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ザ・タワー

2012-02-27 22:47:57 | 美術[た]
「ザ・タワー ~都市と塔のものがたり~」@江戸東京博物館

 スカイツリー完成記念でタワー展、安易な企画だなぁと思っていたが、行ってみると予想外に面白い。もともと塔に限らず巨大建築は好きなのでなおさらである。バベルの塔から始まって、エッフェル塔、通天閣、東京タワーなどの建築にまつわる計画やエピソードなどを、設計図や写真、絵画などで解説。

 江戸博にも模型が建っている「浅草公園凌雲閣」関東大震災で壊れる前に上ってみたかった。凌雲閣は知っていたが、浅草公園にハリボテの富士山が作られて、見物人が上って景色を楽しんだなんて話は知らなかった。初代通天閣は凱旋門とエッフェル塔を上下にひっつけたデザインで、まるで某パクリ国家みたいなものだったようだ。

 建設当時は「パリの恥」とまで揶揄されたエッフェル塔、万博が終わってから、残すか壊すか改造するかという選択に迫られて、結果としてそのまま残ったが、この時の改造計画、改造案の絵や設計図がいろいろ展示してあって、ここはお笑いコーナーとなっている。エッフェル塔をまるごと覆っちゃう案や、なんか余分な土台や出っ張りが追加されて合体ロボ登場! もう笑うしかない。

 常設展示室には太陽の塔の黄色い顔がちょこんと置かれている。これは鉄製だが、大阪の塔はステンレス製の顔に付け替えられている。直径11mはけっこうデカい。幸い常設展示室には入り口の橋があるので、橋の上から心行くまで見物することができる。

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