今年の夏だったか、
君が、俺の車に乗った時、
「何これ!何んで、馬のお面が車の中にあるの?」
興奮しながら俺に訊いたね。
「人助けをした時は、さりげなくいきたいからね。顔が出ていない方が良い」
俺は静かに答えた。
「欲しい。これ欲しい」と、ねだった君を、
「いつ、その時がくるかわからない。これは大事なものだから、あげられない」
そう言った。
君は、あまりにも、その馬のお面を、
欲しそうな、まなざしで見つめているものだから、
俺は、ついつい口が滑った。
「誕生日に買ってやるよ」
そして、君の誕生日の月が来た。
早いもんで、もう12月だ。
俺は、君と交わした約束を覚えている。
大人は、口ばっかしだと思われるのも、
大人として、男としても、あってはならない。
だから、俺は、いとこの姉ちゃんにメールをし、
いとこの姉ちゃんの子どもである君の誕生日を確認した。
人へプレゼントすることなんて、そうそうないけどな、
プレゼントする時は、結構、悩む。
君の場合は、もうリクエストがあるから悩まないけれど。
ただね、一つだけ悩んだ。
君は、もう一つ、俺にねだったものがある。
それは、ポストカード。
人からすれば、悩む必要がないかもしれない。
二つやればいいしょって話になるからな。
俺もな、この日記を書きながら、
馬のお面は後回しだなと思っている自分に罪悪感を感じ始めた。
そう馬のお面は、今回はなしだ。
それでも、馬のお面が欲しいんだってことになれば、
いつか、俺は、その約束を守る。
最高の馬のお面をプレゼントする。
今日、ポストカードに手紙をそえ、
君の手元だけではなく、君の心にも届けば良いなと願い、贈った。
15歳、誕生日おめでとう。
*****
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君が、俺の車に乗った時、
「何これ!何んで、馬のお面が車の中にあるの?」
興奮しながら俺に訊いたね。
「人助けをした時は、さりげなくいきたいからね。顔が出ていない方が良い」
俺は静かに答えた。
「欲しい。これ欲しい」と、ねだった君を、
「いつ、その時がくるかわからない。これは大事なものだから、あげられない」
そう言った。
君は、あまりにも、その馬のお面を、
欲しそうな、まなざしで見つめているものだから、
俺は、ついつい口が滑った。
「誕生日に買ってやるよ」
そして、君の誕生日の月が来た。
早いもんで、もう12月だ。
俺は、君と交わした約束を覚えている。
大人は、口ばっかしだと思われるのも、
大人として、男としても、あってはならない。
だから、俺は、いとこの姉ちゃんにメールをし、
いとこの姉ちゃんの子どもである君の誕生日を確認した。
人へプレゼントすることなんて、そうそうないけどな、
プレゼントする時は、結構、悩む。
君の場合は、もうリクエストがあるから悩まないけれど。
ただね、一つだけ悩んだ。
君は、もう一つ、俺にねだったものがある。
それは、ポストカード。
人からすれば、悩む必要がないかもしれない。
二つやればいいしょって話になるからな。
俺もな、この日記を書きながら、
馬のお面は後回しだなと思っている自分に罪悪感を感じ始めた。
そう馬のお面は、今回はなしだ。
それでも、馬のお面が欲しいんだってことになれば、
いつか、俺は、その約束を守る。
最高の馬のお面をプレゼントする。
今日、ポストカードに手紙をそえ、
君の手元だけではなく、君の心にも届けば良いなと願い、贈った。
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