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ギメ東洋美術館浮世絵名品展

2007-02-03 23:59:20 | 美術[か]
ギメ東洋美術館浮世絵名品展@浮世絵太田記念美術館

 パリの国立ギメ東洋美術館から浮世絵が里帰り。葛飾北斎の「雨中の虎」(太田記念美術館蔵)と「龍図」(ギメ東洋美術館所蔵)がぬらりひょんなことから再びご対面することになったという、嘘のような本当の話(嘘のようでもないか)のビデオも上映していた。「雨中の虎」と「龍図」は畳張りの座敷に展示してあって、ここだけ靴を脱いで観覧。前期と後期で展示入れ替えがあって、後期の今は、歌川広重「月に雁」を見ることができた。むかし、高価な切手になっていたのでこれは嬉しい。切手は高くて買えなくて、「月に雁」と「見返り美人」の5枚つづりの模造品を買ったことがある。

 土曜日の午前中だったが、やたら混んでいた。初めのうちは2階に昇る人数まで制限していたが、降りてきたら誰も並んでない。どうしたのかと思ったら入場制限していた。それほど広くない展示室だから、ドットコムとニッチモサッチモいかなくなってしまう。

 ついでに原宿から渋谷まで歩いて、たばこと塩の博物館の「川柳と浮世絵で楽しむ江戸散歩」も見た。2月4日までなので滑り込みである。ギメは1000円、こちらは100円である。4階の特別展示質にて、浮世絵の横に関連する川柳が貼られていて、入場のときもらった小冊子に書いてある解説を読みながら見ていったら、意外にボリュームのある展示量に疲れてしまった。これで100円とは安いなぁ。おまけに混んでないから止まった時間の中にいられるし。北斎の娘の葛飾応為「新吉原夜景 張見世」のダークな色合いや構図が印象深かった。

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