三人の白髪の婦人方がキャッツスキル・ホテルで息子の自慢話

　 フレッチャー婦人、コーンフィールド婦人、バウム婦人
　 三人の白髪の婦人方がキャッツスキル・ホテルで息子の自慢話に花を咲かせていた
　
　 「宅の息子は医者なんざますの」フレッチャー婦人は言った
　「内科医で外科医で専門医なんざます。大金を稼ぎますでしょ
　 ですから、ニューヨークのパークアヴェニューにマンションを一棟持ってますのよ」
　
　 「それはそれは」コーンフィールド婦人は言った
　「宅の息子は弁護士なんざます。離婚や事故処理、税金関係に保険関係を扱ってますの
　 それはそれは成功しておりますでしょう
　 ですから、五番街にマンションを二棟、所有しておりますの」

　「奥様方」バウム婦人の番だった
「そんな大成功を治めている息子さんをお持ちになっていることを誇りに思うべきざますわ
　 家の息子なんざ、真実を語らなければなりませんわね、ホモなんざますの」

　「まあ、何て恥知らずな」コーンフィールド婦人が言った
　「で、一体、何を為さっていますの ? 」
　「それがですね、何もしておりませんのよ」バウム婦人は答えた

　 「でもね、幸い息子には友人が二人おりましてね
　 一人はパークアヴェニューにマンションを一棟所有している医師で
　 もう一人はマンションを二棟、所有している弁護士なんだとか……」

　　

　　

 

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法皇が死んだ

法皇が死んだ
ところが、枢機卿たちに話して聞かすために、もう一度、地上に舞い戻ることを許されたという

法皇の周りには興奮した面持ちの枢機卿が大勢集まっていた

「で、“あの方”はどのような方なのです ? 」彼らは大きな声で尋ねた

「やはり絵に描かれているように長い白鬚をたくわえた、お年を召された方なのですか ?
　教えて下さい、あの方のことを我々に説明して下さい」

「ふーむ、そこじゃよ」法皇は言った
「そもそもだ、あの方は女性でな、しかも黒人なんじゃ」

　　

　　

 

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模造品

新婚ほやほやのキャロルが
愛するロメオは“model husband - 模範的な夫”だと自慢して回っていた
そこで、我々は辞書を開いて
“model husband ”の“model”という単語を調べてみることにした

すると、それは“模造品”という意味であることが判明した

　　

　　

 

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胸毛を見せてやったんじゃよ

　フィンクルスタイン爺がルーシーに老齢年金を申し込みに町まで行ってくると告げた
　ルーシーは言った
「でもサムっ、出生証明書もないのに、どうやって自分の年齢を証明すんの ? 」
「まあ、心配しなさんなって」と言い残し、フィンクルスタイン爺は出かけていった

　数時間で戻ってきたフィンクは最初の小切手は月曜日に手に入ることになったと告げた
「あ～ら、でも、あんた、どうやって年齢を証明したのさ ? 」
「な～に簡単なことじゃよ」フィンクは言った
「シャツのボタンを外してだな、奴らに白くなった胸毛を見せてやったんじゃよ」

「あら、どうせそこまでしたんなら、ついでにパンツも脱いでさ」ルーシーは噛みついた
「どうして、“身障者年金”も申し込んでこないのかね～、たくっ !! 」

　　

　　

 

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“今度の父親”とは上手くいっている ?

　女が塀に寄りかかりながら隣の少年に
「“今度の父親”とは上手くいっている ? 」と尋ねた
「うん、すごく上手くいってるよ」少年は答えた

「今度のお父ちゃんは毎朝、ボクをボートに乗せて、沖まで漕ぎ出すんだ
　でね、ボクを海の中に放り込むんだ
　 でね、ボク、浜辺まで泳いで戻るんだ」

「でも、それって一寸危なくない、あんたみたいな小さな子には ? 」女は訊いた

「どうってことないよ
大変なのはね、結わえられた結び目を解いてね
入れられていた袋の中から　脱出することくらいだよ」

　　

　　

 

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年増の雌牛が二頭、仲良く並んで反芻していた

年増の雌牛が二頭、仲良く並んで反芻していた
　その内の一頭が頭をもたげて言った
「ちょ・ちょ・ちょいと、見てごらんなさいよ、寄り目の雄牛がこっちへやって来るわよ
　私たち、もっと離れた方がいいわ
　 じゃないと、寄り目のあいつ、私たちのこと、見過ごして行っちゃうわ

　　

　　

 

