碧き地平線の記憶

この小さき世界の中で

教えるという職業で、大津事件を考えると

2012-07-15 13:21:56 | Weblog
昔から、思っている事だが、実社会、世間、人間関係を、一切経験せずに、
学校を出てすぐに、人を教える事など本当に出来るのだろうか?
世間に放り出されて、頭を擦りつけ、理不尽さに悩み、人の心の痛みを
幾度も経験しないと、分からない・・・
それを何十年経験してもその度に頭を打つ・・・

せめて教職を志す人間は、最低でも3年以上は、いくつかの職業体験を
義務付ける事が必須とすべきなのではないか?
そして、一定期間、定期的に民間に入り、社会状況を体験させる。

ただ、教科書の内容をルーティンで、ペーストするだけなら、
民間の塾講師達の方が、プロフェッショナルだろう。
もっと言えば、激変していく現代社会、生活環境の中で、
根本は何も変わっていない公務員の体質で、対応が可能なのだろうか?

学校運営は、国が行い、授業は民間が入る、
そのほうが、子供達、学生も身になるのではないか。
現に、各授業で、町の各職業の人達が、行ってる授業風景を
見ていると、子供達は真剣に受け入れている。
(それで、飯を食っている人間の凄み、実力は彼等も肌で分かる)

極論だが、現在の資本主義?民主主義?の日本に、
防衛、災害、医療以外の、公務員制度は
果たして本当に不可欠なのだろうか?
と、思っている国民も多いと聞く。