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タイ ~仏の国の輝き~展

2017-07-09 22:56:55 | 美術[た]
「タイ~仏の国の輝き~展」@東京国立博物館

 日タイ修好130周年ということで始まったタイの仏教美術展。タイには1度行ったことがある。バンコックのどこだったか忘れたけど金ぴか仏像を見た記憶がある。体中にまとわりつく暑さがサウナっぽいタイだった。今回も金ぴか仏像がいくつか来ている。

 歴史に沿って仏教に関するいろいろなものが150点展示されているが、いちばん興味をそそるのは仏像。菩薩もいるけど仏陀が多い。初っ端に登場するのは《ナーガ上の仏陀坐像》。これは姿勢の良いイケメン仏陀。ナーガというのは龍王ムチリンダというエロそうな名前のヘビで、台座からとぐろを巻いて光背の代わりに仏陀の後ろにそびえている。あちらのイケメン仏は日本のイケメンと言われる仏と違ってホントにシュっとした顔だちをしている。

 《仏陀遊行像》は地上へ降りるために足を踏み出した瞬間を捉えたもの。ウォーキングデッドではなくウォーキングブッダである。その姿はスラっとしてヒョロっとして優美な雰囲気を醸し出しているが顔は割と無表情。歩き出しているのに目を瞑っているのはつまづきやすいのでアブナイ。買い物かごは提げてないけど、なんとなくお買い物に来て「あぁらお元気!」なんて挨拶している近所のおばさんに似ている。


 《ラーマ2世王作の大扉》 は大仏殿ワット・スタットの巨大な扉、高さ5.6mもある細かい彫刻が施された扉で、右側だけが来日中。左側は火災か何かの折りに焼けてしまったらしい。この扉だけ写真撮影が可能になっている。


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