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らるるのIT業界ピックアップニュース

日々IT系ニュースサイトを巡回して興味を持ったニュースをずらずらと紹介。

SCO問題は穏便に終わりそう?

2004年12月04日 01時10分57秒 | 著作権
[ITmedia エンタープライズ] UNIX訴訟の合意内容が明らかに――SCO、苦境に
Linuxのソースコードに著作権違反があるというふれこみで騒動が起きたいわゆるSCO問題は、実は合意のもとにLinuxに利用されていたという時の合意文章が公開されたとのニュースとなってます。これで大きくSCO問題は、Linuxユーザに大きな損害なく終わることになりそうです。

ただ今回はこれでよかったものの、今後も似たような訴訟が起こる可能性は否定できません。Windowsの免責保証に魅力があるのが現実かと思います。

Web上の情報の二次的利用に関する著作権話

2004年11月30日 02時03分26秒 | 著作権
[ITmedia エンタープライズ] あなたのBlogは誰のもの
Blogサービスの規約に「著作者人格権を行使しないこと」などと書かれているものが多いですが、その多くは「新着Blog/検索/ランキング」といったページに勝手に利用しますよという程度のものを指してることが多いです。しかし、ユーザもサービス提供している側も著作権がらみの話に過敏になっているため、あらぬ騒動が定期的に起こってますね。

たとえばこのgoo blogの場合、「ブログ検索高度化実験」という名目でgooラボの研究のための実テータとして使われてます。大部分のユーザがこの程度ではぐーたれることもなく、またサービス提供者側もこの程度の利用までしか想定してないことが多いです。でも、これをいざ規約に書いてしまうと、あらぬ騒動になると。

ほかは、[2ch 携帯アプリ]【SH506iC】携帯で電子書籍(XMDF,TEXT)【V602SH】なんかではWeb上で見つけたいいコンテンツをテキスト化してアップローダで共有するようなことがされてますが、引用元に断りなしにやるとあらぬ紛争になってしまいがちですね。相手へのわびメールとと引用元明記しとけばいいんですが、やっぱ面倒なんすよね。わびメールで拒否するような人もそんなに多いとは思えないんすけどね。

一番心配なのは、人格権的なとこを守らずに勝手に利用され、知らないところで知らない間に誤解された形で広まってしまうって事態でしょう。デマってのは思った以上に抑制しにくいんですよ。ちょっとミスを含んで書いてしまった日記が、勝手に引用され勝手に改変され勝手に広まってしまう、広まってしまった後に「こんなミスを広めるとは何事だ」と。

何が言いたいかというと、引用時は引用元を必ず明記しましょうね。

ネット配信が盛んでないのは需要がないから?

2004年11月27日 01時02分26秒 | 著作権
[Internetウォッチ] 「著作権法改正は“大技”ではなく“中技”で着々と」文化庁吉川氏
インターネットでコンテンツ配信すればコストが削減できて万人が満足 ~ そんな空想が夢物語であり続けている要因の一つに「需要がない」が上がってます。ホントかどうかは私にはわかんないです。

ただ、これだけ相次いで音楽配信サービスが発表されているのにもかかわらず、具体的に「**が儲かってる・流行ってる」という話を聞かないあたり、需要がないという主張もあながち間違いでもないかも。みんな、フライングで失格になりたくない・後出しじゃんけんしたいので、料金を極端に下げたくもない。そんな状況なんでしょうね。そんな状況をあざ笑うのはiPodのみ?

混乱するはてなの住所登録

2004年11月11日 20時56分58秒 | 著作権
[ITmedia エンタープライズ] はてな、住所登録に関して広く意見を募集
はてなの登録者を特定できない場合公開されているコンテンツについての責任を事業者であるはてなが負いかねない、という懸念により突如起こった「住所登録願い」ですが、証書の説明がまずかったこともあり後日こういう経緯をちゃんと説明。ところが、さすがにこの懸念は考えすぎ、問題ある時ははてながコンテンツを削除すればいいんじゃ、などなどの意見もあり現在に至ってます。似たようなところでは2ちゃんねるのIP記録問題がありますが、要するにサービス提供しているだけなのに事業者として責任を問われたくないんですよね。その気持ちはよくわかります。

著作物には必ずライセンス事項を明記すべき?

