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コピーナインタイムスに対する疑問

2007年07月22日 02時48分51秒 | 業界動向
[AVウォッチ] コピー回数の変更だけでコピーワンス問題は解決できない (本田雅一のAV Trends)
先日のコピーナインタイムスについて、本田氏が今回の流れを痛烈に批判しています。特に、放送波を録画した"オリジナル"(=一つ目のコピー)を残しておかない限りダビングができない(HDD上なので数年でなくなる)、コピーナインタイムスを認めれば次の改定はたぶんない、という点を問題視しています。

総務省も元々はEPN運用を見据えていただけに、著作権管理団体側の強い意向があったのは明らかでしょう。EPN運用を主張するJEITAを突き放している点からも、今回のコピーナインタイムスについて著作権管理団体側は「大幅な譲歩」と理解しているのでしょう。

「大幅な譲歩」だと思っている時点で、もはや消費者がコピーワンス問題をどのように見ているのかを理解していないんじゃないかと思われるんですが。厳密には、消費者ではなくて、「その辺の事情に詳しい一部の消費者」でしょうけど、結局市場の流れを作るのは結局そういう人たちなんで。

個人的な意見としては、著作権管理団体側にいわれるがままに機器を作っているメーカもどうなのかと疑問に思います。"iPodショック"も結局は、著作権管理団体らに配慮して、日本メーカはあえてMP3などを自由にコピーできない機器だけを作り、そこへMP3などを自由にコピーできるiPodがやってきて市場を一気にとられたという背景があります。現状はメーカは、直接は文句を言わずに"JEITA"という団体を一つはさんでしか意見を言わないですし。(このへん見れば、JEITAがどういう団体なのかは一目瞭然でしょう。)

1 コメント

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Unknown (rarul)
2007-07-24 03:51:07
予想通りだけど、小寺氏も痛烈に批判してますな。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0707/23/news009.html
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