「私は戌年で、今年で97歳になる。ところで、君は何年なんだい?」
「29歳、へび年です」
「いや、何年なんだい」
「・・・・・」
「へび年です」
年齢じゃなくて、干支だけを聞きたかったんだな。
木々は、冬の寒さにじっと耐え、
春を迎えて、生き返ったように、
鮮やかな緑色になった。
そんな温かい季節、
再び、おじいちゃんを見かけるようになった。
あいかわらず、その帽子には、花をつけている。
(過去日記:花のついた帽子の物語)
俺は、そのおじいちゃんと話をした。
「いつも、おじいちゃんを見ていると、楽しそうで、
俺も幸せな気持ちになっていました。
できれば、一緒に散歩をしたいです」
「今日は、薬屋に行くから、
また今度、一緒に散歩しよう」
おじいちゃんと、散歩をする約束をして、
その日は、終わった。
そのおじいちゃん。
雨が降っていない日には、
毎日のように、同じくらいの時間に散歩をしている。
俺が会って、話しができるのは、休みの日。
そして、雨が降っていない、次の休みの日を待った。
雨が降りそうな日曜日。
俺は、再び、おじいちゃんと話をする。
「できれば、多くの人に、おじいちゃんの話しをしたいんですけど、
写真を撮らせてもらって、良いですか?」
「いいよ、いいよ。写真を撮ってくれるのかね。どこで撮れば良い?」
「いつも通り、散歩してもらってて、かまいません」
「そうかね」
おじいちゃんと俺の2人が、話ていると、
おじいちゃんに会釈をする人、
おじいちゃんに話かけてくる人がいる。
花のついた帽子の話をしてくる人も、やっぱりいる。
「俺だけじゃなくて、このおじいちゃんに元気をもらっている人は、
やっぱり、他にもいるんだなぁ」とわかった。
話は変わり、この楽雲庵塾は、来月、7月19日をもって、3周年を迎える。
あと、約1ヶ月。
そこで、本日、その3周年を祝しての企画を発表したい。
今年の企画は、「個展」をすることにした。
その名も、「楽雲庵塾展」。
この前の土曜日。
その楽雲庵塾展の会場となる場所で、
少しばかり話をしてきた。
花のついた帽子の物語も展示する予定。
詳細は、後日、順を追って、書いていきます。
「29歳、へび年です」
「いや、何年なんだい」
「・・・・・」
「へび年です」
年齢じゃなくて、干支だけを聞きたかったんだな。
木々は、冬の寒さにじっと耐え、
春を迎えて、生き返ったように、
鮮やかな緑色になった。
そんな温かい季節、
再び、おじいちゃんを見かけるようになった。
あいかわらず、その帽子には、花をつけている。
(過去日記:花のついた帽子の物語)
俺は、そのおじいちゃんと話をした。
「いつも、おじいちゃんを見ていると、楽しそうで、
俺も幸せな気持ちになっていました。
できれば、一緒に散歩をしたいです」
「今日は、薬屋に行くから、
また今度、一緒に散歩しよう」
おじいちゃんと、散歩をする約束をして、
その日は、終わった。
そのおじいちゃん。
雨が降っていない日には、
毎日のように、同じくらいの時間に散歩をしている。
俺が会って、話しができるのは、休みの日。
そして、雨が降っていない、次の休みの日を待った。
雨が降りそうな日曜日。
俺は、再び、おじいちゃんと話をする。
「できれば、多くの人に、おじいちゃんの話しをしたいんですけど、
写真を撮らせてもらって、良いですか?」
「いいよ、いいよ。写真を撮ってくれるのかね。どこで撮れば良い?」
「いつも通り、散歩してもらってて、かまいません」
「そうかね」
おじいちゃんと俺の2人が、話ていると、
おじいちゃんに会釈をする人、
おじいちゃんに話かけてくる人がいる。
花のついた帽子の話をしてくる人も、やっぱりいる。
「俺だけじゃなくて、このおじいちゃんに元気をもらっている人は、
やっぱり、他にもいるんだなぁ」とわかった。
話は変わり、この楽雲庵塾は、来月、7月19日をもって、3周年を迎える。
あと、約1ヶ月。
そこで、本日、その3周年を祝しての企画を発表したい。
今年の企画は、「個展」をすることにした。
その名も、「楽雲庵塾展」。
この前の土曜日。
その楽雲庵塾展の会場となる場所で、
少しばかり話をしてきた。
花のついた帽子の物語も展示する予定。
詳細は、後日、順を追って、書いていきます。