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ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

法条遥「ノンブル・シャッフル」

2025-07-06 07:46:52 | 
法条遥「ノンブル・シャッフル」ハヤカワ文庫JA 2025年

 先月映画を見て原作も読んだ「リライト」の著者・法条遥氏の新作が書店で目についたので読んでみた。10年ぶりの新作書き下ろしだそうだ。桃太郎、かぐや姫、シンデレラ、金の斧の女神が現代に甦るという話である。

 昨年「徳川家康がタイムリープしてきて総理大臣になる」という荒唐無稽なSF映画を見た。103歩ゆずって実在した戦国武将たちなら、ちょっとした手違いでタイムリープしても、ありえないけれどありえる話として許容できる。しかし、桃太郎たちは童話の中のキャラクターであり実在しないのだ。タイムリープするもクソもなく、ありえない上にありえない話である。なので読んでいてもそれほど危機感が沸いてこないが、そもそもそんな手に汗握る話ではない。

 そんなの放って置けばいいじゃん、と思うが、放って置くと物語が変わってしまい現代にパラドックスが生じてしまう、すでに変になっちゃっている、ということで、対応せざるを得なくなる。

 そこから先は編集のお仕事が延々と続くことになる。本に関わる仕事のプロたちがあーだこーだとヘリクツをこねて童話をもてあそぶ作品だ。そのもてあそび方はマニアックで面白いかもしれない。

 そういう(if)のいじり倒しは確かに楽しいよね。もしも浦島太郎がずっと玉手箱を開けなかったら、とか、もしも雪女が寒がりだったら、とか、もしも花咲かせん爺さんだったら、とか、もしも鶴が恩知らずだったら、とか、もしも鶴の倍返しだったら「やられたらやりかえす!倍返しだ!ツンツンツンツン」「いや助けたのに突っつくな!」




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