
「トーマス・デマンド展」@東京都現代美術館
この人はフォトグラファーだが、写っているのは、厚紙を使って自作したほぼ実物大の模型、あるいはジオラマといったたぐいの立体物で、それを写真撮影したものを作品とする。その後、せっかく作った模型は壊してしまうという。もったいねぇおばけが出てきそうでマネできない。
最初は、自作した作品を撮影しておくだけだったのが、いつのまにか逆転してしまい、写真そのものが作品になってしまったのだそうだ。
写真に写っているものは、ちょっと見ただけでは単なる部屋の写真にしか見えないほど精巧にできている。厚紙で作ったものだと言われて、改めて目を凝らすと、なるほど確かに紙っぽい折れ目が見えたり、材質に違和感を感じたりすることになる。
トーマス・デマンドが切り取った情景は、単なる景色ではなく、ニュースやYouTubeで流れた写真や映像などをモチーフとしている。たとえば311震災後の福島原発制御室であったり、嵐に襲われたクルーズ船の監視カメラの映像であったり、さまざまなエピソードとともに記憶に残るシーンが使われている。
映像作品も4点展示されていて、それもやはり紙素材を使用した模型などをストップモーションで撮影したもので、違和感を感じたくて見入ってしまうような面白い作品となっている。
手作りのフォトグラファーってかっこいいと思った。
この人はフォトグラファーだが、写っているのは、厚紙を使って自作したほぼ実物大の模型、あるいはジオラマといったたぐいの立体物で、それを写真撮影したものを作品とする。その後、せっかく作った模型は壊してしまうという。もったいねぇおばけが出てきそうでマネできない。
最初は、自作した作品を撮影しておくだけだったのが、いつのまにか逆転してしまい、写真そのものが作品になってしまったのだそうだ。
写真に写っているものは、ちょっと見ただけでは単なる部屋の写真にしか見えないほど精巧にできている。厚紙で作ったものだと言われて、改めて目を凝らすと、なるほど確かに紙っぽい折れ目が見えたり、材質に違和感を感じたりすることになる。
トーマス・デマンドが切り取った情景は、単なる景色ではなく、ニュースやYouTubeで流れた写真や映像などをモチーフとしている。たとえば311震災後の福島原発制御室であったり、嵐に襲われたクルーズ船の監視カメラの映像であったり、さまざまなエピソードとともに記憶に残るシーンが使われている。
映像作品も4点展示されていて、それもやはり紙素材を使用した模型などをストップモーションで撮影したもので、違和感を感じたくて見入ってしまうような面白い作品となっている。
手作りのフォトグラファーってかっこいいと思った。
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