VistaはハリボテLonghornにすぎない？

[PCウォッチ] Windows Vista β1に感じた期待と不安(本田雅一の「週刊モバイル通信」)
ベータ版が公開されあれやこれやといわれているVista(Longhorn)ですが、一風変わったレビュー記事が出てます。レビューというよりかは批評ですけどね。

Longhornは、これまでのWindowsのアーキテクチャを一新するほど根本から作り直していくという位置づけで開発されてきたとされました。その象徴が、WinFX WinFS Indigo Avalonなどの言葉でしょう。それが、実際にリリースする予定のものは、当初の野望を大幅に縮小させた「ハリボテ」になりそうだ、というものです。

WinFSがLonghornのリリース当初は搭載されないという話はそこそこ有名かと思います。これはリリース時期を優先するという判断だと聞かされてます。今回の本田氏の記事によれば、WinFSの見送りが決まった頃に、WinFXがらみのAPI実装もリリースに間に合わすことを優先に野望を大幅に縮小させたととらえることができます。

ベータ版レビュー記事では、Virtual Foldersの機能に関することがかかれることが多いですが、これなんてまさしくWinFSの後ろ盾のない「ハリボテ」以外の何者でもないと感じた人は多いんじゃないでしょうか。これ以外にも随所でMicrosoftの手抜きが見られる・・・なんてことにならなきゃいいですが。