在の考え方に合意しているかどうかが、我々の仲間として一緒にやっていく基準になる」と強調した。
フジテレビ,政治部
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
一応「自公国」なら衆参で過半数いけます
また自民は30年前に首班指名で「村山富一」と一致して書いたこともあるんだから、タマ〇ン総理も制度上不可能じゃありません
でもそうやって棚ぼたで総理になった玉木にいったい何ができるってんでしょう
30歳以下の税の減免?
初任給の倍増?
財源は?
「寝言は寝て言え」って与党は一笑に付しますよ
今の石破以上の急降下ぶりでネトウヨ・アイコンの座からは滑り落ちるでしょうよ
そもそも防衛増税を規定路線にした岸田が「配るなら取るな」の玉木を持ち上げること自体無定見の極みで、主導権を諦めてない高市や麻生を牽制したいだけでしょ