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いつもいつも“欲求”にひどく悩まされているんだ

　ある日のこと、若いハーシャルはハイミーに相談した
「父さん、ぼく、いつもいつも“欲求”にひどく悩まされているんだ」
　ハイミーはラビのところへ行くように言った

「ラビ」ハーシャルは言った
「夜中になっても、ナニが“勃起”つんですけど」　
「いいか、もっと気合いを入れて祈るじゃ」ラビは助言を与えた
　ハーシャルは家へ帰っていった
　
数日後、ハーシャルは再びハイミーのところへ相談に行った
「父さん、ぼく、まだ悩まされているんだけど」
「もう一回、ラビに会いに行ってごらん」ハイミーは助言した
　
　 ところが生憎、ラビは留守だった
　そこで、ラビの女房がハーシャルの問題を聞くことになった

「とっても強い“欲求”があるんですけど」ハーシャルは説明した
「あ～ら、そんなの簡単よ」ラビの女房は答えた
　彼女はハーシャルを寝室へ連れていき、愛を交わした

　ハーシャルが家に帰ると、ハイミーは尋ねた
「で、どうだった ? 」

「うん、とっても素晴らしかった」ハーシャルは答えた
「ラビの頭ん中にあるもんより、ラビの奥さんの脚の間にあるもんの方が役に立ったよ」

　　

　　

 

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ハーレムの女たち

　ハーレムの女たちが丸くなって坐り、サイコロを分厚いペルシャ絨毯の上に転がしていた
　サイコロは興奮した女たちの手から手へ、順繰りに手渡されていった

　突然、歓声が上がった「今夜はカメリアの番よ。可哀想なカメリア」

　カメリアは深くため息を吐きながら起き上がると
　 力ない足取りでベルベットのカーテンの向こうへ姿を消した

「ああ、私、本当にあの娘じゃなくてよかった」グロリアは言った
「これで今週、三度目よ、あの娘が皿洗いしなくちゃならなくなったのは」

　　

　　

 

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痛さの度合い

痛さの度合い

ある女性が妊娠して近くの産婦人科に出かけた。
女医は初めての妊娠である彼女に、何か質問は無いかと尋ねた。
彼女は少々心配しながら言った。
「産みの苦しみってどの程度のものなんですか？」
女医は困ったような顔をして言った。
「そうねぇ。なかなか、言葉では難しいわねぇ。」
「そうだわ！。あなた、自分の上唇をつかんでみて！」
「こ、こうですか。」
「うん。それを上に引っ張ってみて。」
「このくらいですか？」
「ううん。もっと。」
「こ、これくらい？。」
「どう、痛い？」
「ええ、まあ。」
「じゃ、今度はそれを頭の上まで引っ張ってみて！」

　　

　　

 

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本人は反省しています

警察「ここは通行禁止ですので罰金払って」
朝日記者「ここが通行禁止なのはおかしい。」
朝日広報「依怙地になっているようだが、本人は反省しています」

　　

　　

 

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男性とネコ

「男性とネコ」

女性がネコを好む理由が分からない。

ネコは気ままで、人の言うことをきかない。呼んでもそばに来ないし、

夜遅くまで外にいるのを好む。家にいると構われるのを嫌い、

寝てばかりいる。

言い換えれば、男性の嫌なところを、ネコでは好むのである。

　　

　　

 

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Q&A

「Q&A」

Q:　パメラ・アンダーソンの胸の谷間はなんて呼ぶの？

A:　シリコン・バレー

　　

　　

 

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長旅

「長旅」　

家族でディズニーランドに行くことになった。

長距離ドライブだったので、「あとどのくらい」とか「いつ着くの」とか

質問しないという約束を子供たちとした。

約束は守られていたが昼頃になって、6歳の娘がこう言った。

「着くころには7歳になってゴーコースターに乗れるかもね」

　　

　　

 

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まだ余裕

「まだ余裕」

店内である母親が大声で息子を呼んでいるのが聞こえた。

「ジミー！　ジミー！」

店内の隅で6歳くらいの坊やがゲームで遊んでいた。

「あんたジミーじゃないの？」

「そうだよ」

「お母さんが呼んでるのが聞こえなかった？」

「聞こえたよ」

「なんでお母さんのところに行かないの？」

「まだそれほどヒステリックじゃないからね」

　　

　　

 

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買いすぎ

「買いすぎ」　

土産物屋でぶらぶらしていたら、そばの男性が話しかけてきた。

男性の妻は買い物の真っ最中だとのこと。

そのとき、頭上の電気が電力不足のせいか点滅した。

彼はため息をついて言った。

「妻がレジで支払しているんだ、きっと」

　　

　　

 

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