ご訪問ありがとうございます。
先週末・・・
水野敦之先生 の連続講座
第三回目(最後)を受講しました
今回のテーマは「行動支援および自己認知支援でのフレームワークシートの応用活用」でした
いつものように午前中は講義で
午後からは演習です。一日仕事です。
講義では・・・
視覚支援というと
みんなアイデアの方をキャッチしてしまいがちだが
大事なのはプロセスの方である。ということ・・・
どのような手順で段階を踏むかを今回の講座では学んで欲しい~的なお話がありました
正に私の今の状態にもってこい
そう思うと・・・かなり体調が悪かったのですが、不思議と頑張れました
自己認知でいうと「自分について知ること」「周囲について知ること」このような項目でやんわりした
自己認知ということでしたが
行動支援の方は、参加者全員
子どもの気になっている行動を簡潔に一言で言うことをしました。
のっけからドキドキ~でも適度な緊張感があっていいですねっ
気になる行動というのは、その時の状況や相手や、その子の年齢などによって
OKとされる場合もあるし
特に自閉症の方の場合、常同行動(手のひらをひらひらしたり、ぴょんぴょん跳ねたり)について言及され
多くの本で、ニーズがある(自分をコントロールしたり落ち着かせたり)ので必要なことだと書かれているが
それはナンセンスだと思うと言われました。
ずっと1日中~ひもを引っ張っている状態は
気持ちをコントロールしているのだなと思うが
時間を区切ったりすることが大事と言われてました。
私もそう思います。
小さいうちは感覚ニーズとかもあるので、満たしてあげることも必要
だけれども、ずーとそればっかりではなくて
やってもいい時間を設定してあげたり、行動によっては場所を限定してあげたり
代替OKなことを教えてあげたりしないといけないと思っています。
時として回りに理解を求めることも必要な時があるとのことでした・・・それも行動支援なのだと
要するに「どのように考えて、どのように導くかを考える」ってことだそうです。
そして、気になる行動をあげていっても
その全てを支援するのではなく
認める行動なのか、支援が必要なのか?絞り込んで見極めることが大事だと教わりました。
またこれも今まで学んできたことと共通する認識ですが
日常生活の今と未来を考えて
達成しやすいことからやることが重要ということでした。
ここでまたABAの話が出てきて
ABC分析の話題になりました。
私たちの親の会でも、ABC分析を特性ベースに考えて
保護者のかたから出る子どもの困ったこと相談を
みんなで考えたことがありますが
まさに水野先生がおっしゃった通り
そして
ABC分析 と
氷山モデル のアセスメントの視点はほぼ一緒だとおっしゃられ感銘を受けました。
氷山モデルは、ABAのように行動に介入ではなくて
視覚的に考える方法だということも言われました。
それから、自閉症は脳の機能の違いのことを言われ
治す方法はないので
私たちができることは環境を整えることだと続けられ
支援する時に意識するべきことに
「シングルフォーカス=全体よりも細部に注目してしまう」 特性を上げられました。
だからこそ環境を整えることが有効とされているんでしょうねぇ(物理的構造化)
自己認知支援につていは
本人が整理することが大事なので、そのための支援を考えていくということでした。
そして事例を重ねることの重要性もおっしゃって
1つの学びで少しずつ変化させて教えていくことが
理解の困難を支援するといったことになると言われました。
ガツーンときました=333
このことについては演習でもぐいぐい私の心を掴んで離さず
私の中で今回の一番の収穫となりました。
そして昼前にチーム分けがあり
実際に「氷山モデルシート」「自立課題シート」に記入して支援を形にしていきます。
22歳と16歳・・・2例のうちどちらかを選び
チームで考えていきました
問題となっていることは事前に先生が話されましたので
その中のどこに焦点を当ててどう支援するかは午後から・・・
事例の方へ支援する時にどうするのかを大きな紙に書いて
各チームで発表しましたが
私のチームは一番最後・・・そして撃沈
先生が実際に行った支援を教えてもらい
ものすごく反省しました私
私たちはとにかく
自閉症の方の自分流の間違った認識を正しく導こうと、表面上のことしかやってませんでした
それでは支援者のエゴとなんら変わらない
その人がどう考え(脳の機能=特性)こうなっているのか?
そして最初に先生が説明された
本人が整理できるような支援に全くなっていませんでした
そういうことも踏まえてプロセスが大事だと痛感
わが子へのよりよい支援を考えていけるいい機会となりました。
対象の方は22歳の方を選びましたが
アスペルガーの方なので子ども時代も支援は受けられておられず
大人になって生きずらさを多分に抱えておられるのが
とても惜しい気持ち
でも大人になってきちんと支援を受けて、今は仕事に頑張っておられる姿には
未来への希望みたいないものを感じます。
大人の方の支援を考える機会でしたが
どんな子どもでも、いずれは大人になります。
未来の姿を思い描いて
幼少期を支援していくという~とても大事な視点を学べたと思います
小さいうちから、丁寧にプロセスを踏む、事例を重ねることが大事だと
心にしっかり刻みました
最後・・・一緒のチームだった
ななたんのパパさん がとっても良い質問をされました
親のアセスメント力を高めるポイントを教えてください・・・的な質問でした。
先生は、氷山モデルシートと特性シートで考えることを薦めると言われました
子どもの行動にすぐ反応してしまうのではなく
少しセーブして考えて対応してあげることが大事だと・・・
ほんとうにそうだと思います。
この子のこの行動は何なの?という時
かならず私も特性を頭に置くように今~意識しています(もちろんすぐに100%は無理です)
そうすることで、子どものストレスも軽減するはずだと信じています。(そうなると双方の関係性もよくなる)
そして私も先生の本の自閉症の特性解説の手引きは
ラミネートしていつでも見れる形にしています。
これを見るだけでも、ああこういうことね!と腑に落ちることたくさんあります。
ブックレビューでも書きましたが
バイブル的に使わせていただいています
相変わらずの長文ですが
今回も学びが多い講座でした
療育スキルの講座だけは・・・文字では伝わらないと思います。
ましてや私の拙い文章ではなお更
機会があれば是非~実際に受講して学ぶことをお勧めします
※ダメだしたくさんでしたので参考になりませんが、一応~引き続き丸秘にしてます(笑)
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