2004年11月11日 02時32分19秒 | 著作権
[ITmedia ライフスタイル] 対談 小寺信良×津田大介(最終回)――著作権問題に、解決の糸口はあるか?
最終回となった第4回の対談です。放送・音楽業界にまつわる問題点・矛盾点が主なテーマとなってるんで、興味ある方全部読まれるのをおすすめします。

今回は特に著作権の意思表示が明確でないコンテンツについて注目したいです。肖像権を持ってる人が死んじゃったせいでコンテンツを勝手に流せないなんていう笑えない問題があるようです。死んじゃったなんてのは極端な例ですが、著作者がわからない・著作者と連絡取れない・著作者と連絡取るのすらめんどい、こういう状況は多いはずです。

んじゃコンテンツを自由に再利用して良さそうなライセンスということで適当に採用しようにも、たとえばFreeBSDライセンスの問題なんてのも指摘されてたりします。つまり今の著作権法での枠組みでは「自由に使っていい」という意思表示すら簡単にできないのです。なんだそれは、誰がこんな面倒な世界にした。。。憂鬱もんですな。

著作権保護と保護技術のあり方議論

2004年10月15日 10時21分29秒 | 著作権
[ITmedia ライフスタイル] 対談 小寺信良×津田大介(1)――「CCCDはみんながやめたいと思っていた」
ぶっちゃけタイトルにも出てますが、音楽業界者もCCCDやめたいと思っている人が多いようですね。結局CCCD騒動ってなんだったんでしょうかね。議題は、コピーワンスってどうなの?著作権保護のための個人認証などにわたっています。これ関連に興味ある人読む価値あり。

「2画面特許は無効」判決

2004年10月09日 01時46分12秒 | 著作権
[SlashdotJ] 携帯電話の2画面特許,NECとドコモ側が東京地裁で勝訴
折りたたみケータイで開いたときのメイン画面と閉じたときのサブ画面の構成に関する特許の争いに決着がついたそうです。詳細が載っていない(控訴とか上告とか)のでこれ以上は何とも言えませんが、いずれにしても突然空から降ってくる厄災になりつつある特許裁判、なんか理不尽です。

著作権保護問題の現在の方向

2004年10月05日 02時22分25秒 | 著作権
[Internetウォッチ] CCCDやWinnyなどコンテンツの保護や流通のあり方について東大でセミナー
Winny開発問題はそれほど特殊ではない、音楽CDの保護に走りすぎ、放送コンテンツの流通が進んでいない、なんて主張がなされているようです。CCCD導入は失敗だという立場での発言があってなかなか興味深いです。権利・保護問題の議論はまだまだ続きそうです。

ホームサーバとPCは相容れない

2004年09月23日 00時41分11秒 | 著作権
ITmedia ライフスタイル:第四回:“デジタルホーム”は、意外と不自由
長々と書かれていますが、PCのソフトウェアとして著作権保護されたコンテンツを扱うことはできない(=不正コピーされかねない)ので、デジタルホームネットワーク内では結局PCはのけ者になる可能性があると指摘してます。全く同感で、著作権問題をクリアするにはPCを排除する道しかないでしょうな。ケータイコンテンツもまさしくそういう感じです。

CCCDやめという流れにつながるか?

2004年09月17日 17時05分08秒 | 著作権
AVウォッチ エイベックス、CCCDの採用を弾力化。現場スタッフが採用決定
CCCDを推進してきたAvexですが、ちょっと前のドタバタからしばらくして、今度はCCCD導入を弾力的にするという方針転換です。素直に喜びたいところではあるんですがやっぱり素直に喜べないというか・・・
「iPodに代表されるようなHDDオーディオプレーヤーのさらなる普及を予想しており、新しい音楽の楽しみに対応することも理由のひとつ」「HDDオーディオプレーヤーへの転送やCD-Rコピーを可能にする新しいDRM技術が開発されれば、新技術の導入も積極的に検討していく。」
は本心なんでしょうか。というか、iPodは(日本ではまだアップルが音楽販売してないので)DRM対応してませんよ。。まぁそれ以前に、制作現場での協議でCCCDにするかどうか決めるらしいいんで、アーティストにCCCDにしろという無言の圧力がかかるのはさけられない気もする。

Winny幇助の初公判

2004年09月01日 22時47分43秒 | 著作権
ITmediaニュース:Winny事件初公判、開発者は無罪を主張
著作権違反に使われるかもしれないという意図があるだけで幇助とするには無理があるし、かといってそういうおそれを予期しなかったわけがないし。どちらも決め手に欠けてあいまいなまま無罪で終わるような気がする。コンテンツビジネスが絡むだけに、日本で独自に判断はできず、アメリカでの決着を見てからアメリカにならえとなるでしょうな。