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アダム・ブース個展(西麻布)

2007-01-20 23:54:30 | 映画[あ]
 西麻布の九美洞ギャラリーでアダム・ブースというイギリス人画家の個展をやっている。俵屋宗達の描いた白い象に影響を受けたという日本画を描く日本在住の外国人。象というと去年見た伊藤若冲も思い出させるし、アダム・ブースのサイトを見たら、象のような、そして何か別の不思議なキャラクターが描かれていて、面白そうだと思い行ってみた。たまたまアダム・ブース氏もいて、カルマちゃんのことや、小さな像のことや、仏教画の靴のことなど、流暢な日本語で話してくれた。純日本的な花鳥画の中に、なにか得体の知れない生き物がなにげなく溶け込んでいるのが面白い「Looking after Karma」。マッチ箱の額に囲まれたまつげの長い象もよかった「ファンタチィック象」。

 2月10日~17日にセシオン杉並展示室という所で「日本に魅せられた作家たち」という展覧会も開催されるようだ。イギリス人アダム・ブースと、アメリカ人スタン・アンダーソン、中国人ヤン・シャオミンの合同展である。

 銀座から移ったという九美洞ギャラリーへは六本木駅から行ったが、地図がないとたどり着けないような秘境の裏街道の奥地にひっそりとあった。←言いすぎ。この場所でひとが来るのかと心配になるが、21日に開館する国立新美術館も近いので、今後は訪れる人も増えるかも。

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